「4Kレストア版で鑑賞」大脱走 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
4Kレストア版で鑑賞
子供の頃から、すでに何度も観ており、その評価は揺るぎませんが、こうして「レストア」されると、細部までこだわった演出にあらためて感心してしまいます。
20世紀の名画達も、お色直しをして生き残っていくんでしょうね。「観たい」と思う人がいる限り。
今回、主人公たちが脱走をする背景や、動機を初めて知り、戦争の捕虜たちが収容所を逃げ出し、少しでもドイツ軍を手こずらせること、うまくすれば、戦場に復帰することを目的とするのだという使命がやや古臭い概念に感じられました。
ベトナム以降のアメリカでは、戦争に対する考え方もずいぶんとリベラルに染まっていったのでしょうが、この時代はまだパトリオティズムが幅を利かせていたんでしょうね。
戦争を背景とする割には、画面が開放的で、軽快な音楽の影響もあって、起きていることほどの深刻さはありません。
それにしても結末の厳しさは、マックイーンの苦笑いもあいまって、皮肉が利いていますね。
2016.10.3
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