戦争は終ったのレビュー・感想・評価
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革命家ディエゴの愛と苦悩の三日間‼️
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「去年マリエンバートで」に代表される難解な作風のアラン・レネ監督作の中では、ヒジョーに分かりやすい作品‼️仲間のパスポートでスペインからフランスの国境を超える革命家のディエゴ。当局の一斉検挙を仲間に知らせるための帰国である。革命家の娘ナディーヌと一時を過ごし、妻マリアンヌのいる家に戻るが、母国スペインと革命家の仲間から逃れられないディエゴを見て、マリアンヌは彼と行動を共にすることを誓う・・・‼️といった三日間がフラッシュバックによる回想や記憶、予感を交えて描かれるのがかなり斬新‼️ナディーヌの仲間たちの急進的な革命論に異議を唱えたり、マリアンヌの出版を手伝うスタッフを疑ったり、長きにわたる革命家としての活動から、すっかり懐疑的になった一人の革命家の筋金入りな内面が見事に描かれていて深い‼️イヴ・モンタンも渋い‼️またディエゴがナディーヌ、マリアンヌとそれぞれ繰り広げるセックスシーンもホントに美しくて、モノクロ画面がかなり効果的ですね‼️これがデビュー作であるナディーヌ役のジュヌビエーブ・ビジョルドの、可愛らしさと美しさが同居する佇まいは印象的で、スゴい事に12年後のデ・パルマ作「愛のメモリー」、22年後のクローネンバーグ作「戦慄の絆」でも変わらぬ美しさだった‼️恐るべし‼️
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