「格調高き光と影」第三の男 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
格調高き光と影
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Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
モノクロならではの味わいが素晴らしかったです。
ビールのCM音楽だと思っていたテーマ曲。明暗のコントラストが織り成す芸術性。スリリングな展開とサスペンス。…
それらが渾然一体となっている極上の映画でした。
映像表現としての「光と影」。登場人物たちの関係性としての「光と影」。ハリー・ライムというひとりの男が抱える「光と影」。いくつもの「光と影」が物語を彩っていました。
ストーリーに既視感を覚えたものの、「本作がパイオニアなのかも」と考えたら、全て納得出来ました。トリックにしろ、下水道での捕り物にしろ、もしかしたら本作が元祖かも、と思いました。当時、それらの要素がすでにありふれたものだったとしたら、本作は名作と言われていないのではないかと云う気がしたからです。間違っていたらごめんなさい(笑)。
※修正(2024/03/13)
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