劇場公開日 1957年12月25日

戦場にかける橋のレビュー・感想・評価

全55件中、21~40件目を表示

3.5タイトルから勝手に希望の物語と思い込み

2025年2月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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Kei6

4.0人間らしく生きることが一番素晴らしい。

2025年2月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

私は、登場人物の中ではシアーズ少佐が一番好きで、このいい加減さ、自分に忠実なところを持ち続けているのは、下士官だからかな?と想像しました。
タイトルのセリフも、ジャングル行軍中にしれっというところがいいです。

反面、斎藤大佐もニコルソン大佐も、自分を曲げず、面倒な人たちだなーと観ていました。
そういえば、シアーズはアメリカ人で大陸の人、斎藤とニコルソンは日本人とイギリス人で島国の人。
特性が出ています。

斎藤とニコルソン、敵対関係にあるふたりが協力関係を築くとき、相手の尊厳や背景を踏みにじってはうまくいかないんだよなあ。
観客として観てるとそれはよく理解できるのだが、渦中にいると、お互いに意固地になってしまう。
私も、気を付けて、一歩引いて観察しよう。

一番ニュートラルで尊敬できたのは、医師の青年。
斎藤大佐にも、ニコルソン大佐にも、臆することなく、より高い視点からの進言をしている。
戦時下で、こういう行動をとることは命の危険を伴う。
ホント、尊敬に値する行動で、見習いたいと思った。

日英の協力により鉄橋ができ(想像以上に美しく立派な橋で、私のテンションが上がりました!)、喜んだのもつかの間、全てが水泡に帰す圧倒的迫力のラストを迎える。
このための2時間半だったのねーと拍手を送りたくなりました。
さすがの名作。

そして最後にしみじみ、何のために命がけの争いをするのかと虚無の気持ちになりました。
一度でいいから、地球上から戦争や紛争が亡くなったらいいなあ。
そのためにできることを、していきます。

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のりたまちび

3.5ずっと後回しにしていた名作、ついに映画館で鑑賞。小学校の朝礼や運動...

2025年2月6日
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鑑賞方法:映画館

ずっと後回しにしていた名作、ついに映画館で鑑賞。小学校の朝礼や運動会でよくかかっていた「サル、ゴリラ、チンパンジー♪」の名曲『クワイ河マーチ』の口笛が印象的。イギリス人と日本人の、男と男の意地の張り合い。そして、その虚しさ、怒涛のラスト。余韻に浸りながら口笛を吹きたくなる。もしも岸惠子がこの映画に参加していたら、どんなシーンになったのだろう。本人も出演依頼を断ったことを後悔しているらしい。アカデミー作品賞、監督賞(デヴィッド・リーン)、主演男優賞(アレック・ギネス)、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞の計7部門受賞。早川雪洲は惜しくも助演男優賞受賞ならず。

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mini

4.0長時間の超有名な大作で『戦場にかける橋』(1957年)、『アラビア...

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

長時間の超有名な大作で『戦場にかける橋』(1957年)、『アラビアのロレンス』(1962年)、『ドクトル・ジバゴ』(1965年)などで有名なデヴィッド・リーン監督 (1908〜1991年)の代表作の1つで、アメリカ国立フィルム登録簿に登録された1つ。
劇伴(劇中伴奏音楽)の使い方が独特で最後の方まで音楽は極端に少ない。捕虜の口笛くらいか?
フラフラになっても頑固で"主義"を貫こうとするニコルスン大佐には共感出来ないが、その後から「お茶を飲みながら、ついでに食事しながら」とマウントを取る辺りはまるでコメディ。
そして、出来上がる"物"は凄いとしか、、、
もちろんミニチュアでは無い。

【こぼれ話①】
ウィリアム・ホールデンは少年時代に、無声映画のスターだった早川雪洲がハリウッドで暮らしていた豪邸(グレンギャリ城)に新聞を配達していて、その時に俳優をやってみないかと声を掛けていた雪洲と、本作で共演が果たされた。

【こぼれ話②】
第一次世界大戦前からハリウッドで活躍した大スターの早川雪洲は「戦場の日本軍の捕虜収容所の所長」という内容を聞いて逡巡するが、雪洲の背中を「重要な役柄」と妻の鶴子が押し、雪洲は出演を決断した。

自宅で何時でも観れるのに、雪の降る福岡でわざわざ出かけて1000円払って観たこの日の映画1本目。
「午前10時の映画祭 14th」

アレック・ギネス
ニコルスン隊長(イギリス軍大佐)

ウィリアム・ホールデン
シアーズ(アメリカ海軍中佐)

早川雪洲
斎藤大佐(第十六捕虜収容所所長)

ジャック・ホーキンス
ウォーデン少佐(プラスチック爆弾を戦争に取り入れる)

ジェームズ・ドナルド
軍医クリプトン

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ナイン・わんわん

4.0強烈な爆弾

2025年2月5日
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悲しい

怖い

興奮

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え

5.0人間らしく生きることができない戦争の虚しさ愚かさを描いた傑作

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

リーダーシップを発揮して主導権を握っていくニコルソン大佐、主導権を奪われて威厳を失っていく斉藤大佐。
演じているアレック・ギネスと早川雪洲が見事としか言いようがない。

テレビ放映時にはカットされていたのか、協力してくれる村の女たちとの交流など、しっかりと描かれていた割に、意外にもラストのあれほどの大がかりな爆破シーンがあっさりとしていた。記憶ではもっとインパクトがあったように思う。今の映画なら角度を変えて何度も長々と見せられるだろう。
ジェームズ・ドナルド演じる軍医のMadnessの叫びの中で、勇気も反抗も苦労も協力も犠牲も、すべてが一瞬にして消えてしまう戦争の虚しさ、愚かさが、軽快なクワイ河マーチと相俟って際立つ。

頑なに拒んでいた将校の労役や傷病者を働かせることを、自らが指揮を取る立場になるや、、今見ると将校の勝手というか皮肉というか、、。

「勇気という言葉に酔いしれ死に方しか考えていない、人間らしく生きることが一番大切なのに。」
人間らしく生きることができない戦争の虚しさ、愚かさ、狂気。

午前十時の映画祭、一番大きなスクリーンで上映してくれたイオンシネマ津さんに感謝。

(名古屋までパピヨン観に行こうか、こっちにしようか迷ったけど、せっかく大きなスクリーンで上映してくれてるからこちらを選びました。旧作のリバイバル一日一回の上映なら、午前十時の映画祭と被らない時間帯でお願いします)

(大島渚が生前に企画していたという早川雪洲の伝記映画、真田広之さんプロデュースで実現しないかな)

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大吉

4.0戦争は悲しい

2025年2月4日
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誇りと優しさを持って人間らしく生きる、みんなそれをやりたいだけなのに。国や立場を問わず、人間として生きようとして、人間性を失ってしまう人間の姿と、それでも人間として生きようとする姿がこれでもかと描かれる。どうやったって戦争は悲しい。/最後にきりきりと弓を引き絞るかのような「どうなる、どうなる??」シーンが続き、「えーっ」と思う形で終わる。その間、心は画面の中から離れず、映画としての力が強い。

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ouosou

3.5散漫

2025年2月3日
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笑える

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トミー

4.0いやぁ傑作

2024年11月8日
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悲しい

楽しい

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sironabe

4.5共通の目的で人は団結する

Fさん
2024年10月22日
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F

3.5極めて強い問いかけを持った大作だ。

2024年10月12日
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第二次世界大戦中、タイとビルマを鉄道で結ぶため、日本軍が連合軍捕虜を動員した鉄橋建設を描く戦争ドラマ。一大叙事詩ともいえる大作ドラマで、戦争の無意味さを、観る者に痛烈に投げかけている。

米軍のシアーズを演じたウィリアム・ホールデンや、斉藤大佐役の早川雪洲も良いし、英国軍のニコルソン大佐を演じたアレック・ギネスが、とても印象に残るのでは無いかと。

本作は、英国人であるデヴィッド・リーン監督にとっても、その後のキャリアの方向性を決定づけた作品といえる。軽快なテンポで進むという作品では無いが、最後の最後に、強烈な結末をぶつけてくる。

実際の鉄橋建設からアイデアが描かれ、日本軍の人物など実在の名称も使われているが、その人物像も含めて、本作自体はフィクションだ。それでも、我々は歴史から学べているのか、とても困難な問いかけを行っている。

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瀬戸口仁

3.5破壊と創造

2024年6月13日
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レント

4.0軍人の誇り 〜 認識番号 01234567

2024年5月30日
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こころ

4.0複雑な感情

2024年3月30日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

戦争という悪夢が、複雑な感情を作り出している。
共通の目標や目的が仲間意識を作るんだな。

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光陽

4.5ウィルアムホールデンが、アメリカを象徴しているかのよう

2024年3月27日
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名作の誉高いだけのことはある。

何度かテレビ映画で見た気はするが、割愛されていて、

日本軍の愚かさ3割、イギリス将校の律儀さ3割、戦争の無意味さ4割の

印象だった。

戦後12年経ってこの映画は公開されている。

まだ記憶も生々しい頃に構想は練られたと思うが、見どころ多く、

戦争自体も深刻には描いておらず、誰もが楽しめる娯楽作品となっている。

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藤崎敬太

4.5虚しさしか残らない惨劇の疑似体験の緊迫感に刮目せざるを得ない戦争映画

2024年3月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

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難しい

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Gustav

4.0ニコルソン大佐の哲学

2024年3月3日
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鑑賞方法:VOD

ニコルソン大佐は、軍人である以前に人としての哲学を持つ人物だ。彼は日本軍の捕虜になっても人としての誇りを失わなかった。将校は労働をしないというジュネーブ協定の条文を根拠に、捕虜になっても労働への従事を拒否した。日本軍の利益にしかならない橋の工事も手を抜かずにやった。戦争に勝つことだけを考えればマイナスにしかならないと思うが、彼にとっては人としてあるべき姿であることが最も大事なのだ。『プライベート・ライアン』のミラー大尉を連想させる魅力的な人物だと感じる。

ニコルソン大佐は、将校は部下から尊敬されてこそ将校として指揮を執れるという旨の発言をしている。彼が懲罰房から解放されたときの部下達の歓声から、部下から尊敬されていることが伝わってくる。彼が橋建設の指揮を執ってから工事が進展したことからも、口先だけ立派なことを言う人間では無く、行動と能力の伴った人物であることが分かる。

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根岸 圭一

5.0説明不要

2024年1月12日
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史上の傑作です。
敢えて言えば、ギネス・雪舟両先輩の前半はドラマチック、ホールデン先輩の後半はサスペンス、ラストのダイナミック、映画に必要な要素が順番に格調高く現れます。

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越後屋

4.0救いがない、つまり反戦しかない?

2023年8月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

伏線が幾つか走り、全てきちんと回収しているため、物語としては複雑ではあるが、どれも色ぼけず、各々にスポットライトがあり丁寧なつくり。

前半は日本軍と将校、後半は本国の作戦、が物語のテーマとなる。

ひとことで言うと、捕虜となった将校が捕虜生活でも誇りを持ち一つのことを成し遂げるが、その傍ら、本国からの作戦でその橋を爆破させるために誇りを持ち作戦に従事する将校。

結果は全てが無になり、生き残りは本国からの橋爆破の将校だけ。いや、彼もその身体で逃げれるとは思えない。恐らく自死を選ぶのだろう。

軍隊における組織論、人の動かし方、跳ねっ返りの個人、エリート、様々な魅力あるエピソードがあるが、将校の演技は見事。

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ho

4.5組織力による創造VS破壊

2023年4月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

「戦メリ」鑑賞記念に元祖捕虜収容所モノのこちらも数十年ぶりに鑑賞。昔見た時は「ここまで将校の優遇に拘るなんて傲慢な」と憤ったものだが、今見ると理にかなってるとよく分かる。組織を動かすには計画を立て、メンバーを鼓舞し、進捗管理を行う統率者が必要なのだ。そしてその線引きが曖昧だと組織はちゃんと動かない。会社だとマネジャーということかな。その統率力で烏合の衆(わざとサボタージュしてるのだけど)を巨大建築物の創造に向け一致団結させたニコルソン大佐と、心ならずも特殊部隊に組み入れられ、最後は命を賭して破壊の使命を全うするシアーズ。目的もアプローチも真逆の二つの「組織の動かし方」を見た思いだった。日本軍の方が組織力が劣ってるように描かれてるのが若干癪にさわるが。

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あっきゃん