「記念すべき第2作目。80年代SFの幕開け」スター・ウォーズ 帝国の逆襲 pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
記念すべき第2作目。80年代SFの幕開け
改めて鑑賞してみると「この時代に、これだけのSF設定はすべて発明され、映像化されていたのだなぁ」と深い感慨に捉われる。
当時、SF、ファンタシー、怪奇の3ジャンルは近縁としてひとまとめに扱われていた。
そんな系譜の中でも「時代を変えた作品」というのは確実に存在する。
1954年の「ゴジラ」(いや、ガチで世界に誇る名作だと思う)
1968年「2001年宇宙の旅」
1971年「新・猿の惑星」
1977年「未知との遭遇」
そして「スターウォーズ」
1979年には「エイリアン」
それまでの過去作品とは明らかに一線を画す、そして後の作品達に多大なる影響を与えた「新時代」を切り拓いた映画たちだ。
この1980年「スターウォーズ/帝国の逆襲」も正しくその偉大な映画たちの仲間である。
(嘘だと思うなら同時代の「007 ムーンレイカー」を観てみよう。どれだけ荒唐無稽でセットもチャチで設定もお粗末かわかるから。比較すると「帝国の逆襲」が如何に凄いかわかると思う。)
お若い諸兄にはどこかで観たようなネタばかりが満載でつまらないかもしれないが「どこかで観た」と思うなかれ。すべて「こちらが元祖」なのだ。コロンブスの卵よろしく、初めてそれを生み出す事は模倣やアレンジとは比較にならない偉業だ。
このあと、続々と「時代を変えた名作」が放たれていく。
81年「マッドマックス2」
82年「ブレードランナー」「E.T」「遊星からの物体X(カーペンター版)」「トロン(初の本格的CG)」
83年「デッドゾーン」(いや、これは個人的趣味w)
84年「ゴーストバスターズ」「ターミネーター」
そしてそして85年!
満を持しての「バックトゥザフューチャー」だ!!!
(個人的には「未来世紀ブラジル」も)
このように「スターウォーズ帝国の逆襲」の凄さは「それまでに無かった映像表現」である事に尽きると思うのだな。
今の時代「当たり前」になってしまったモノたちはこの時代に生み出された。「第3部に続く」ってヤキモキ設定まで生み出さずとも良かった気もするが(笑)
さて、とっととソロ船長を助けに行くかー。VOD時代、万々歳である。
(あ、DVDもBlu-rayも持ってたわwついVOD使ってしまうなーw)
アンディ・ロビンソンさん
こちらにもコメントありがとうございます〜♪
「驚異の映像技術」でしたよねー!
本作を侮る若い世代には「現在のCGもパソコンも無しでこの映像が作れるか?!(パソコンは8bitなら使用可www)」と問うてみたいです。
サイエンス・フィクション、空想科学が次々と新しい領域を切り拓くロマンに満ちた時代を生きてこられて良かった!と、つくづく思います。
映画史に於いてその歴史を変えてしまった1本と確信してます。
開巻、雪原に飛び回る機体が映し出されて皆腰を抜かした、「背景が黒じゃないのに!?」それ以前にはあり得ずだった合成。
ベイダーの父親宣言は本当か、惑わす妄言か?当時は論争を巻き起こしたまま、リアルタイムでの鑑賞時、一作目から丁度2年待たされた(日本では)あと、さらに次作まで3年待った事、っで途中から始まって途中で終わる作品、これもあり得ずでした。
pipiさん、コメントありがとうございます♪
オリジナル版、絶対にまだ残っているはずなんですけどね🌀
表舞台に出てくるのはルーカスの死後とかになるんですかね…🤔