「ロブ・ライナー監督を偲んで」スタンド・バイ・ミー 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
ロブ・ライナー監督を偲んで
映画監督で俳優としても評価されているロブ・ライナーさん
2025年12月14日にロサンゼルスの自宅で妻ミシェルと共に78歳で他界
息子のニックにナイフ刺し殺されたらしい
衝撃的な突然の最期
ちなみにロブの父親カールも映画監督で喜劇俳優として名高い人だった
1986年公開作品
過去数回鑑賞
今回はU-NEXTで鑑賞
原作は『キャリー』『シャイニング』『ミザリー』『グリーンマイル』『ショーシャンクの空に』のスティーブン・キング
監督は『恋人たちの予感』『ミザリー』『最高の人生の見つけ方(2007)』のロブ・ライナー
脚本は『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のレイノルド・ギデオンとブルース・A・エバンス
粗筋
アメリカの片田舎
30から先に汽車に轢かれて亡くなった若い男性の死体が置き去りにされているという
発見し警察に通報すれば有名になりヒーローになれるとふんだ悪ガキ四人組は線路づたいに死体を目指すことに
1泊2日のちょっとした冒険である
探しに行くのが死体という点はキングらしい
主人公は作家として成功している
妻子あり
息子が二人
立派な屋敷に住んでいる
パソコンは時代を感じさせる
弁護士の親友が喧嘩の仲裁の際に喧嘩をしていた片方にナイフで首を刺されてしまい亡くなってしまった
それをきっかけに12歳の夏休みを思い出す
ナレーターも大人になった主人公
名作
少なくとも名作の雰囲気はある
映画.comのオールタイムベストにも選出されている
だが今回もあまり刺さらなかった
世代が全然違うし国が違うし小6で喫煙の習慣はなかった
ロリポップ聴いて懐かしいとは感じない
だが少年たちのやりとりは面白い
ブルーベリーパイ早食い競争でつられて次から次とリバースするシーンが好き
亡くなった兄には物書きの才能を高く評価され愛されたが両親は兄が好きでゴーディの方はあまり愛していたかったようだ
親友は親友で逆に兄に愛されておらず本当は頭が良いのに特別な事情を抱えていた
なんかとても悲しい
汽車が追いかけてくる鉄橋を渡るシーンはドキドキ
眼鏡なのにキレやすいテディ
デブだがそれほどデブではないせいぜいぽっちゃりのバーン
原作では彼らもクリス同様に早死にしている
敵対する年長グループのリーダーはのちのジャック・バウワーだったりする
改めて観たらびっくりした
日本とアメリカでは夏休みの意味合いが違う
アメリカは六月が卒業式のシーズンであり夏休み明けは大抵が進級する
ゴーディたちは夏休みが終わると中学生になるのだ
配役
作家の才能がある4人組の一人のゴーディ(ゴードン)・ラチャンスにウィル・ウィートン
作家になった大人のゴーディにリチャード・ドレイス
4人組のリーダー格で将来弁護士になるクリス(クリストファー)・チェンバーズにリヴァー・フェニックス
4人組のメンバーで眼鏡をかけた荒っぽい性格のテディ(セオドア)・ドチャンプにコリー・フェルドマン
4人組のメンバーでノロマうっかり者デブのバーン・テシオにらジェリー・オコンネル
不良グループのリーダーのエース・メリルにキーファー・サザーランド
クリスの兄で不良グループのNo.2のアイボール(リチャード)・チェンバーズにブラッドリー・グレッグ
バーンの兄で不良グループのメンバーのビリー・テシオにケイシー・シーマツコ
不良グループのメンバーで口が軽いチャーリー・ホーガンにゲイリー・ライリー
エースとのカーレースで負ける不良グループのメンバーのビンス・デジャルダンにジェイソン・オリヴァー
ゴーディの年の離れた兄で既に交通事故で故人のデニー・ラチャンスにジョン・キューザック
ゴーディの父にマーシャル・ベル
ゴーディの母にフランシス・リー・マッケイン
雑貨屋の主人にブルース・カービー
廃車置き場の主人のマイロ・プレスマンにウィリアム・ブロンダー
市長のグランディにスコット・ビーチ
DJのボブ・コーミアにマット・ウィリアムズ
列車に轢かれ亡くなり遺体が置き去りになっているレイ・ブラワーにケント・ラトレル
