素顔のままでのレビュー・感想・評価
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女は男より強い。裸一貫で勝負できるからだ
『ゴースト/ニューヨークの幻』でトップ女優の座に駆け上ったデミ・ムーアが一世一代の大博打を打って挑んだ末、ラズベリー賞を総ナメ…。
見事な大コケに、ブルース・ウィルスとの結婚と並び、《デミ・ムーア2大選択ミス》と嘲笑される駄作だが、役作りに鍛えに鍛え抜いた彼女のパーフェクトボディと軽快なダンスステップはプロ顔負けの腕前を誇る。
ハリキリ過ぎて筋肉ムキムキで、男っぽい体質なのは否めないものの、逞しい脚線美を含め、クオリティの高いダンサーに成りきっているのは、女優魂の賜物であろう。
しかし、肝心のサスペンス要素は駄作以下の酷さ。
何せ彼女の熱烈な信者の政治家を演ずるバート・レイノルズの変態ぶりを延々観せられるだけなんから…。
特にコインランドリーで部下に盗らせた彼女の衣類の切れ端を嗅いで悦に入る場面の気持ち悪さは、もはや笑うしかない。
ロリータ系やアナコンダを巻いて踊る娘etc.ダンスパフォーマンスの充実度、
頼もしい黒人ボディガード、ライバル店との競争にヤッキとなるマネージャーetc.etc.劇場に揃う面子は皆、個性的なので店の切り盛りに一喜一憂する人間模様を重点的に観賞する事を勧める。
では、最後に短歌を一首
『舞台にて 愛をさらけし 踊り娘の 甘い裁きは 板におあずけ』
by全竜
大丈夫だ、酔っ払いは怪我をしないから
映画「素顔のままで」(アンドリュー・バーグマン監督)から。
私にとっては衝撃のシーンから始まった。
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」の主演女優、デミ・ムーアの演技に、
何度も涙腺を緩ませた思い出がもろくも崩れた。
だから、彼女のストリッパー姿は、
見たいような見たくないような、微妙な心境であった。(汗)
さて、気になる一言は、物語とはあまり関係ないが、
ストリッパーに酔っ払いがちょっかいを出し、喧嘩になる。
心配する人たちをよそに、誰かが叫ぶ。
「大丈夫だ、酔っ払いは怪我をしないから」
確かにそうだな、とメモをした。
アルコールの力で、筋肉が緩み、知らず知らずにクッション役、
それが大怪我に繋がらない理由だろう。
しかし、翌朝、体じゅう打撲で痛みが走ることも多々。
そうか、大怪我はしないけど、軽傷はするんだよな。(涙)
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