劇場公開日 1950年11月14日

「世の管理職が見るべき映画」頭上の敵機 シムケンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0世の管理職が見るべき映画

2020年8月2日
iPhoneアプリから投稿

戦場という生死かかかる極限状態の中で、戦果が悪い部隊をいかに強くしていくかという物語。
戦争ものというより、上司とは、指導者とは、管理職とはどうあるべきかを学べる作品です。
グレゴリーペック演じるサベージ准将が、親友ダベンポート大佐が指揮する部隊を冷静に判断し、親友を解任し、自らが立て直すことになります。
厳しく部下に接する彼のやり方に初めはついて来れない隊員たちに苦悩しながら、徐々に戦果を上げていき、その中で新しいリーダー候補も育っていきます。失敗すれば即、死につながる極限状態で、サベージはとうとう精神をきたしてしまう。初めは親を威を借るダメ指揮官だったゲートリー少佐が編隊長を替わり、見事ミッションを成功させる。
世の上司として、管理職としてこうあるべきという姿を見ることができる作品です。

シムケン