「十三作目 インドの場面が駄目」007/オクトパシー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
十三作目 インドの場面が駄目
総合:65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
インドで襲われて街中で繰り広げられるやけに陽気な活劇は、その途中にところどころお笑いを挿んでくる。楽しいし悪くないけれど、演出としては真剣さがなくて子供だまし、この作品で何もここまでふざけなくても・・・。それがインドを離れてから列車の活劇で盛り返す。だけどインドに戻ると、ただ美女が舞い踊り溢れるだけの緩~い活劇になってしまう。
しかし飛行機に飛び乗って空に舞い上がると、再び迫力のある活劇に。ムーアではなく、代役の人が空中で命懸けの活劇を見せて盛り上げてくれた。結局のところ、インドの場面が駄目で、乗り物の場面になると質感が上がるという繰り返しになった。
今回のオクトパシーを演じたボンドガールのモード・アダムスは公開当時38歳だったそう。ムーアもいい歳だからその意味では釣合いがとれているのかもしれないが、もっと若い女優のほうが良かった。ガールというには無理がある。
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