「“戦場”という邦題にかなり騙されてしまった。悲惨なシーンなどひとつもない戦争映画だ。」戦場の小さな天使たち kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
“戦場”という邦題にかなり騙されてしまった。悲惨なシーンなどひとつもない戦争映画だ。
1939年、ドイツに対する英国の宣戦布告の放送から始まり、一旦はビリーとスージーを疎開に出すことを選んだ家族だったが、子どもを手放すのは嫌だと思い直すグレース(マイルズ)。おかげで小学生のビリー(エドワーズ)は廃墟の秘密基地で悪童たちと遊んだり、15歳の姉の恋愛を間近で見たりと、青春映画そのものの内容。父親クレイブ(ヘーマン)は開戦と同時に兵士として志願するのだが、年齢制限のため事務職に・・・まぁ、唯一の不幸といえば、海水浴に行ってる間に自宅が普通の火事で焼失してしまったことだろうか。その後、クレイジーな祖父の住む避暑地で暮らし、幸せいっぱいなのだ。やがて夏休みが終わると、元の学校に行かなければならなくなるのだが、学校に爆弾を落とされ生徒たちは大喜び!「ありがとう!アドルフ」などと歓喜の声を上げるくらいなのだ。
悪童たちの遊びはまさに大人たちや映画の真似事で危険なことばかり。空襲で母親を亡くした少女にネックレスを与えて、悪童たちにパンツの中を見せるシーンはやらしかった(笑)
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