007/ユア・アイズ・オンリーのレビュー・感想・評価

ムーアボンド作品はコメディ色が強くあまり好きではないのですが、この作品はシリアスな感じで好きです。
ただ残念なのがボンドガールでした。キャロル・ブーケは超ド級の美人で超好みなのですが、ボンドガールをやるにはまだ早かったような気がします。色気が足りないのは勿論、女優として目立ちたいという欲が感じられず、あまり記憶に残らないボンドガールになってしまいました。彼女はお年を召しても綺麗なので、もう少し色気が出てから出演してほしかったなー。

ショーンコネリー以外の007映画では一番面白かった。

　シーナイーストンの美声で始まり、今までの映画との違いを感じました。
アランドロンにも劣らない主役のハンサムぶりと頼りになるパートナーに美少女スケーターと本当に羨ましい限りです。
　アクションもありそうでなかったシーンや敵の攻撃を自分に生かす場面など見どころ多数。

『007』シリーズ
第12作

『ユア・アイズ・オンリー』

アクションがリアル指向になりました！
ロジャー・ムーアの007には珍しい、コミカルな部分が抑え目で、冷徹なボンドが描かれた作品になっていますね。

崖から車を蹴落とすシーンは、制作陣とロジャー揉めたらしいですね…。
けど僕はかっこよかったし、お気に入りのシーンです。

あと
本作はＭが出ませんでしたね。
いつもの席に座っているバーナード・リーをもう観れないと思うとちょっと寂しいです…

内容は前作よりもしっかりしていました。
冒頭の少しだけでしたが、トレイシーの話も出してきたりして偉いと思いました。

悪役の存在感が薄いのと、冒頭のブロフェルド風な男の二点がマイナスですかね。

総評3.5