故郷への長い道 スター・トレック4のレビュー・感想・評価
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人間よりクジラが進化した方が良かった?
①物語としては前作の続きだったんですね。
②レナード・ニモイの演出は前作とは反対に前半はややタルい。後半に持ち直す(特にザトウクジラの救出作戦を始めるくらいから)。
③しかし、あの探査船が20世紀の地球に来なくて良かったね。
これいいね!
いつもよりキャラクター1人1人に見せ場があって魅力的に見えた。ストーリーは1作目に近く物理的に戦うのではなく知恵を絞って問題を解決するカークらを描いている。
今作は23世紀の世界から20世紀にタイムスリップする場面があり、300年のギャップがとても面白い。
公開された当時は動物保護に関する規則が緩く、それを問題提起する場面もありメッセージ性のある作品になっている。
ドラマのスタートレックをほぼ見たことないので間違っているかもしれないが、今回の作品こそスタートレックらしさが出ている気がする。
旧シリーズ最高作だが、日本人には痛烈メッセージ
人気SFシリーズ4作目。
全6作あるカークらが登場する“旧シリーズ”の中でも異色作。
強敵と戦う訳でもない、派手なアクションがある訳でもない、未知の宇宙へ冒険する訳でもない…のに、旧シリーズの中では一番面白い。
趣向を変えたテーマとストーリーがユニーク。
謎の飛行物体の影響で地球壊滅の危機。解決の鍵は、絶滅したザトウクジラのみ。クジラを求め、カークらは20世紀にタイムトラベルする…!
カークらが現代へ。
未来人によるピンとハズレたカルチャー・ギャップ。
現代語を使いこなす(?)カークとスポック。「原子力艦は何処ですか?」と警官に聞くチェコフ、オイオイ…(笑)
現代が舞台だからか、これまでの作品より見易く、すんなり話に入っていけるのも有り難い。
絶滅動物を救う。
明確なテーマである“命の尊さ”が心温まり、ラストはファンタスティックで神秘的。
敵が居ない訳ではない。
己の利益や傲慢の為に他の種族の命を奪う者。
自分も同種族だからこれ以上は言えない。
日本人にとっては複雑な作品かもしれない。
日本も捕鯨国。
痛烈なメッセージ。
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