「初の007シリーズ映画館鑑賞でした。」007 私を愛したスパイ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
初の007シリーズ映画館鑑賞でした。
さすが地上波の番組では冒頭のスキーシーンがほとんどカットされていた。一番印象に残ってる激しいアクションだったのに・・・まぁ、音楽もカーリー・サイモンだし、初期007シリーズでは最高の作品。次の『ムーンレイカー』でがっかりしたため、その後は劇場から足が遠のいてしまった。
敵脇役にジョーズが初めての登場!これは当時も随分話題になった。ジャイアント馬場もキャスティング候補だったとか、もしそうなれば面白かったのになぁ。ジョーズが流行ったということもあって、秘密組織の粛清にもサメが使われていた。「G線上のアリア」が流れて美女が生贄に・・・なんとも身の毛のよだつシーンです。音楽も途中で『アラビアのロレンス』が入ってたりとコミカルな演出も忘れていない。
ボンドガールのバーバラとの初対峙のシーンで「ガールフレンドは数知れないが結婚は一度だけ」という台詞があった。結婚してたのかっ!知らなかったぜ。
英ソが共通の敵に対して手を結ぶという展開も東西冷戦の真っ只中にしては画期的なストーリーでした。しかし「任務が終わったら、あなたを殺す」というバーバラ・バック。なかなか死なないジョーズも最高のキャラだし、水陸両用のランボルギーニなどQの発明品も大ブレークしてた感じがする。007とXXXのベッドインも最後に諜報部の人たちに見られちゃうし・・・(笑)
【1977年12月映画館にて】
ロジャー・ボンドの最高作であり、シリーズでも王道とでも言うべきエンタメ作でしたね。
それにしても、本作と次作の落差が…。
実は一度結婚していたボンドは、『女王陛下の007』でその経緯が描かれています。
忘れられない最後と共に…。