「ジョン・ウェインが生きていたら、彼の方が適役」セント・オブ・ウーマン 夢の香り マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョン・ウェインが生きていたら、彼の方が適役
何が不満なんだ?
ベトナムを始めとして散々好き勝手な事やって来たアメリカ軍人が、一晩の娼婦にふられて『やけ』を起こす。ってだけの話だ。
(女性の香りを嗅ぎ分けるってエロいジジイの話だと思うが。ちょっとイケメンなら良いのか?)
一方、少年は友人のイタズラをリークするかしないか?を決断するって話だ。
さぁー何が言いたいのか?
演出はベタな演出で、脚本も何一つ盛り上がりがない。起承転結はもはや存在しない。
さて、
元々、アメリカンニューシネマに出ていた俳優は、売れない演者って経緯がある。彼は元々そう言った俳優って理解しておこう。 だから、
僕は金を出せるなら『ジョン・ウェイン』の方が適役だと感じた。役柄もジョン・ウェインのよく演ずる『軍人』だからだ。台詞もベタで良い訳だから。踊りはカットを多用すれば良いし、アクションはスタントを使えば良い。主役が彼である必要性がない。ジョン・ウェイン見たいなダイコンでも演じる事の出来る演出なのだから。
さぁー、『ラ・ビオレテラー街の灯』がバックで流れて、ブルックリンの街をスポーツカーで飛ばすか。『ワンス・アボナタイム・・・』と『街の○』に対するリスペクトなのだろう。
ジョンソン大統領とベトナム戦争の話をして、人を裏切らないと主張するのは、アメリカのベトナム戦争に対しての『言い訳』を主張しているに過ぎない。
こんなモラトリアムで、しかも障害者気取りの頑固な退役軍人は、良い意味でも悪い意味でも、いる訳がない。頑固な退役軍人は沢山いただろうが。
いたずらに関しては、リークされても仕方ない『いたずら』だと思うし、いたずらした側も『リークされる』のを、確信していると感じたが。早い話『警察を呼べよ』と言いたい。
こんな学校があったから、傲慢なアメリカができたのだろうし、こんな学校があるから、今でもアメリカは『自由と民主主義』の国ではない。
僕はこの映画を女性に対する差別映画だと感じる。それを何一つ躊躇いもなく語っている。エリートを作る学校は今でも男子校だと思うし、男女共学になっても同じだ。
女性諸君!こんな映画に騙されるな!
イケメンでも年老いた男は、ただのジジイだ!『男はつらいよ』なんて言葉に騙されるな。