スウィンガーズのレビュー・感想・評価
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アメリカ映画だけど、なんとなく昭和が漂う。
何気ない野郎どもの日常生活なんだけど、まぬけな会話やふんわりとした思いやり精神に、昭和の香りが漂ってきて(アメリカ映画だけど笑)この雰囲気が大好きだな。
ヴィンス・ヴォーンが若くてすてき! この作品の脚本を手掛けた主演のジョン・ファヴローは痩せてて若くてわからなかった(笑。
愛嬌のある女々しさ
タランティーノはパクりだと言いつつ「レザボア・ドッグス」のシーンを真似てみたり「グッドフェローズ」のシーンだったり。
何度も留守電にかけるシーンはしつこいけれどそんなウザさに笑けてしまう。
若い頃の二人は細くて特にV・ボーンは男前で今現在に面影無し!?
忘れられない女より新たな出会いを探すより男同士の友情が大切だとヤロー連中の掛け合いがまた楽しい。
今の作品からは想像も出来ない監督の名を見てビックリ!?この頃からJ・ファブローは物語を書くのに適していた人物だったのだと。
酒の友情はいいね~
深夜に寝苦しさで目覚めてテレビつけたら本作がやっていました。アメコミ青春映画ですが、おバカ系ではなく、青春映画と呼ぶにはあまりにも主人公の男がダサい。最初は眠りにつくまでのつなぎ目的でつけていましたが、登場人物の多くに共感を覚え、終りまで観てしまいました(朝の5時)。
主人公は半年前に6年つきあった彼女にフラれた売れないコメディアン。新しい環境を求め活動拠点をNYからLAに移します。周りから早く新しい女を探せと促され、バーで女の子をナンパしますが、イイところまで言っても結局、留守番電話に元カノのメッセージが残ってないか気になり自宅に帰ることの連続。
そんな男が友情にも支えられながら立ち直るまでの物語です。夜な夜なホームパーティを徘徊し女を物色するだけの映画なのですが、酒を通してできあがる友情って長続きすると思ったりするのです。つまらないことを友達が言いだしたら「酔い方が足りない」と言って、もっと飲ませるにつきます。
映画全体を通してバカ騒ぎの描写だけど、そこに真摯さがあるのも特徴。作品全体のバカさに監督さんの心がなびかれてないのです。それで監督さんの名を調べたら、ダグ・リーマンという人で、本作の次にわたくしの大好きな「ボーン・アイデンティティ」を監督した人です。
いい映画を作る人は、下積み時代から雰囲気があるのだなと思いました。新鋭監督の作品をもっと見たいと思いました。
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