「ジョージ・レーゼンビー」女王陛下の007 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョージ・レーゼンビー
珍しく、世界を股にかけてない。ほぼスイスの雪山が中心となり、ブロフェルドの“ウイルス計画”を知ったボンド。テリー・サバラス演ずる、このブロフェルドの悪党ぶりが強烈な印象だった。
カーリングやボブスレーも登場するが、ほとんどがスキーアクション。不評だったというが、雪山アクションが後々に受け継がれていくことや、テレサとの恋も記憶に残りそう。あきらかにボンド・ガールといったイメージではない。
ウィルスによる動物全滅計画によって国連までも脅迫しようとするブロフェルド。女性たちを催眠術で操り、バラ撒こうという発想もえげつない。終盤のヘリコプターとスイス軍がやりとりもしているが、大丈夫なのかとハラハラしてしまったけど、下手するとウィルスが拡散しないか?とまで緊張・・・
やっぱり最後がちょっと悲しい。これが『ユア・アイズ・オンリー』に繋がるんだという感慨深さも。
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