劇場公開日 1997年12月13日

「悲しい映画」セブン・イヤーズ・イン・チベット Omiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 悲しい映画

2025年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

驚く

チベットの、世界の国々の中でもとりわけ神秘的な文化に惹かれて、数年以内に訪れたいと思っている者です。
映画を通じて少しでもその文化や歴史を知ることが出来れば、と鑑賞してみました。
凄い映画ですね。
主人公がブラッド・ピッド...ということに、話題性重視で商業的な意図が強いんじゃないかとか、西洋的な描写が多いんじゃないかと心配していましたが、
心配していたほどではなく、チベットの建築や自然、民族、宗教などをたっぷりと観察することが出来て、映像美が素晴らしかったです。
ただ、明らかに英語では話さないだろうというシチュエーションでも英語で話している点だけがマイナスだった。
外国映画なら、言語は徹底してほしい。

物語が後半に差し掛かるにつれて、中国の支配が始まります。
チベットを考える上で外せない事情です。
あの素晴らしい宗教や文化が、大国の土地が欲しいという思惑だけで脅かされることに歯がゆい思いをしました。
なぜ、他国の文化や宗教を破壊できるのだろう。
本当に恐ろしい。

きっとチベットはどんどん変わってしまいます。
できるだけ早いうちに訪れたい。

Omi
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