シンドラーのリストのレビュー・感想・評価
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重い、暗い、悲しい、でも目をそらしてはいけない
アウシュビッツに関する本を読んでいたので、 なおさら、この映画の背景にある事実が重く、 悲しくのしかかってきました。 シンドラーのリスト シンドラーのユダヤ人 人間として、いろいろなことを考えさせられました。
長いけど見る価値あり
ほぼすべて白黒映画。 光と影の割合が素敵です。 決して慈善家として描かれていないが、 ごく当たり前の人間がする善の行動 (スーパー善人がなす、慈善ではなく) それが鼻につかなくて良い。
ただ泣ける・・・それだけです
本作を観るのはこれが三回目です。 でも、今回が一番泣けました。 悪事を働いていた主人公シンドラーが結果的に善の行いをしていた、というスピルバーグ監督の解釈のおかげで、本作は過剰にセンチメンタルにならなかったのだと思います。 スピルバーグ自身は、この映画を撮っている間ずっとストイックになっていたと思います。ノンフィクションという虚構の世界を、あくまで私情を入れずに冷静に描いたから、この作品の魂が虚構を超えて観客の胸にリアルに伝わったのだと思います。 改めて思ったのが、スピルバーグの映像感覚はすごいということ。なんというか、映像の線に知性の結晶みたいなものを感じます。映像だけで、ここまで感性を刺激する監督さんは、現役の監督さんの中で他にいるのでしょうか。尊敬してしまいます。今回、改めてあのエンディングを観て、個人的な迷いがふっきれました。 それにしても600万人のユダヤ人が虐殺されたなんて、想像力のキャパを超えすぎていて、何も考えられません。 時代の力は凄まじく、人は簡単に変わるもの。わたくし自身ですら、あの時代あの国にドイツ人として生まれていたら同じことをしていたかもしれません。倫理が必要とされるのは、まさしくこの次元だと思いました。
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