「"ボンドと美女と、鮫と…"な映画」007 サンダーボール作戦 stoneageさんの映画レビュー(感想・評価)
"ボンドと美女と、鮫と…"な映画
『BOND60 007 10作品4Kレストア版』の1作として2023年11月に鑑賞。
劇場で『私を愛したスパイ』を初めて観た時、悪役のニックネームが"ジョーズ"だったので、007シリーズも流行りに乗っかってるなぁと、当時子供心にもそう思ったんですが、TVで散々観ていたはずの『サンダーボール作戦』に"鮫"は重要アイテムとして既に登場済みでした笑
『サンダーボール作戦』の個人的な見所は、"Q"が開発した数々のボンド・アイテムなんですが、脱出用のあの空飛ぶ簡易型ロケットはどこに隠してあったのか?とか、ベントレー?の後方から噴き出していたのは単なる水だったのかとか、(ベントレー?の)防弾壁は意外にペラペラだなぁとか、冒頭から色々気になり出して、見どころの多い作品でした笑
他にも、あの時代ならではの見どころ満載でかなり痺れました。オープニングのテーマ・ソングの場面は、水の中を泳いでいるせいか、いつもより"大人の眼"で見過ぎてしまったりして、子どもの頃、TVで観ていた『サンダーボール作戦』とは違う見方をしている自分に年齢と時間の経過を感じました…。
色々と映像技術やらアクションも高度になった2020年代の今からすると、若い映画ファンにアピールするような作品ではないのかも知れませんが、映像も綺麗にレストアされて、ちょっと感動もんの007でございました。
*『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』で主人公が夢の中で、ロンドンのメイン通りに出るといきなり『サンダーボール作戦』の映画看板に劇的に出くわします…あれを見てから、この作品をずっとまた観てみたいと思っていました。今回初めて映画館で観ることが出来て感動しました。
*今回、60周年のパンフレットが発売になっていますね!1000円でした(薄いです笑)。