セント・アイブスのレビュー・感想・評価
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70年代風俗とジャクリーヌ・ビセットの美貌だけが取り柄の生ぬるい探偵映画。
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①「映画は美女を観に行くもの」(配信だから“行く”わけではないけれども)。と言うわけで今朝はジャクリーヌ・ビセットの美しさが真っ盛りだった70年代の映画。②ジャクリーヌ・ビセットが美しい。クローズアップなどライトをおもいっきり当てているので真に美しい。もうそれだけで良いようなものだが、役柄としては珍しい悪女役だが彼女の甘い雰囲気が邪魔している(演技力の問題もあると思うけど)。ラストの『濡れた服を脱がせてくださる?』の誘惑ぶりも板についていない。③チャールズ・ブロンソンもスターの仲間入りをした後の映画なので安定感たっぷり。進化かどうかわからないけれども最近の映画に多いニューロティックなヒーローにはない、強く正しく潔しのヒーロー像も70年代らしくて懐かしい。④助演陣も当時としては豪華且つお馴染みの面々ばかり。映画の内容からして優れた人物造形や内面描写は望むべくもないけれども。⑤J・リー・トンプソンもこの頃には小器用な職人監督に成り下がっていて手堅く纏めてはいるが、うまみも面白味もない。
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