故郷への長い道 スター・トレック4のレビュー・感想・評価
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ギャップに戸惑う未来人 / シリーズの中では好きな作品
いつもは宇宙が舞台だが
今回は地球の危機に直面する。
自然保護と地球の危機からの企画でしょうね。23世紀の未来人が20世紀に来た時の文化と技術への戸惑いが面白い。すでに‘60年代のTVシリーズではコンピュータと会話し、タブレット端末の様な機器も携帯していて、それは21世紀の現在になって、ようやく形になって来たのではと思う。また、スタートレックはアメリカ軍やNASAに影響を与えている稀有な作品で、今回は各場面で触れられている。
宇宙…それは最後のフロンティア
スタートレックは、元々アメリカ西部への冒険の旅が宇宙へと広がり作られた物語。これはSF作家と制作・キャストの夢の続きであり、未知の宇宙探査への挑戦の物語だと理解している。
数あるSF映画の中で
大切にしたい物語。
※
人間よりクジラが進化した方が良かった?
これいいね!
旧シリーズ最高作だが、日本人には痛烈メッセージ
人気SFシリーズ4作目。
全6作あるカークらが登場する“旧シリーズ”の中でも異色作。
強敵と戦う訳でもない、派手なアクションがある訳でもない、未知の宇宙へ冒険する訳でもない…のに、旧シリーズの中では一番面白い。
趣向を変えたテーマとストーリーがユニーク。
謎の飛行物体の影響で地球壊滅の危機。解決の鍵は、絶滅したザトウクジラのみ。クジラを求め、カークらは20世紀にタイムトラベルする…!
カークらが現代へ。
未来人によるピンとハズレたカルチャー・ギャップ。
現代語を使いこなす(?)カークとスポック。「原子力艦は何処ですか?」と警官に聞くチェコフ、オイオイ…(笑)
現代が舞台だからか、これまでの作品より見易く、すんなり話に入っていけるのも有り難い。
絶滅動物を救う。
明確なテーマである“命の尊さ”が心温まり、ラストはファンタスティックで神秘的。
敵が居ない訳ではない。
己の利益や傲慢の為に他の種族の命を奪う者。
自分も同種族だからこれ以上は言えない。
日本人にとっては複雑な作品かもしれない。
日本も捕鯨国。
痛烈なメッセージ。
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