卒業(1967)のレビュー・感想・評価
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優等生からの逸脱
「優等生」というレッテルは周りが勝手に貼り付けたもので本人は実はそんなことどうでもよくて、もっと充実した生き方を模索していて背徳感を覚えながら不倫を繰り返しているうちに本当の恋を見つけ本能と欲望の赴くままに突っ走ってしまう主人公のお話。
相手側の立場で考えれば…とか、不倫、ストーキングなどモラルに反する…とか、映画は道徳の教科書ではないのでそんな観点で語る必要はなくて、主人公の抑えきれない気持ちにすごく共感しました。
エレーンを追いかけるあたりからドタバタコメディの様相だけど誰も笑わせようとしてなくて、それがまたかえって可笑しくて、最後バスの中の二人の表情が微笑ましくて、爽快なハッピーエンドだな、って思えました。すごく良いエンディングだと思います。映画はエンターテインメントなんだから。
これがあの有名な卒業ですか
これが、かなり有名なダスティンホフマン主演の結婚式で元カノを連れ去って行く映画か。
その前半は、まさかの連れ去る元彼女のお母さんに不適切な関係になり、どっぷりとハマる。
そのお母さんからは、綺麗な娘には、会わないでと言われてて、会ってしまって案の定娘に惹かれてしまい、家族崩壊を招き、別の彼と結婚式。
結婚式場を見つけ出し、連れ去るという映画。
ダスティンホフマンが激若でカッコいい。
まぁまぁの内容。
ホフマンとバンクロフトの演技力とキャサリン・ロスの魅力
モラルに反した青春コメディの快作。サイモンとガーファンクルの軽快にして哀愁漂う名曲が全編に流れる映画音楽の雄弁さが特長であり、ニュー・シネマの代表作でも撮影がベテランの名手ロバート・サーティースの斬新なカメラワークの新しさを観るべき映画。目的を見失った卒業生ベンジャミンを演じるダスティン・ホフマンの既に完成の域にある演技力と、「奇跡の人」のサリバン先生とは真逆の中年女性の色香を匂わす独りよがりな婦人を演じ切るアン・バンクロフトが見所である。そして、可憐で淑やかなキャサリン・ロスの魅力が作品を大いに助けている。
明らかに違うイメージが拡がっている作品
内容はふざけとるよね。
不倫から略奪、倫理観ゼロ。
映画のイメージは、よい意味で結婚式の花嫁をさらっていく…だったのが全く違うと言う。
身勝手な言動と行動を繰り返す主人公に全く共感出来ない。
アメリカンニューシネマと当時は持て囃されたのだろうが、今の日本では叩かれそうな内容。
楽しかった〜〜
おもしろすぎ〜
Dustin Hoffuman出ると
やはり少しコミカルなるね〜〜
笑うとこちゃうんだろうけど、
おそらく、
当時では当たり前のリズムとか手法が
時が経って今見ると、
今では、慣れてないそのリズム感とかが
心地よくて。
笑ってしまう。
ドアひとつ閉めるリズム、
セリフのリズム、
曲インのリズム、
カメラワーク
そして展開。
えー!😂😂😂もう〜〜
って裏切りばかりで
観てる間ずっと飽きなかったし楽しかった
ストーリー展開、
現実じゃ、いやいややめとけなんだけど
だからこそ、
もう、このまま突っ走れ!!
って変に応援しちゃう自分がいる。笑
「は?誘惑してないし。
勘違いしないで」的な
奥様のバリバリ上から目線の誘惑の仕方も
個人的に好き。
なのに脱いでくるんかい!
積極的なんかい!
とか。
ウルフオブオォールストリートの
家に入れて脱いでくるやつ
これオマージュなんかな〜?
好きだったわ〜〜
楽しかった〜〜
主人公 キチガイすぎる
ハッ?てなった
何故かハッピーエンド
ラストシーン?というかラストにこういう場面がある、ということだけ知ってて、あとサイモンとガーファンクルが好きで曲もよく知ってたから、勝手に純愛だと思ってた(そういう日本人かなり多いと思います)
まじでハッ?ってなる
主人公のあまりのキチガイさに
生まれてから見た映画の主人公の中で一番キチガイ
今観ると全然面白くないですがそれでも心に突き刺さるラストシーン
裕福な家庭の一人息子ベンジャミンは大学を卒業したものの将来にこれといったビジョンもなく空虚な毎日を過ごしていた。親が自宅で催した卒業記念パーティーで父の会社の共同経営者の妻であるロビンソン夫人に車で家まで送って欲しいと頼まれ、押し問答の末に関係を持ってしまう。そんなことは知らない両親はロビンソン家の一人娘エレインとのデートを画策、夫人の反対もあってつれない態度でエレインと会うも彼女と過ごすうちに夢中になってしまい・・・からは書くだけ野暮かと。
4Kデジタル修復版での鑑賞。以前に鑑賞したのが大学時代なのでほぼ30年前、今回再鑑賞して改めて思ったのは本作、正直全く面白くないということ。まずベンジャミンが超絶に甘やかされたボンボンなのに心が満たされず悶々としているという男なので、これっぽっちも感情移入が出来ない。成人した息子の誕生日を派手に祝ったりする割にベンジャミンが何を考えているかにさっぱり関心がない両親、ベンジャミンを散々振り回すロビンソン夫人とそんな彼女の夜遊びにも気づかず遊び倒している夫、ベンジャミンの周りをウロウロする大人達等々正直エレイン以外はろくでもない連中ばかり。母親の不倫相手に初デートでいきなりストリップに連れていかれたかと思えば執拗なストーキングに遭ったりと散々な目に遭ったのになんで最後はあれなんだよ!?ってロビンソンさんじゃなくてもエレインの行動も納得がいかない。それでもこの作品に圧倒的な説得力があるのは最後の最後でベンジャミンとエレインが見せる表情。一瞬の恍惚の後に待ち受けるものを暗示するワンカットが本作を不朽の名作にしたといっても過言ではないでしょう。
今回もうひとつ発見したのは劇中でかかる”ミセス・ロビンソン“が普段聴き慣れているバージョンではないこと。あれはサントラにしか入ってないんでしょうか?気になります。
シニカルな視点が不思議な余韻を残す
角川シネマ有楽町で、「卒業」を観る。
「卒業」は今回で観るのが2~3回目だと思うが、高等遊民みたいな主人公(まるで夏目漱石の三四郎みたいとふとおもう)がわがままを通す話で、昔観た時は、サイモン&ガーファンクルの音楽は素晴らしいけど、内容はちょっとな~と思っていたが、今回あらためて、有名なラストシーンまで観終わったとき、この映画って実は一筋縄ではいかない、シニカルなすごい映画なのかもしれない😱、とじわじわ感じてしまった。
ベトナム戦争が並行する中で、ピュアな(別の意味ではわがままな)魂が爆走して、ラストの破天荒な逃避につながっていくそのストーリーは、やはり、「俺たちに明日はない」「真夜中のカーボーイ」(「明日に向かって撃て!」はちょっとロマンティック過ぎるが😅)と並んで、当時のアメリカの閉塞感に満ちた時代の空気をまざまざと感じさせる。今のお気楽なアメコミ映画、リアルに拘り過ぎる日本映画には到底得られない味わいが得られる、ただの青春映画ではない傑作なのかもしれない。そういう意味では、サイモン&ガーファンクルのメロディが透明で素敵すぎて青春映画と思わせてしまうのかもしれない、歌詞は彼らもシニカルなのだが。
何からの卒業!?
花嫁奪還シーンはゴチャゴチャに入り乱れ、娘とホテルに行けば皆に声を掛けられ、モーテル?の主人には出て行けと怒鳴られ、所々で変な声を出すD・ホフマン。
こんなにもコメディ要素が強い映画だったっけ!?
腑抜けでヤル気のない彼をそうさせる理由は何だったのか?急にテンション高く勢いに任せたようなラストの行動に、その前のストーカー的な振る舞い。
親に言われるがまま大学を辞めて医学生を受け入れ、結婚式でのキスシーンまで描写しての脱出劇!?
母親の娘としての行動が理に適っている!?
笑顔だったり、真顔になったり、徐々に表情が曇り強張っていくような変化を繰り返す男女。
きっとエレインは医学生の元へ帰るだろう!?
所々に挟む実験的?な映像が印象的で、オープニングは「ジャッキー・ブラウン」を思い出す。
いやあ これも困ったな
名作なのだが、実はこの映画も初めて観た。
そしてレビューに困った。
共感できることが全くない。
あえて言えば、終盤の下宿屋の親父の台詞「出て行け」くらいかな。
そうか。この映画の頃は、紳士淑女が登場する映画ばかりで、そもそ美男でない若者が主役を務めることすらなかった時代だ。そこに、この映画を始めとする、アメリカンニューシネマが次々に現れ、一大ムーブメントになった、という時代背景だった。
映画がどうのではなく、そういう “時代の転換” を追体験するべきだったのか!
1967年公開。50年前は、まだそんな時代なんだ。これは、「イージーライダー」も観ねばならないな。
とはいえ。
ラストの印象が強くて
デジタルリマスター版で観ました!
改めて観るとラストシーンの印象が強くて全体の内容を完全に失念してました。
良い意味で一途な恋愛にも見えますが
金持ちのボンボンがやりたい放題で知り合いの家庭を崩壊させた上にその一人娘を略奪するお話なので胸糞悪いかと思いきや、その印象的なラストシーンで清々しささえ感じる驚きを味わいました‼️
「卒業」恐るべし!
驚きのストーリー
ダスティンホフマン演じる青年と父親の共同経営者の妻、そしてその娘との情事のお話。
名作と言われているそうですが、ストーリー的には理解(共感)できませんでした。子どもの頃から知っている夫妻の妻と関係を持った上、その娘を執拗に追いかけ、また最後には二人で駆け落ちしてする…。
愛があれば越えられるのか…今の自分にはまだ早すぎたのかもしれません。
しかし、最後のシーンや途中途中の凝った描写等、当時としては新しいものだったのでしょうか。またサイモン&ガーファンクルの曲は素晴らしく、各場面で効果的に聞こえます。
純愛と欲望と
昔から有名だったので音楽もラストも知っていたけどこんな映画だったんだ。
キリスト教ふうにいうと罪と愛かなぁ
にんげんの内面の、弱さと、強さ。
そんなものを感じた。
ミセスロビンソンは有名な曲で
好きだったけど、
こんな醜い年増のおばちゃんかいと
嫌になった。
おばちゃんも、年下を追わないで
しっかりせんと!(笑)
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