劇場公開日 1963年8月3日

大脱走のレビュー・感想・評価

全101件中、1~20件目を表示

4.5スタラグ・ルフトIII の脱走劇(史実)を超越した作品。

2025年10月16日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

単純

1963年公開、アメリカ映画。

【監督】:ジョン・スタージェス
【脚本】:ジェームズ・クラヴェル、W・R・バーネット
【原作】:ポール・ブリックヒル〜『The Great Escape』

主な配役
【独房王ヒルツ】:スティーブ・マックイーン
【調達屋ヘンドリー】:ジェームズ・ガーナー
【″BIG X″ ロジャー】:リチャード・アッテンボロー
【ラムゼイ大佐】:ジェームズ・ドナルド
【トンネル王①ダニー】:チャールズ・ブロンソン
【トンネル王②ウイリー】:ジョン・レイトン
【偽造屋コリン】:ドナルド・プレザンス
【製造屋セジウィック】:ジェームズ・コバーン
【処理屋アシュレー=ピット】:デヴィッド・マッカラム
【情報屋マック】:ゴードン・ジャクソン
【測量屋カベンディッシュ】:ナイジェル・ストック
【元騎手アイブス】:アンガス・レニー
【ヒルツのグラブ保管役?ゴフ】:ジャド・テイラー

【収容所長フォン・ルーゲル】:ハンネス・メッセマー
【監視兵ウェルナー】:ローベルト・グラフ

◆スティーブ・マックイーンカッコいい!
撮影時33歳の彼は、もう完成形に見える。
渋くて、可愛くて、ちょっと不器用で、クールで、侠気があり、タフ…

松田優作と高倉健を足して2で割らない(笑)

そんな存在だ。
物語のメインストリームに居ないのに、誰よりも輝いてみえる。

51歳で病死した彼だが、
映画界は、彼に変わる存在をいまだに得てない。
不世出の役者だろう。

◆実話と原作と脚本と
「スタラグ・ルフト III」という名称の捕虜収容所で発生した大量脱走とゲシュタポによる処刑。
跡地は史跡化され、脱走用トンネルの一部も公開されているらしい。

生き残った捕虜の一人が小説化し、
監督のジョン・スタージェスが映画化権を手に入れた。

原作未読だが、原作と映画脚本は
登場人物の名前や出身国など基礎情報を含めて、
かなり異なるらしい。

一年がかりの脱走を、172分の娯楽作品に仕上げるのだから省略やデフォルメは必須だ。

しかも、本作は抜群に面白い。
特定人物にスポットを当てるのではなく、
個々人ごとのストーリーを紡いでいく。

また、
ドイツ軍の中にも良識派がいたことを表現している。
監視兵の一人(ウェルナー)を巧みに取り込んでいく流れなどはスパイ映画の要素もあり、面白い。
独房で壁当てに興じる捕虜(ヒルツ)を放置するのも面白い。
事実だったかどうかは関係ない。
事実ならすごいし、虚構ならナイスアイデアだ。

BIG Xを演じたリチャード・アッテンボローは、のちに『遠すぎた橋』のメガホンをとるが、
本作に大きな影響を受けているように感じる。
(↑いつもの勝手読みです)

◆キャスティング
スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン…
彼らだけに留まらず、登場人物ひとりひとりに完全に感情移入できる。
脚本とキャスティングが完璧に噛み合っている。

◆監督
ジョン・スタージェスの最高傑作だろう。
『荒野の七人』より緻密で、
『鷲は舞い降りた』よりエンターテイメントがある。

◆まとめ
この古い作品に、映画.comで100件を超えるレビューがあることに驚かされる。
古くて新しい、まさに、そんな作品なのだろう。

史実にこだわりすぎず、
それでいてリアリティやディテールには徹底的にこだわり、戦争という枠を超えた娯楽作品に仕上げた。
☆4.5

※マイナス0.5は何なのか。
自分でもうまく言語化できない。
わかれば、追記します。

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Haihai

4.04Kレストア版で鑑賞

2025年8月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、その他、TV地上波

子供の頃から、すでに何度も観ており、その評価は揺るぎませんが、こうして「レストア」されると、細部までこだわった演出にあらためて感心してしまいます。

20世紀の名画達も、お色直しをして生き残っていくんでしょうね。「観たい」と思う人がいる限り。

今回、主人公たちが脱走をする背景や、動機を初めて知り、戦争の捕虜たちが収容所を逃げ出し、少しでもドイツ軍を手こずらせること、うまくすれば、戦場に復帰することを目的とするのだという使命がやや古臭い概念に感じられました。

ベトナム以降のアメリカでは、戦争に対する考え方もずいぶんとリベラルに染まっていったのでしょうが、この時代はまだパトリオティズムが幅を利かせていたんでしょうね。

戦争を背景とする割には、画面が開放的で、軽快な音楽の影響もあって、起きていることほどの深刻さはありません。

それにしても結末の厳しさは、マックイーンの苦笑いもあいまって、皮肉が利いていますね。

2016.10.3

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うそつきかもめ

3.0細けえことはいいんだよ

2025年6月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

史実に基づく、と聞けばそれなりに襟をただしてみるわけですが、楽しいエキサイトする映画にしようという作り手の意図も感じながら楽しんで鑑賞。
これを組織作りの見本にすべしという2025
年の地獄資本主義の目線から見ても、そりゃあ犠牲も厭わなければ何でもできるよな、という感想にもなります。
それよりこの映画はやはり、スティーブ・マックイーンが抜けのよい草原をバイクで蹴っ飛ばしタイヤの跡が付く、チャールズ・ブロンソンが筋肉で穴を掘り地下で泣き言を言うシーンが何よりのご褒美という映画でした。

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あした

5.0面白い、それ以外何も言えない映画

2025年4月20日
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捕虜になった連合軍兵士の脱走計画
それは後方撹乱というひとつの作戦!!

実話を元にした物語を上手く脚色
史実的にも人間的にも見やすくした。
多くの俳優のキャラの立ち方は異常で
人間性の分かる作りは流石と思う。
国別のキャラの作り方にも注目。

戦争ものは悲惨、というよりも
この作品は自由への希望と考えたい。

あくまで連合軍寄りの脚色だが
ドイツ軍将校の悲哀も見え
疑問を含む人間の"声なき声"
そんなものが聞こえてくる。

今は絶滅した映画のテーマ曲
その素晴らしさを味わうには絶品作!!
物語も音楽も後世に残る映画のひとつ。

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星組

2.5脱走のための作戦を知る面白さがある。映画のテーマ曲も良い。でも、映画全体のスタンスに疑問

2025年4月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

冒頭に「この映画は実話を再現している」とテロップが出るので、そう理解して映画を見始めた。トンネルを3本掘るという作戦を立てること、脱走を指揮するトップがいること、最初に脱走者数を250名と宣言することなどは面白いと思った。
トンネルを掘る時の土をどうごまかすか問題や、トンネルの入り口をどう隠すか問題も実話なので、なるほどと思った。

視力を失った同僚に対して、足手まといになるのを覚悟して、彼を助けながら脱出し逃亡するところがこの映画でいちばん良かった。それから、スティーブ・マックイーンのバイクシーンもやはり見どころのひとつだろう。

実話なのだから、話の展開に不満を言ってもしかたないけど、ドイツ側が捕虜に対してとても寛容な扱いをしていることに驚く。トンネルを掘るための道具や資材、身分証を偽造するための道具や変装する服やカバンなどが手に入るのが信じがたい。
脱走を企てた捕虜に対する罰が独房に入れるだけというのも「また脱走してください」と言ってるようなものだと思った。

映画全体として、この大規模な脱走をある意味称賛しつつ、犠牲者を哀悼しているのだろうが、そのスタンスが正しいのか疑問を感じた。脱走者がドイツ国内で後方をかく乱するという意義に対しても、賛同しにくいと思う。密造酒を作って米国の独立記念日を祝うことさえ許しているし、収容所にいるのが耐えられないというような扱いをドイツ側はしていないのだから、脱走して死の危険を冒さなくても、と思う。

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p.f.naga

4.0想像と違ってた

2025年3月29日
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またぞう

3.5なんの知識もなく名作を観てみた

2025年3月18日
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鑑賞方法:VOD

単純

長かったのと脱走できひんのかい。と思った

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symi

4.5間抜けなドイツ軍はお約束

2025年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

興奮

確か見たのは小学生の頃だった。
軽快なテンポのテーマ曲
渋くて男臭いキャラクター達
スリル満点の脱出激
オートバイに跨って野を駆けるマックイーン
すべてを鮮明に覚えている
私の映画における原体験といってもいい

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ハイマ―ディンガー

4.0ヒルツの不屈のループ性が癖になる面白さ テーマ曲がそれを後押しして...

2025年1月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

ヒルツの不屈のループ性が癖になる面白さ
テーマ曲がそれを後押ししている
捕虜になっても屈しなかった者たちへの鎮魂歌的映画か

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UPtwHmNNLjBjFuAF

2.5有名なやつだから観てみたが面白さはよくわからなかった 脱獄物の走り...

2024年9月5日
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鑑賞方法:TV地上波

有名なやつだから観てみたが面白さはよくわからなかった

脱獄物の走りだったのかなって
人類が初めて作ったパンはすごいが美味くはないって感じ

テーマソングや算段を立ててる時、脱獄の瞬間、バイクのシーンは面白かったけど全体的に間延びしていて退屈な時間多かった
あと登場人物多いしそれぞれの場面多すぎてわけわからんくなる

後継作への原石的くらいにしか楽しめなかった

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高い坂

4.5実話であるが故のリアルな描写

2024年9月4日
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鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、VOD

興奮

知的

感想

原作者のポール・ブリックヒルは北アフリカ戦線に展開していたオーストラリア空軍に志願、1940年、第二次世界大戦に参戦。スピットファイアのパイロットであった。ドイツの主にメッサーシュミットと戦ったと言われる。1943年撃墜され捕虜になったのち、ドイツ国内北東部ポーランド国境近くにあった第三航空兵基幹収容所に収容された。この収容所はドイツ空軍司令部から直々に派遣された精鋭部隊が管理する、主に英国空軍の捕虜将校達を隔離する為、厳重な警備体制を敷いて作られた収容所であった。実際は他にアメリカ、カナダ、オーストラリア、ポーランドなどの空軍捕虜将兵全般が収容されており、収容所建設に携わったソ連のロシア人捕虜もいたという。ブリックヒルはその時実際に行われた脱走計画行動を元に小説を書いた。

収容所からの脱走のプロセスは三本のトンネルを三方行に計画的、組織的且つ極めてユニークな方法で掘り進み脱出するというもので最終的に内一本のトンネルから現実に脱走が実行された。

監督は登場人物について本作を極上のエンターテイメントに仕上げる為にドイツ各地の収容所にいた脱走を繰り返している、言わば脱走の常連捕虜が集中管理体制の元、一箇所に集められたという設定にしている。

中でもゲシュタポと親衛隊にマークされ第三航空兵基幹収容所に収容されたロジャー・バートレットはドイツ国内にある捕虜収容所から大量脱走者を出して政情不安を煽り、大戦末期のドイツ国力を内から弱める計画を自ら画策、計画及び実行のリーダーとなる頭脳明晰な人物で仲間からはビッグXと呼ばれ不屈の闘志を持つ男であった。

ビッグXの元に各収容所の名脱走犯でトンネル王と呼ばれる者、交渉上手な調達屋、航空写真技師で手先が器用な書類偽造屋、測量屋、警備屋、陽動屋、など様々な個性的でユニークな脱走の達人が集合し最大250名を脱走させる計画が立案策定され実行に移されていく。果たして捕虜達の運命や如何に?

脱走までの過程、脱走後の各者の動きなど、手に汗握るスリリングでアクティブな話が展開していく。実話だけに驚きのエピソードが目白押しに展開していく。映画終盤犠牲になる者を観るとやはり戦争の悲惨さを感じるが、戦争の意義として基本的に自由主義世界とファシズムの戦いと標榜しているだけに犠性者が出たとしても撹乱作戦としては成功したという意見が大半を占め、意義はあったとして懲りない連中は再び捕まり収容所に戻っても再脱走を試みる行動は継続し続けるという描写もあり、監督の好むところの漢臭い、不撓不屈の精神を感じる作風で感動のエンディングとなっている。

製作総指揮
ウォルター・ミリッシュ 「ウエストサイド物語」

製作・監督
ジョン・スタージェス
「OK牧場の決闘」 「荒野の七人」

脚本
ジェームス・クラベル 「将軍」
ウィリアム・R・バーネット

主演
スティーブ・マックイーン
:バージル・ヒルツ アメリカ空軍大尉 独房王
 単独脱走最多 収容所独房送りNo.1 相棒の
 アーチボルド・アイブス(モグラ)射殺後単独行
 動を慎みロジャーのトンネル計画に協力。単独
 脱走と見せかけて収容所外周部の情報を収集し
 ロジャー達に報告する。脱走後、バイクでのス
 イス国境越えシーンは本作クライマックスの超
 圧巻シーンで観応えあり。

ジェームス・ガーナー
:アンソニー・ヘンドリー 調達屋
 人誑しの交渉上手。依頼物は可能範囲内で調達。
 収容所の(白イタチ)ウェルナーと交友関係。

リチャード・アッテンボロー
:ロジャー・バートレット少佐 ビッグX
 大脱走計画のリーダー。ドイツ国内の撹乱を
 狙う。

チャールズ・ブロンソン
:ダニエル・ヴェリンスキー トンネル王
 閉所恐怖症に耐えながらトンネル掘る事17本!

ジェームズ・コバーン
:セジウィック オーストラリア空軍 機械製造屋
 トンネル内、鞴形式エアポンプを考案。

ゴードン・ジャクソン
:マクドナルド 地理学の専門家 情報屋
 脱走時のドイツ国内での所作心得を提案教授する

ディビット・マッカラム
:エリック・アシュレー=ピット英海軍少佐
 土分散屋 下着を改良してトンネルから出た土を
 歩行中に処理できる服を考案。

ドナルド・プレゼンス
:コリン・ブライス 航空写真技師 偽造屋

ナイジェル・ストック
:ガベンディシュ 測量屋

ジェームス・ドナルド
:ラムゼイ 英国空軍将校 収容所 捕虜代表

音楽:エルマー・バーンスタイン
テーマ曲を聴くだけで本作のマックイーンやコバーンの顔が浮かぶ。勇気が出てくる名曲で素晴らしい。

⭐️4.5

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Moi

4.5忘れない為にレビュー

2024年6月7日
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M.H.

4.5野郎共の汗臭さが漂うカッコイイ名作

2024年5月19日
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興奮

当然、大昔の映画なので映画館では観てません😋
何曜日の洋画劇場かは忘れたけど前編と後編の2週に分けてノーカット放送してたのを観ました(後にビデオやDVDにて観直してる)
当時からスティーブ・マックイーンに憧れてたマ王なので(「ゲッタウェイ」「シンシナティ・キッド」「ブリッド」等を観て育ったから)「大脱走」のマックイーンのバイクによる柵越えジャンプは手に汗握った記憶がある😆
ただし「大脱走」はそれだけの映画では無い😐
ジェームズ・ガーナー、リチャード・アッテンボロー、チャールズ・ブロンソン、ドナルド・プレザンス、ジェームズ・コバーンと昔のハリウッド濃い系男優がドバドバ出演している💦
別にマ王はソッチ系の性癖は無いけど、それでも画面の中を所狭しと活躍する俳優陣には歓喜したもんだ😂

また物語も決してハッピーエンドではないのも意外性があって良かった☺️
特にデビッド・マッカラムやリチャード・アッテンボローの結末とかにマ王は衝撃を受けたわ😳
第二次世界大戦下のドイツ軍の捕虜収容所からの脱走という痛快な話だけではなく、戦争の残酷さをちゃんと描いている点なんかはハリウッド映画にしては珍しい脚本だと感じた🤔

今のハリウッドがリメイク出来ないスペクタクル映画の一つなので(後は「カサンドラ・クロス」辺りも無理かと)観てない方は機会があれば鑑賞を勧めます🥸
まぁ無理にリメイクやリブートしようモノなら「ポセイドン」の二の舞いになる事間違い無しだと思ってるので←「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクだけど引っくり返るくらい面白くなかった😶

映画館での鑑賞オススメ度★★★★★
リメイクしたら観てしまう度★★★★★
でもリメイクは止めてくれ度★★★★★

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マ王

4.0国民性の差

2024年5月11日
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冒頭の字幕にあるように実話らしいが、登場人物のやり取りや軽快な音楽から、コミカルで楽しい印象の映画になっている。3つもトンネルを掘ったり偽の身分証を作るなど、脱走に対する熱意と執念が凄まじい。アメリカとイギリスの兵士達は独立心が強いのだろうか。日本兵だったらここまで脱出に執着するのかと、国民性の差を考えさせられて面白かった。

第二次世界大戦時のドイツの捕虜収容所におけるソ連兵の扱いは、ナチスによるスラブ人蔑視が根底にあるため、餓死者も出るなどかなり過酷だったようだ。しかし作中のアメリカとイギリスの兵達はあまり苦しそうには見えない。たとえナチスといえども、蔑視している対象者以外の捕虜扱いは普通だったのだろうか。そこが気になった。

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根岸 圭一

3.0勝手な想像とは違っていた!!

2024年5月6日
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べすぱ

5.0大脱走(監督:ジョン・スタージェス)

2024年4月28日
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尖鋭的演出の硬派映画。
映画技術的にも、一級。
そして、性格俳優:ドナルド・プレザンスの素晴らしい演技。
これは、映画史に残る傑作。

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Ian

5.0日曜洋画劇場の時代

2023年12月18日
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まだビデオもなかった昭和40-50年代、日曜夜に淀川先生の解説を聞きながら観た日曜洋画劇場を筆頭に、おばちゃまや水野、萩、高島、筈見ら主先輩の豪華解説陣による日替わりの洋画劇場は国民的娯楽の一つでした。
人気N01はドロン、マックの両先輩、特に大脱走は頻繁に放映されていて洋画劇場の帝王でした。

洋画全盛期を知る者には説明不要の傑作ですが、改めて観なおすとマック先輩主演というよりは脱走兵の群像劇で七人の侍的です。
戦争の悲惨や陰鬱とは無縁にコメディ調に近い明るい雰囲気で演出され、メッセージ性は希薄で正にエンタメの王道のような作品です。

ただ、若い人には冗長な印象を持たれるかもしれませんね。

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越後屋

5.0スティーヴ・マックイーンのオートバイ疾走シーンが最高!!

2023年11月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

1963年のジョン・スタージェス監督作品です。
168分と長いのですが、長さを感じさせないテンポの良さ。
先ずいきなりスイスアルプスが見晴らす草原をマックイーンが
オートバイを走らせています。
そして流れる「大脱走のマーチ」
ワクワクと期待が高まります。
(この歌・・・日本語の歌詞が浮かぶんですよ)
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線。
ドイツ軍の捕虜収容所から連合軍の捕虜70数名が集団脱走を
計画します。
床下からトンネルを掘って塀の外へ抜ける大胆な計画。

サスペンス、アクション、ユーモア、と3拍子揃った快作です。
計画、実行そしてその後のプロセスがテンポ良く進みます。

これは実際の事件に基づいた実話で原作者のポール・ブリックヒルは
当時英空軍のパイロットで実際にこの大脱走に参加した生き残りです。
なるほどリアルな筈ですね。

マックイーンが国境をオートバイで疾走するシーン、
ラストシーンの独房のキャッチボール、
映像に残る名シーンですね。

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琥珀糖

4.5Great Escape

2023年8月30日
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ここ最近スティーブ・マックイーンの出演作を何本か観ている。
何しろスティーブ・マックイーンもチャールズ・ブロンソンも、お名前を聞いたことがある程度。この作品はスティーブ・マックイーンが主演ではあるものの、大脱走に関わった連合軍そのものが主になっていて、とても見応えがあった。

まず映画が始まって、流れる大脱走のマーチ。
おぉ この曲、大脱走だったんだ。このテーマ曲から軽快でコミカルに感じてしまったが、
こんな大掛かりな脱走劇が実話だとは。

できる限り忠実に再現されているようで、脱走不能と言われるドイツの捕虜収容所での脱走計画がこんなにも大規模でなされていたことに驚いた。250人が脱走できる計画で、それぞれの役割を担い、怪しまれずに脱走する穴を掘り進める。なんとも粘り強い根気がいる作業だ。緊張感が伝わってくる。

掘った土をズボンの中に隠して外へ持ち出す方法は、この大脱走を観るまで"ショーシャンクの空に"でのワンシーンが記憶に新しいが、なるほど大脱走がリアルだったか。
収容所の外の森まで穴を掘り進めたはずが、少し距離が足らなかったことで見つかってしまい、なんとか脱走できた将兵たちもあちこち散らばった。しかしほとんどはまた捕らえられたくさんの将兵たちが銃殺で亡くなったのは衝撃的だった。
戦争の銃撃シーンは無いものの、シンプルかつ丁寧に作られていて、第二次世界大戦という戦争の最中で捕虜となっても悲観すること無く生きようと切望する将兵たちが印象的だった。

きみに読む物語のジェームズ・ガーナーさん出てらしたんですね。こういった俳優さんの若き時が観られるのも醍醐味です。

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Qoo

4.5いろいろ緩いけど

2023年7月27日
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鑑賞方法:映画館

何度も見ているけど、午前10時の映画祭でまた観ました。
今の感覚だと色々緩いし、50人も亡くなっている実は悲惨なハナシではあるんだが、オープニングで、花なんか咲いてる田園風景の中をドイツ軍に周囲を固められた捕虜トラックご一行が延々行くのに合わせて、軽快なテーマがまるっと全部流れるところからぞくぞくしてテンション上がりまくり。

多くのスターにそれぞれ見せ場がある夢のような映画。

じゃがいも焼酎作って独立記念日を祝う3人しかいないアメリカ兵とか、国籍の違う収容者たちの個性も面白いし、スペシャリストたちがそれぞれの得意分野を披露していく所、後半の脱走の部分、流れがわかっていても毎回飽きない。
緩いからこそ描ける、シンプルな「友情」がまた良い。
この映画を見て、ジェームズ・ガーナーが好きになりました。
でも、何と言っても不屈の男、スティーブ・マックィーン!
バイクのシーンは言うまでもなく(柵越えジャンプは別人のスタントですが)、きびきびした動作と小柄で均整の取れた体格は、どんなどころでも絵になってて、やっぱりスターだ、と思うのです。

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かばこ
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