スムース・トークのレビュー・感想・評価
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独特の雰囲気が中毒性をもたらす異色作
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いやー、この不思議な空気感は何なのだろう?
「ティーン女子の異性や性への憧憬」「家族との軋轢を超えた人間的成長」とか単純化できるものではなく、うまく表現出来ないが、もっとめちゃくちゃ不穏で精神的な何かがある。映像と音楽で終始この雰囲気を醸し出す監督の力量はすごい。
後半登場する怪しすぎる男アーノルド・フレンドは現実の存在ではなく、コニーの内面が創造した幻覚としか、私には思えなかった。
ローラ・ダーンが10代の閉塞感と危うさを絶妙に表現。「ワイルド・アット・ハート」と並ぶ彼女の代表作と言えると思う。
一筋縄ではいかない作家ジョイス・キャロル・オーツの短編小説「Where Are You Going,Where Have You Been?」が原作だか、結末は違うらしい。こちらにもトライしてみたい。映画とはまた異なる空気を味わえるかもしれない。
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