ソドムの市(1975)のレビュー・感想・評価
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観始める前はテーマ等々から想像するに芸術性というか、皮肉や風刺、寓...
観始める前はテーマ等々から想像するに芸術性というか、皮肉や風刺、寓話的なイメージの映画だろうと身構えていた。 だが観てみると意外にも単に悪趣味であり、面白いとか楽しめるとかは別としてエンタメ感のある映画だった。『サド』の語源となったという作家による原作ありきのストーリーであったとしても、なかなかゾクゾクくる表現も多く良い。
話題の映画作家の最終ビジョン。
これまで文学にしかなかった異常な行為を見事に映像化したピエル・パオロ・パゾリーニの傑作で、大島渚の「愛のコリーダ」と双璧をなす異色の問題作。 狂気の富豪が少年少女を城に監禁し、変態ス○トロ、レ○プ、グロテスクで暴力的な殺人を行う。公開当時、国内外から賛否両論を巻き起こした作品。 倒錯の帝王サド侯爵が遺した傑作小説をパゾリーニがリミックスしたもの。 この倒錯した小宇宙を象徴するのがラストシーンである。 パゾリーニが殺害されたこともあり、カルト的な人気を誇る作品となった。
伝説の変態ス○トロ残酷鬼畜炉利文芸作品
伝説の変態ス○トロ残酷鬼畜炉利文芸作品。 「ソドムの市 」 今年のPFFでの特別招待作品としての公開。 奇跡の パゾリーニ 特集ですよ!! 言うまでもなく数時間で完売。 マニアはみんなスクリーンで観たいのさ。 ど変態なんだがAVではないので 映画としてのカルトさを楽しむ感じ。 この作品で監督は殺害されてるんだよね。 性と欲と芸術は紙一重なんだろーな。
数字も持ってるパゾリーニ先生
世界中の、 映画、映像作品において、 さまざまなジャンル、 カテゴリーに分類されながら、 めちゃエグいシークエンス、 ただただ気持ち悪い作品を現代では見る事ができるようになった。 そんな中、パゾリーニ先生は、 目を背けたくなるようなシーンを、 無駄を最小限にした編集に、 壮麗な音楽を重ねて、 見やすくなるように各シーンを仕上げている。 モリコーネがスクリーンに向かいながら、 一曲、一曲、オエーってなりながら、 スコアを書いてる姿、 名曲をあてている姿を想像してしまう。 フィクションに倫理的絶対価値観を持ち込まない、押しつけない。 また、 許せない、理解不能、感情移入なんてできない、 そんな時どうする、 そんな時の為の、 推薦されるべき教科書的作品としては、 古今東西、 他の追随を許さない、 貴重な逸品である。 でも、オエーってなる人には薦めてはいけない。 また、 どんなエグくても、難解でも、 見やすくなるように魅せる変態パゾリーニ先生の人気は、 数字が証明している。 『ソドムの市』は満席、 『テオレマ』は20人程度、 『豚小屋』は8割、 他もかなりの数字だそうだ。 ありがとうPFF、ユーロさん。
変態の変態による変態の為の芸術映画で賞
この手の映画で、 わたしが個人的に、 観てみたい、やって欲しい内容が すべて詰め込まれていて、感動した。 映像が抜群にグロいとかエロいとか そういうわけではない。 特にストーリーやオチを 期待してはいけない。 ただ、こんなに凄まじく、 胸糞悪いのに、 目が離せなかった。 一度観たら忘れられない映画。 しかも、映像がどこか神秘的。 演者達もクセのある顔立ちで、 世界観がちゃんとしていた。 時々グッとくるセリフもあったが、 結局何を伝えたかったのか、 そもそも伝えるつもりはないのか、 謎に包まれた映画だが、そこがよい。 現代には絶対生み出されない、 理解することの出来ない、傑作だ。 まさに芸術。 人に勧めることもなければ、 何回も観るような映画でもない。 だが、この映画に出会えて良かったと思ってしまった(笑) このレビューが共感されることは無さそうだが、こういう人間もいますよ、と。
噂が誇張しただけ
知名度高い割りにレビュー無し? レビューする気にもなれないってことかなw ホラー系もそうだけど、もうここまでになるとブラックコメディって感じw 序盤は胸糞悪く、中盤可笑しくなり、終盤は後味悪く そしてそのまま終わりますw ってゆーか、オープニング長すぎww ショッキングな映像と理不尽なストーリーを期待して観てもどうかなぁ。 確かにショッキングで理不尽だけど・・・ 当時にしてみりゃショッキングだったのかもしれんけど 現代じゃインターネットの普及で、真偽はともかく この手の内容や映像を得ることは容易だしねぇ。 ※※これ以降は自己満なので読み飛ばし推奨※※ と、私にとって噂ほどではなかったこの作品。 チョット視点を変えて観たけど、うむー、むむ?んー・・・わかんないw Wikiを読むと、当時のイタリア現代社会への批判を込めたそうだ。 でも残念なことに、監督の表現が偏りすぎてて、伝わらない気がするww 二度と見る事はないでしょうw
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