「ガイウス」スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス たろっぺさんの映画レビュー(感想・評価)
ガイウス
御大層な楽曲が目立つが、音響演出には確かな進歩を感じる。
しかし画面演出、特に場面転換はまだまだ鮮やかで無い。
また、ペルニラ・アウグストの表情とユアン・マクレガーの体捌きは惹きつけられたが、ジェイク・ロイドの挙動が場面によっては不自然なシーンも多々あり、子役に文句を言うのは気がひけるが、キャラクターに沿っているとは思えない。
相変わらず戦闘描写は稚拙で綱渡りばかり。
にもかかわらず、アクシデントは数分後には解決する為、状況としてはかなりシビアであるのに緊張感が皆無であり、達成感など味わえない。
本作の肝は、ジェダイは正義や弱き者の味方では無いという事と、元老院の空洞化を問題視せず歓喜に酔いしれる群衆にある。
人の心は強くならない。
ジェダイの道は心を捨てる道であり、その喜びは憤怒を呼ぶ引き金である。
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