「ホリーのアンナへの恋心、パスポート偽造、アンナのハリーに対する気持...」第三の男 yonda?さんの映画レビュー(感想・評価)
ホリーのアンナへの恋心、パスポート偽造、アンナのハリーに対する気持...
ホリーのアンナへの恋心、パスポート偽造、アンナのハリーに対する気持ちと気丈な性格、ハリーというサイコパス男を追う少佐がストーリーの中で途切れる事なく作用し続けているのが凄い。話の最後までそれがきいてる。
猫がハリーには懐くっていうアンナの台詞があって猫が出て行き、姿を映さない男の靴をペロペロする。
ホリーが窓辺で部屋の灯りを消して点ける動作をする。アンナの心にハリーしかいないと悟って部屋を出るホリー。
尾行者がいる。ニャンコの鳴き声も。
「出てこい!」
周囲の住民が「うるさいよ!」的な文句をいって灯りをつける。
パッとオーソンウェルズの顔が照されて、部屋の灯りが消えてまたいなくなる。イイ!
後半は本当にわかりやすくて、気持ちがわかり過ぎてしまう説得力ある脚本。少佐はハリーを捕まえる為だけにアンナに接触しただけだからこの展開も納得いくし、アンナのセリフもブレたところが一個もない。ホリーが決断を変えてしまうのも人間くさくて共感してしまう。
ラストもすごく府に落ちる。
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