劇場公開日 1994年12月10日

「おいっ! 勝手に終わるな。」酔拳2 タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0おいっ! 勝手に終わるな。

2023年2月22日
PCから投稿

と言いたくなった。
オリジナル版ではこの後にラストシーンがあったそうだ。ジャッキーチェンがそれを納得できないものだと思ったらしく、海外公開版ではカットしたそうだ。脚本的のことを言えば、もうちょっと頑張ればよかったのになあと思った。せっかく高麗人参のネタであれだけ引っ張っているんだから。私はあの辺のコメディシーンが楽しかった。一人の高官が独断で密売しようとしたものを見事に阻止した・・という風に描くのはそんなに難しくなかっただろうに。脚本がいまひとつ頑張れなかったせいで「こいつさえ倒せば問題が解決する」という感じにならなくてちょいと残念だった。
しかし、そんなことはどうでもいい。ジャッキーチェンの映画はこんだけ話が支離滅裂になっちゃってもそれなりに楽しいのだ。とにかく最後に酒を飲んでくれればいいのだ!客にそう思わせることには大成功している。きっと映画館でこの映画を見た人は、とっても楽しく満足した気分で映画館を出てきたことだろう。羨ましい。

タンバラライ