「帽子掛けが入り口に移動」007 サンダーボール作戦 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
帽子掛けが入り口に移動
冒頭エピソードではスペクターNo.6ジャック・ブヴァールの葬式シーン。“JB”とボンドと同じイニシャルというのがいい。一瞬、ジャックブラックと声を出しそうになったけど・・・。そこではロス五輪で有名になったロケットマンのごとく空を飛ぶジェームズ・ボンド。
NATO空軍パイロットのダンヴァル少佐ににそっくり整形してヴァルカン爆撃機を奪う作戦を立てたスペクターNo.2のラルゴ。片目というところも面白いけど、策略家なのでいまいち迫力がない。アンジェロの妹ドミノを愛人にするとか、陰湿度は高かった。そんなラルゴの最終目的は爆撃機に搭載されていた原爆2個をネタに英米から金を強請ろうというものだ。
やはりテレンス・ヤング監督の撮り方はドキドキさせてくれる。CGなどは無い1965年。ノンストップムービーが流行の007シリーズもこのくらいメリハリがあった方が面白い。犯人が金(宝石)の要求に対する返答を「6時にビッグベンの鐘を7回鳴らせ」というのは好きだ。また、Qが突然バハマのナッソーに現れ、ボンドに小道具を渡すのも面白い。
また、ボンドのよき相棒ともなっているフェリックス・ライターはころころ役者が変わるのでわかりにくい。今回はイーストウッド似のカッコいい俳優さんだった。ボンドガールのドミノとは寝てないのに、敵の女とは寝てしまうボンド。助手のポーラも可哀想だったけど、フィオナも可哀想かな・・・盾にされちゃったし。
個人的には海中のシーンが好きじゃないのですが、終盤の水中乱闘はオレンジ対黒ではっきりわかって見やすかった。もしかするとサメ映画の代表でもあるのかな・・・
今回の一連のkossyさん007レビュー、ずーっと帽子かけに言及なさってる観点が面白〜い♪
サメ映画、まさに!(笑)
私も思いました〜w
(サメ映画が一ジャンルを築く時代が来るとは思わなんだ)
ラルゴ、迫力ないですかw
結構、好みです。
フェリックスさんの役者、私も別作品のレビューに書きましたが非常に同感です。
引き続き、007レビュー、楽しみにしていますね!
(私も、続き観なきゃ(汗))