劇場公開日 2025年11月14日

素晴らしい風船旅行のレビュー・感想・評価

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3.0旅映画

2025年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

街のど真ん中から気球がケムを上げて飛び立つ所がほんとうに壮観。
ただ白いシャツが宙に漂っているだけなのに、なんだかとても綺麗。
モンブラン頂上のアルピニスト、飛び立つ鳥の群れ…
と、いくつか奇跡的な映像を堪能。

学者と孫と助手の3人を狂言回しに、空からの本物の映像を楽しめる。
なにげにアクションも凄いことやっててはらはらする。

 劇場入場口で可愛らしい記念シールを貰う。
作品に全く関係ない宣伝物販渡されるよりか、ささやかだがこちらの方がはるかに
嬉しい。

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asa

4.0風光明媚な

2025年11月22日
Androidアプリから投稿

田園風景、世界遺産みたいな街中の建物、海原やモンブランを空から眺めてるようで景観は素晴らしかった どうやって撮影したのでしょう!?しかし結局はコメディ?なのかおとん(助手?)は終始おマヌケでチャップリンみたいだったし、途中のテンヤワンヤにちょっとイラッとしてしまいました
以前見たグランドジャーニーっていう映画と内容似てるような気がした

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ゆう

3.5空撮映画の教科書📕

2025年11月15日
iPhoneアプリから投稿

映像の魔術師、ラモリス3本目は初の長編作品。おじいちゃんが発明した気球に乗って、おじいちゃんと孫がフランスの空の旅をする。

「赤い風船」「白い馬」で評価された後の長編なので、共通するシーンがあって楽しかった。ただ、短編だともってたストーリーラインの弱さが露呈してるように感じた。

今時なら空撮もドローン使ってデジタルで撮り直しができるけど、1960年当時、躍動する野生動物、モンブランの頂上で手を振る人など、奇跡のタイミングをどうやって撮ったのか?ド肝を抜かしたことが想像できる。これは65年たった今も変わらない。謎すぎる。

ちなみに、空撮はもちろん気球ではなく、監督が特許とった、ヘリコプターからのものらしい。編集がうまくて、めちゃくちゃリアリティがある。会場からも、えー!って声があがってた。

「七人の侍」観た時、キャラクター造形がジブリっぽくてびっくりしたけど、今回は、背景美術、自動車、帆船、群れをなして飛ぶ鳥に、宮崎駿さんが関わった世界名作劇場から、「カリオストロの城」くらいまでのジブリの背景美術を実写で観てる感じがした。

今回の孫役の少年は「赤い風船」と同様、ラモリス監督の実子。危ないシーンもよく頑張ってた。注目のラストはこちらも衝撃的だが、死の連想はなし。

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minavo

5.0キドカラーの飛行船に乗りたくて乗りたくていたのを思い出します

2022年5月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

やっと見られました。
VHSビデオをある所で借りて見ました。画像はめちゃくちゃ汚いですが、小学生の頃、公民館(じゃないかも、テレビではない)で見た事を思い出しました。
空を冒険すると言った所に惹かれたのだと思います。
この映画を見て『ハンググライダーを始めた』とかなら良いのでしょうが、運動が苦手で、僕は本と映画に走りました。その中で冒険をする事を選びました。(そう思いつつ、キドカラーの飛行船に乗りたくて乗りたくていたのを思い出します)
まぁ、後にハンググライダーはタンデムで2回ほど飛びましたが、言うまでもなく、鳥になった気分。全く恐怖心はありませんでした。

追伸 赤い風船と同じ監督なんですね。知りませんでした。赤い風船も別の意味で良い映画でした。
追追伸 キドカラーが1969年だから、映画を見たのは6年生かなぁ?映画はもっと前に見たような気がする。6年生の頃は『アラビアのロレンス』と『赤ひげ』を見たはず。

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マサシ

4.0映画の詩人アルベール・ラモリスの自然の美しさを捉えた映像パノラマ

2020年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

小学校の課外授業で観た映画。気球から望む自然の風景の美しさが印象に残る。それでもラストシーンにはとても違和感を感じた。詩的な情感を理解できない子供だったから仕方ない。初めて映画を観て批評した映画になる。
監督のアルベール・ラモリスは、映画好きになってから日曜洋画劇場で観た「フィフィ大空を行く」で大好きな監督になる。名作の「赤い風船」「白い馬」と作品数は少ないがフランス映画界では特異な存在感をもつ映画詩人だった。

小学校の高学年になると町の映画館は閉館してしまった。娯楽の主役がテレビに替わられてしまったからだ。子供時代の映画の記憶の殆どは、東宝のゴジラ映画とモスラ、大映のガメラ映画とギャオスになる。怪獣映画は私にとってヒーロー映画だった。それに夏になると、化け猫などの幽霊映画が田舎の映画館の風物詩になっていた。
学校の課外授業の一環として映画鑑賞を薦めていた時代の一つの要因に、文部省推薦映画と言うのがあった。日本映画の子供向け作品では難病の話が多かったように思う。命の大切さをストレートに感じ取れるからだろう。ただし、私はそんな映画を軽蔑していた。お涙頂戴の作劇に心が揺すぶられるような純真さは無かった。そんな映画で優しい女の子は皆涙を流していたように思う。意外だったのは、普段は喧嘩好きで活発な男の子が泣いたこと。この時、人間というものは外見だけで判断してはいけないと悟った。ぶっきら棒で男気のある少年の繊細さ、難病映画よりこちらの方が私にはとても参考になった。映画を観た反応で、その人の普段見せないところが知れる面白さも、映画の楽しみであるだろう。

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Gustav