007 ロシアより愛をこめてのレビュー・感想・評価
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0004 ダニエラビアンキにノックアウト
1964年公開
おぎ~まさひろです。こんばんわ。
当時のテレビ改変期に必ず出てきた007新作。
1作目にはなかった新兵器が本作より登場し
敵との対戦にアクセントをつける。
スペクターも本作からイメージが確立し
首領はナンバーワンと呼ばれる。
親分のMは10作目まで
Qに至っては20作まで活躍
各話に登場するボンドガール
タイトルバックを奏でる主題歌
東西冷戦真っただ中の情勢をもとに緊張感ある
スパイもののフォーマットが完成した。
公開時は007危機一発
水野晴夫が「私がユナイトにいた時邦題をつけたんです。
ただの危機一髪ではなく弾丸のイメージを強くしました」
と。
ボンドガールのダニエラビアンキ。
当時の中学生にはこれぞ大人のおんな!
お色気満々でアブナイです。
85点
1975年4月7日鑑賞
ジェームズボンドの最高作
原作の最高傑作の忠実な映画化
原作の最高傑作と書いたが、実際に原作を全て読んだわけではなく、巷で良く言われてるのでそう書いた。ただ、自分が読めた作品の中では間違いなく最高傑作だ。(読んだ原作は「カジノ・ロワイヤル」「ロシアから愛をこめて」「サンダーボール作戦」「私を愛したスパイ」)
実は、原作はそんなに面白くない。少なくとも映画ほど面白くは絶対にない。フレミングの作品は全て同じような出来で、大量生産品のような出来だ。(ただし、僕の読んだ中では)だが、この作品はきっとこれが彼の最高傑作だと007を全部読んだことなくても思ってしまうほど、よくできている。
ストーリーは突飛だ。女好きのスパイ(そもそもこれが非現実的)を暗号機とグレタ・ガルボ似の美女(ガルボはハリウッドの伝説的美女)で釣り上げるというのはありきたりすぎるし、雑な設定だ。が、それに至るまでのソ連高官の議論や命令の出され方などの細部が細かすぎて本当にそんな無茶な作戦を出したと誤解してしまう。(そして、それに英政府が応えたという誤解も)
騙されてるのを知っているスパイがいつ、悪の手に自分が落ちるのか、又は、案外そんなこともなく首尾よく事を済ませられるのか?ハラハラしながら、読み進めることができ、本当に面白い。時代の雰囲気(ソ連に対する欧米の感情)も感じられる。
そんな作品を原作として、しかも、前作を大成功に導いた監督が続投して続編を作るので失敗するわけがない。(前作のレビューで監督を褒めちぎったので、よければそちらも前作の題名は「ドクター・ノオ」です)
果たして、日本では最高傑作と謳われる作品に仕上がった。(何故か、日本のみ百科事典にもそう書いてる)
前作と違うのはセットのリアリティだ。映画において、セットのリアリティが必ずしもポジティブな効果をもたらすとは限らんが、この作品ではそうなった。オリエント急行のセットなんて、セットに見えない。(勿論、前作同様効果音の効果もある)
アクションが現代基準で考えても満足のいく仕上がりになっているので、現代でも鑑賞に堪える仕上がりです。
娯楽スパイアクションとしての007の最高傑作なので、007初心者にも安心しておすすめできます。
初期の名作では?
劇場公開された時にリアルタイムで見たかった。
大人向けの英国冒険活劇‼️
鞄を使いこなす
ポケベル?
1作目『ドクターノオ』で中途半端な登場だったギャンブラー婦人シルビアが、今作では楽しそうなピクニックシーンで登場。そしてボンドに発明した秘密兵器を渡す“Q”も初登場。トルコ支局長のケリムは不幸な運命を辿るが、演じたペドロ・アルメンダリスはこの作品中も癌で闘病中であり、その後自殺したとのことだ。
派手なアクションよりは大陸横断の旅行映画といった雰囲気。ソ連への忠誠心を利用してタチアナ・ロマノヴァをスパイとして扱ったスペクター。NO.3クレッブというおばちゃんも怖いやら弱いやらだったけど、時計から糸を出す殺し屋グラントも最後まで手を出さないので、本当に怖いかどうなのか・・・てな感じ。
ボンドガールは綺麗でスタイルいいんだけど、なんだかスパイを続けるのかボンドについていくのがよくわからない。ラストのボートアクションでは大喜びしてけど・・・
【2作目】ロシアより愛をこめて
シリーズでのスペクターの存在感を大きくした、意味ある作品。007の今後の方向性を作った様にも感じたが、まだまだ作りながらの手探り感も若干見えた。
良い意味で詰め込まれた内容で十分に楽しめる。が、悪く言うと少し散らばり過ぎており、無駄なやりとりやシーンも多くあったのは残念。ボンドも何回殺されていてもおかしくない程に、隙があり、油断があり、だが何より運がある。
ここぞの場面でのQのアイテムが頼もしい。いつ使うのかドキドキして観てしまう。
対ヘリや水上戦、列車内での攻防なども、見応えは充分。ラストの刺客は余りにも残念な登場だが、そこも含めて今作は楽しめれば。
007史上最高傑作
ご存知、007の方向性を確定する事となったシリーズ中の最高人気作品だ。
(まぁ、昭和ライダーと平成ライダーを同一線上では語れないように、本作とスカイフォールを比較するのはやめておく)
屈強な敵との格闘アクション、ヘリやボートなどダイナミックな輸送メカチェイス、支給品の小道具秘密兵器の数々(キングスマンの毒ブレード仕込み靴は本作へのオマージュ)闇の犯罪組織、東西スパイ合戦、スパイのメッカとなるイスタンブール、ボンドガールには知性とお色気の双方が求められる事。などなど、後の007、或いはそれのみならず、スパイアクションもの、ハードボイルドもの等に多大な影響を与えた功績は大変大きい。(オリエント急行には子供心に憧れたなぁ(笑))
時代が進むにつれて映像技術の進歩も表現手法の革新も目覚ましい事だが、それらの源流が本作には詰まっている。半世紀以上過ぎても通用する素晴らしさには刮目したい。
まず音楽がいい、ワクワクします。 ボンドガールが美しい。ベッドでお...
女の口には気をつけろ
007シリーズでは一番好きな作品で、ボンドガールのダニエラ・ビアンキはお気に入りだけど、その後あまり見なかった。
ショーン・コネリーも一番輝いていて、ロバート・ショーとの殴り合いは大迫力。
音楽もいろいろと揃い始め、ジョン・バリーの本領が発揮されてきた。
なかなか理解しづらい…(007②)
007の基本の型
ハマったかも…(*^^*)
リアル・ボンド
スーパーヒーローに仕立て上げられた後のシリーズから見ればスケールも派手さもないのだが却って人間らしさ、リアリティに好感が持てる作品です、原作のボンドに一番近いのではないだろうか。今では定番になったがオープニングタイトルの前にアバンタイトル(ドラマ仕立ての導入部)の形式は多くの映画に影響を与えてもいる。
オリエント急行での屈強な殺し屋との格闘、ヘリコプターによる追跡、ボートでの脱走、一安心かと思いきやドッキリまで仕込んだ展開の面白さもさることながらダニエラ・ビアンキの美貌にマット・モンローの唄う主題歌の貢献も少なくない。
6人もの俳優が演じてきた不朽のボンドシリーズ、甲乙つけがたいが一本と言われれば本作だろう。
とびきり美味しい幕の内弁当の様
大ヒットした主題歌だけでもう気分が大盛り上がり
この曲は今でも映画音楽のベスト盤には大抵入っているのではないでしょうか
今回はヨーロッパとアジアの接点イスタンブール、そこからオリエント急行に乗ってベログラード、ザクレブを経て途中下車、アドリア海に抜けモータボートで突破、最後はベニスのゴンドラで締めくくります
もちろん観光名所シーンもしっかり押さえてあります
文句無しの娯楽作品です
敵はスペクターですが、冷戦真っ只中のことソ連の情報部スメルシュ上がりの女性幹部も登場です
キレイなボンドガールのロシアお姉さんも良いですが、いかにもロシアのおばさんの容貌のこの女性幹部がなかなかいい味だしてます
強敵の殺し屋の造形もいい
しかしなんといっても若いショーンコネリー
彼が本当に英国人であり、本当のクィーンズイングリッシュで話す
どこからどうみてもイギリスの良家の出
そのボンドを体現しています
最近の007ものは観ていませんが、予告編で見る今のボンドはとても英国人には見えません
ロシア人に見えるボンドもいるようです
スパイ小道具も大活躍するし、美女の下着シーンもあるし、観光名所もみれて、もちろんアクションシーンも大迫力
しかも、いいメロディの主題歌
見終わったら鼻歌で歌っているくらい
とびきり美味しい幕の内弁当を食べ終わったかのような満足度高い映画です
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