スター・ウォーズのレビュー・感想・評価
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スター・ウォーズシリーズ鑑賞スタート
彼の有名なスター・ウォーズシリーズの第1作目を、今更ながら初めて観賞。
実はエピソード1を観た事があったので、映像のギャップに驚いた。
でも1978年に公開としては、すごいクオリティ。
映画の内容としては、展開が早かったなと感じた。
そんな事ある!?と突っ込みたくなる場面も多くあったが、
それも70年代の面白さと受け止めながら観ていたら、
いつの間にか終わっていた。
シリーズを通して観たらより楽しいんだろうな。
この先に期待が高まる!!
本当に40年以上前?!
ストーリーとかより
スター・ウォーズは何がイノベーションだったのか?
本作の以前と以後で映画の時代を分けるほどのインパクトがあります
それほどの作品です
単なる昔の人気SF映画ではありません
公開されて40数年が経ち、本作の分析はそれこそ銀河の星の数ほどなされました
ひとかどの学者が本作をテーマに論文を書いたものまであります
というか公開当時十代だった熱狂的ファンが、学者になったということでしょう
5年程前に、日本のとある美術館でスター・ウォーズ展がありました
ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティヴ・アート所蔵の撮影に実際に使用されたコンセプトアート、ダースベイダーはじめストームトルーパーの衣装や小道具の数々だけでなく、ジョージ・ルーカス自身が世界中から収集した芸術家達の優れた二次創作絵画まで多数展示されており大変に見応えがあった展示会でした
その展示物の解説文の中には、神話構造との類似性から説き起こしたとても高尚な内容もあり感銘を受けたものでした
本格的な分析はそちらにお任せして、自分は日本のSFファン、特撮ファンとしてのオタクの視点でレビューします
なぜ時代が区切られるほど影響力を持つ作品なのでしょうか?
そのような映画は他にあるであるのでしょうか?
ゴジラはそれだと思います
ゴジラは映画のイノベーションでした
スター・ウォーズはそれに匹敵します
本作も映画のイノベーションだったのです
では一体何が革新的であったのでしょうか?
特撮?
世界観?
物語?
どれも違うと思います
本作の特撮は、確かにモーションコントロールカメラによる合成が駆使されています
同時代の日本の繰演中心の特撮では太刀打ちの出来ない新技術であり、当時最高の特撮映像です
しかしこれは1968年の「2001年宇宙の旅」の特撮映像の延長線にある正常進化です
日本の特撮にとっては黒船のような突然現れた驚異的なものですが、イノベーションとまでは言えません
世界観はスペースオペラと言われるものです
スペースオペラとはホースオペラをもじった言葉です
つまり宇宙版の西部劇という意味です
1930年代から1950年代にかけて米国はSF小説の月刊誌のブームがありました
日本の少年漫画雑誌の乱立のように数誌がしのぎを削る競合をして、今では古典とされる名作のSF 小説の数々が連載されて生み出されていました
しかし、中には舞台を宇宙にしただけの内容は西部劇と変わらないような娯楽作品も多数もあったのです
本作の世界観はこのスペースオペラそのものです
決して目新しいものではなく、特に米国人にとっては既にお馴染みのものだったのです
こういったスペースオペラ、略してスペオペ
実は米国でも日本でも馬鹿にされていました
軽く見られていたSFの中でも、さらに一段低く扱われていていたのはそうした理由からです
スペオペは名作SFとは異なり、かえりみられることもなく子供向けのマンガの中だけに生き残っているようなものだったのです
しかし特に米国人にとってはこの世界観が子供の頃に強く刷り込まれていたのです
この米国のSF小説誌は、戦後各国の駐留米軍から古本となって、やがてその国の好事家に収集されて読まれるようになって行きました
日本もそのひとつで、日本のSFのルーツのひとつです
1966年のテレビシリーズの「キャプテンウルトラ」を視れば一目でわかります
ルーツはスペースオペラであり、スター・ウォーズと同じ起源だと
米国人にとっては子供の頃の懐かしさのある世界観なのです
つまり世界観もイノベーションではありません
物語も、神話構造との類似性が数多く指摘されているとおりイノベーションではないのです
では一体何がイノベーションだったのでしょうか?
センスオブワンダー
この言葉はSFファンなら良く知られています
想像力の翼が羽ばたき、無限の高みから驚くべき光景を見下ろす快感!
そう言う意味であると自分は思っています
「SFは絵だよ」
これは日本にスペオペを紹介した第一人者野田昌弘の言葉です
彼の書いた「SF英雄群像」はスペオペを体系的に理解できる名著であり、SFマニアであれば絶対に読んでいなければなりません
小学校高学年の時にこの本に触れ、むさぼるように読み耽ったものです
この言葉はセンスオブワンダーの意味を日本語にした素晴らしい訳であると思います
本作にはこのセンスオブワンダーが濃厚に映像になっているのです
それが本作のイノベーションであるのだと思います
冒頭の宇宙戦艦の巨大さ
タトゥーインの二重太陽の日没
ジャバの赤錆た移動車両
モズアイズレーの宇宙人酒場
惑星を破壊できる月程の巨大なデススター
そこに急降下する無数の宇宙戦闘機
どれもこれもセンスオブワンダーを感じるものばかりです
センスオブワンダーを娯楽映画にする
それがイノベーションなのです
「2001年宇宙の旅」はセンスオブワンダーの塊でした
しかしコアなSFファンでなければ人を選ぶ作品でした
それに対して本作はスペオペです
徹底的に娯楽作品です
しかし娯楽作品であってもセンスオブワンダーは伝えられる
そのことをやってみせたのです
それが本作のイノベーションなのです
それが大ヒットした本当の理由だと思います
本作以降、センスオブワンダーを感じる映像が映画の中で一般的になっていったのです
スター・ウォーズ以前と以後で、ハッキリと別れたのはこれだと思います
スター・ウォーズシリーズでも、このセンスオブワンダーの濃度は次作以降どんどん低下して行きました
初期の三部作以降は特撮こそCGの発達で優れていく一方、センスオブワンダーは逆にあまり感じられない作品になっていきました
日本で本作に対抗して作られた特撮映画が、どれもまるで黒船に日本刀で立ち向かう浪人達の攘夷のように滑稽に見えるのは、当時の日本の特撮が遅れていたからとかではなく、センスオブワンダーがまるでなかったからです
その概念すら理解できなかったからです
本作は本当に別格です
センスオブワンダーの塊のような映画です
そのことで本作を超える映画は殆どありません
ブレード・ランナーとあとはいくつかだけと思います
最初のスター・ウォーズ
このよう作品はもう二度とでないかも知れません
いや、なんとしても出会いたいものです
初代の宇宙戦艦ヤマトはセンスオブワンダーが濃厚な作品でした
本作に先立つこと3年、驚異的なことです
最初のガンダムもアキラもエヴァンゲリオンも攻殻機動隊もセンスオブワンダーがあります
日本人にだってセンスオブワンダー溢れる作品は作れるのです!
世界に誇れるセンスオブワンダーが濃厚な日本の特撮映画が現れる日が来ることを切に期待します
40年前とは思えぬカッコよさ
映画好きを名乗るなら観ておいた方がいいと思い鑑賞。
ハリウッドってどんどん進化していってるんだね。正直今のハリウッドに慣れている私にとってはちょっと刺激が少なかったです。でもそれはアクションの話であって他のところは最高でした。
特にデザインですよね。ストームトルーパーやダース・ベイダー、デス・スターなど今何度見てもかっこいいですもん。当時は衝撃だっただろうな〜。当時若い時に見た方は今では50〜60歳くらいかな。羨ましい。
ストーリーも面白いです。王道のSFでした。仲間を見つけてデス・スターからの脱出。そしてそこからのデス・スター破壊作戦。ラストの破壊作戦は最高にアガりました。
また役者陣も良かったです。ハリソンフォードは今も昔もかっこいいですね。ああいう兄さんになってみたいです。
面白かったです。映画好きなら見てみてもいいんじゃないでしょうか。
70点
映画評価:70点
(前置き)まず私はスターウォーズ初視聴で
他の作品を見ていないし、ネタバレも知りません。
そして現在の映画レベルからしたら60点くらいだと思っております。
この作品、とても凄い
アクションも嫌い、SFも興味がある方ではない
乗り物(車や飛行機、電車等)にも興味ないのですが、面白かったです。
というのも、物語の作り込みが拍手もの
しっかりとしている。
勝手なイメージでエピソード4とか言っているけど、三部作が売れたから過去編作りましょう!
じゃあこれは4でいいよね~
みたいな物語ではなく
本当の本当に4なんだと感じます
更に監督のチョイスは素晴らしく
今作の主人公のルークや、ハンソロは
我々と同じでスターウォーズの世界初心者
その彼らの目線だったから
色々と初めてでもついていけました。
構成にも違和感がありません。
機械2体の脱出から、機械がルークと出会う流れ、ルークから旅立つ理由、ハンソロが仲間になる理由、戦い、すべて矛盾点なく素晴らしい
物語途中という事もあり
ダースベイダーが強いというのは分かるのですが、まだ彼の魅力は伝わらなかったし
どうなっていくのか?
早くエピソード5が気になりますね
観てきます!
【2020.8.26観賞】
今でも、そん色なし!フルCG映画に慣れた今見ると、壮大な舞台劇を鑑賞している感覚になった !
演者以外のすべてをCGで描いてしまう現代と違い、当時は作れるものは全て手作りで用意した印象があります。宇宙人は被り物をして人が演じるか、人形を動かすか。動きに人間臭さが出ているような気がして、青空の下で演劇をする壮大な舞台を見ているようでした。手作りとは言えチープさのかけらもなく、とは言え現代のフルCGのようなリアルさもない。そのバランス加減に心地よさを覚えました。
ストーリーも秀逸ですね。正義のヒーロー誕生!という盛り上がりを感じました。改めてみて思いましたが、この時って、フォースの扱いがフワッとしていますね。テレパシーと超感覚的な感じ?まぁ、フォースはこれから物語を左右する重要な存在になりますから、静かにその時を待っていたいと思います。
改めて見ると、スゴイの一言!
スターウォーズの記念すべき第1作!
約40年前に、これだけのレベルのCG技術を
使った映画は、他にあっただろうか!
当時、これを見ていたら、
感動に震えたにちがいない!
レイア姫がデス・スターの設計図を手にし、
ダースベーダーに捕まるシーンから始まる。
その設計図を持って逃げるのが、
3POとR2-D2。
それを持って逃げた先が、
ルーク・スカイウォーカーがいる星。
なんとも運命としか言いようがない!
オビ=ワン・ケノービの口から、
ダースベーダーのことが語られるシーンや、
二人のライトセーバーでの戦い、
そして、若きルークへと運命が託されていく
シーンを見ると、感慨深くなる!
宇宙での戦闘シーンは、ワクワクそのもの!
これぞ、スターウォーズの真骨頂です!
心をひとつに、仲間と共に…
SF苦手で懸念していたけど
今から40年前の映画だったこともあり画質等心配だったが時代を全く感じることなくキレイで映像に関しては2000年代の映画でも納得できるレベル。
R2D2とC3POもちゃんとロボットの動きしてて凄い。彼らのやり取りがシュールで好きでした。
ただライトセーバーの戦いがチャンバラごっこにしか見えなかった。
毎年スターウォーズで盛り上がってる人たちがひそかに羨ましかったので...
すごい!!! 痛快!!
とある惑星に叔父さん夫婦に引き取られて暮らしていたルーク青年が、助けたロボットから投影された王女らしき女性からのヘルプメッセージを見たことをきっかけに、ある日突然、銀河の支配を巡る争いに巻き込まれ、成長していく話。
観たこと自体が、「はるか昔、銀河の彼方で」になった。
しかし、今でも鮮やかに蘇る。
オープニングの、流れる文字(背景説明)が終わると、画面左上から現れる三角形の宇宙船の先端、ゆっくりと画面右下へ進んでいくのだが、予想に反して末尾がなかなか現れない。その巨大さ、画面全てが宇宙船の一部を映すことになる。
もう、このオープニングだけでもやられました。「今までの映画と違う!」
そして、当時18歳の自分が思い切り、疑似体験できる同世代のルークの冒険修行成長物語!
(この後さらに、息子は小学生低学年で、アナキンのポッドレースに没頭熱狂する、と二代に渡り、ジャストミートなタイミングで、堪能させて頂きました)
でも、最高のシーンは、ラスト、ルークの危機に「ハッハーイ」と上空から急降下で現れる、ハンソロとチューバッカのミレニアムファルコン!!
こう書いているだけで、今でも心踊り、手が震えてしまいます。いや〜最高!
いろいろ言われもするけれど、たしかにSFというよりも西部劇かもしれないけれど、面白いんだから、いいんじゃない⁉︎
おまけ1
スターウォーズと言ったら、May the forth be with you ! だよね〜!!
(当初は、フォースは、スカイウォーカー家に代々伝わる才能じゃなくて、明らかに、修行によって身につくものだったよね。その方が、俺は好きだけれどな)
2023/6/1 追記
pipiさんのコメントに刺激を受けて。
> 当時のスターウォーズに当然のようにCGが使われていたと思ってしまう若い方々
ジョージルーカスの何が偉大かって、「スターウォーズ」作るために、IL&M社作ったことだと俺は勝手に思ってるくらいですからね〜。インダストリアル・ライト&マジック社、なんてワクワクする名前なんでしょうか。「工業的な光と魔術社」ですよ。特撮の中心が、まだまだ、光学的重ね合わせだった時代。
「え、一本の映画のために会社作っちゃうの!?」という驚きは、特撮のための会社の先駆けである円谷プロダクションに幼い頃から憧れを抱き続けた俺ですら、驚愕で、そして嬉しかったですからね。
スターウォーズの頃1989年に、3次元CGを描けたのはスーパーコンピューター。(当時の処理速度は1GFlopsだ。現在、PCに当たり前に入っているCPUインテル社i7の処理速度は80Gflops だ!!!そりゃ今じゃCG全盛になるわ。誰もが憧れた時代だ)
そんなことから考えても、pipi さんが言う通り、当時のCGはほとんどなかったはずですよね〜。おそらく、ミレニアムファルコンがワープする際の白く輝く光点の流れと、ライトセーバーの見事な軌跡くらいでしょうか。ああいった単色の光の魔術くらいはすでにコンピューターが生み出していたんでしょうね。(それでも大枚叩いて、でしょうけど)
それだけでも膨大なコンピュータリソースを要しただろう上に、その動きとミニチュアや人間の殺陣動作を寸分なく一致させる、モーションコントロールカメラを活用した光学的重ね合わせ!! そりゃあ、金もかかるし時間もかかるわ!
でも、それらをちゃんとやったからこそ、中身は「宇宙活劇」とか「宇宙西部劇」とか揶揄を込めて言われることもあるこの作品に、俺たちはこれだけの衝撃を受けたんでしょうね。ああ、特撮、最高!!
(そして俺は宇宙西部劇もまた、大好き!)
ルーカス監督はその後CGのピクサー社を作り、ILM社も当たり前だがその後のCG時代も牽引し、イメージワークス、WETAデジタルと、社名を聞けば映画が浮かぶような、巨大CG制作会社が続々と生まれ、今日の俺たちは、また一段上の極上CG時代の映画を楽しめているんですよね。ルーカス監督、ほんとに、ありがとう。
そしてpipiさん、ちょっと駆け足で振り返ってみる機会を得られたのはコメントのおかげです。ありがとうございます!!
おまけ
ミニチュア撮影、モーションコントロール部門は今でもILM社アナログ部門として大活躍中。嬉しいね。
何度見たか覚えてない
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