「嘘から出たまこと。親友だから愛していたからつける嘘」スモーク talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
嘘から出たまこと。親友だから愛していたからつける嘘
こういう映画だったとは!「ブルー・イン・ザ・フェイス」が強烈で「スモーク」の内容すっかり忘れてた。なんでクリスマス映画なのかも当然忘れていた。映画の見方がまるでわかってなかったんだろうなあ、そんな気がする。
カイテルは勿論のこと、ポール・ベンジャミン役のウィリアム・ハートの達者なこと!ラシードに感謝したりもう二日たったから帰れと言ったり仕事先を斡旋してあげたり金の出所を問い詰めたり父親サイラスに本当のことを言えとラシードに強制したり。親友のオーギーと共に。チャプター方式が私達を物語の世界にいざなってくれる。ワチャワチャと騒音の多い下町、煙草の物凄い煙、浮世床みたいな役割の煙草屋。色んな人間を見ている海千山千のオーギーをなめてはあかんのです。オーギーが親友ポールを助けるために語る話は全部嘘かも知れない。元妻のルビーは娘とグルになって嘘ついているのかも知れない。でもいいんだ。
オーギーの言葉には笑える:煙草はいつかは禁止されて煙草屋は並べられて銃殺される、次はセックスが禁止だな、それで最後は相手に微笑んだだけで処罰されるんだ。
黒電話、テレビで見るのは野球、キャノンのカメラ、膝丈の短パンにビーサン&タトゥーが様になってるカイテル。色んな映画でカイテルの裸体には慣れているから上半身裸のカイテルOK。いい映画❗️忘れていてごめんなさい❗️
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