「想像と違ってた」大脱走 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
想像と違ってた
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未見の名作をBS録画で視聴。色々な面で想像と違ってました。まず捕虜達が相当に自由な生活ができている状態が収容所のイメージと違ってた。実話ベースと言われなきゃ信じられない黄金の7人の様なギャグ混じりの脱出作戦。マックイーンは格好いい見せ場も多いが、孤高のヒーローとはちょっと違うし、ほとんどが逃げきれず銃殺にもなっていて爽快感とは違う後味。また逃走時に映るドイツ国内は全く戦時の悲惨さを感じないのも意外だった。90年代に4年ほど南ドイツに住んでいたことがあり変わらぬ町並みも懐かしかった。
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Moiさんのコメント
2025年3月30日
歴史的に言えば、ドイツ空軍の歴史にあると思っています。第一次世界大戦で初めて飛行機は戦闘に利用されました。ドイツで空軍が
創設された時点では飛行機は騎兵と同等の位置付けであり、当時のドイツ騎兵は貴族出身者が大半を占めていました。飛行士に関しても貴族出身が多いので有名で騎士道精神が空軍の精神として第二次大戦まで残ったのです。当然として空軍の捕虜は国防軍、SSに比べて自由な待遇であったのです。
Moiさんのコメント
2025年3月30日
共感ありがとうございます。
収容所が比較的自由であったのには歴史的な理由と管理部署の問題がありました。本作で描かれている収容所は空軍司令部が管理する本来将校を収容する施設です。国際法で捕虜将校の待遇は下士官、兵への待遇と比較しても楽で生活水準は高いものでした。この点はユダヤ人の収容所とは雲泥の差であった事は事実です。