戦場にかける橋のレビュー・感想・評価
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天皇陛下に代わって諸君を歓迎する
映画「戦場にかける橋」(デビッド・リーン監督)から。
タイとビルマの国境近くにある日本軍の捕虜収容所で、
連合軍捕虜を使って、国境に流れるクワイ河に橋を架ける
準備が進められていた。(最後は「爆破」されるのだが・・)
その捕虜の行進に合わせて流れる、クワイ河マーチは、
口笛と言えばこの曲、と言われるほど有名であり、
映画音楽らしい、私の好きなシーン、好きな曲でもある。
メモしたのは、捕虜収容所の所長が大勢の捕虜を前に、挨拶した台詞。
その時の台詞が「天皇陛下に代わって諸君を歓迎する」。
日本人の普通の挨拶としては、特に違和感を感じなかったが、
この「天皇陛下」という意味が、英軍兵士の捕虜に伝わるだろうか、と
妙に心配となった。(余計なお世話だが・・)
大統領でも、首相でもない、「天皇陛下」という絶対的な存在が、
彼らに理解できたら、と思ったので、メモをした。
挨拶の中で、笑うに笑えない冗談みたいな台詞。
「山下大将のモットーを伝えておく。『喜んで働け』」
これから働かされる捕虜に向かって、この台詞はないだろう・・と
思いながらも、メモ。
橋に仕掛けられた、ダイナマイトのスイッチ(?)を、
倒れた兵士が偶然、押してしまうシーンは、昔の映画らしい。
時間的には、ちょっと長かったなぁ。(汗)
帰り道は口笛吹いて・・・
古い映画ですが、映画館のスクリーンで観ました。
全編を通して観た事は無かったのですが、一度大きなスクリーンで
観たいと思っていた映画だったので、観れて嬉しかったです。
映画は大筋だけは覚えていたのですが、この映画音楽だけは
しっかり耳が覚えていました。
この頃の映画のほうが、映画音楽がしっかり独り立ちしている
ような気がします。
とは言え、映画と無関係に切り離されている訳ではなく
この映画にはこの音楽だって感じで、印象深いと言った方が
良いかも知れませんね。
映画はちょっと長く、途中で休憩が欲しいくらい。(笑)
こんなに長く、映画館で上映を観たのは、初めてです。
前半はちょっと長いと感じましたが、後半はドキドキしながら時間の経過を
忘れて見入りました。
エンディングは昔の映画に良くある、盛り上がっておいて
パタっと終わる感じで、終わった後にまだ物語が続いている感が
残りました。
観終わった後は、耳に残った映画音楽で、まるで行進するかの
ように帰ったのは、言うまでもありません。
口笛を吹きたい感じでしたが、さすがにそれはやめました。(笑)
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