「ロブ・ライナー監督の代表作」スタンド・バイ・ミー odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ロブ・ライナー監督の代表作
昔観ていたが、昨日(12月14日)ロブ・ライナー監督と妻ミシェル・シンガーが、自宅で何者かに刺され死亡しているのが発見され、ハリウッドに大きな衝撃が走っているとのニュースを知って、代表作の本作を再鑑賞しました。若い俳優たちから複雑なキャラクターを引き出す腕前は流石ですね。
作家ゴードン・ラチャンスはある日、親友の「弁護士クリストファー・チェンバーズ刺殺される」という新聞記事に目をとめ、クリスと行った少年時代の冒険の旅を回想する。
ゴーディとガキ大将のクリス、眼鏡をかけているテディ、ノロマで肥満児のバーンの悪友4人が木の上に組み立てた秘密小屋の中に集まって、中学生のくせにタバコを喫ったり、トランプゲームをしたりしていた、バーンが飛び切りの話があると持ち掛けた。ある日、バーンは不良グループの一味である兄たちの会話を盗み聞きしてしまう。3日前から行方不明になっているレイ・ブラワーという少年が、30キロ先の森の奥で列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっていることを知る。バーンがゴーディたちに話すと、「死体を見つければ有名になる。英雄になれる」と言う動機から、死体探しの旅に4人で出かける。鉄橋で危うく列車に轢かれそうになったり森で野宿、翌日、ゴーディら4人は、沼に落ちてヒルに血を吸われたりしながらも、ついに死体を発見、そこへバーンの兄たちの不良グーループが現れて死体を渡さないとクリスを殺すとナイフで脅すがコーディが隠し持っていた銃で追い払う。遺体のことを匿名で警察に通報して、ひと夏の冒険が終わり、4人はいつものように町外れで別れた。その後は進路もバラバラになり、お互い疎遠になっていく。クリスにも励まされ作家になったゴーディはクリスの死を悲しみ複雑な家庭環境のなかで仲間との友情を感じた12歳の頃のような友達は、二度とできることはないと、静かに思い返すのでした。
「Stand by me」は「私のそばにいて、私を支えて、味方でいて」という意味で、困難な時に寄り添い、助け、応援するという深い信頼と友情・愛情を表す表現です。特に、どんな状況でもあなたを見捨てず、力になるよというメッセージが込められています。
BEN E KINGの主題歌も久しぶりに聞きましたが名曲ですね。ロブ・ライナーご夫妻のご冥福をお祈りします。
