劇場公開日 1994年2月26日

シンドラーのリストのレビュー・感想・評価

全91件中、41~60件目を表示

4.0理不尽な死と偽善者

2020年7月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

正直な話、シンドラーをユダヤ人を救った立派な人だと思わなかった。劇中終始SSのご機嫌を伺いつつ、有能と見なした人達だけを働かせ「自分の城」を築いただけに過ぎない。
ユダヤ人達の生殺与奪の権を握っているという点で、彼もシンドラーもSSとやってる事は同じ。ゲットーの殺戮を馬上で俯瞰し、命懸けで助けて欲しいと訴える女性を追い返すわ、腹立ち紛れに税理士に「何で俺がユダヤ人を助けなればいけないんだ!」と怒鳴り散らす。憂さ晴らしに女と戯れるシンドラーに罪悪感はないのか?自分の工場の労働者が拉致や殺戮されたのに?と神経を疑う。
終始シンドラーに理性的に接していた税理士の方を私は讃えたい。
個人の善意の限界を超えると義務や責任に耐えられなくなる。
私なら彼の工場で働くのは絶対に嫌だ。
傍らで人が次々殺されている場所で生きていたいとは思わない。
いつ自分が殺されるか分からない中で、未来を描けないから。
個人の善意に縋り、悪意に晒されながら生き延びるよりさっさと劇薬を飲む方を選ぶ。
この映画は圧倒的暴力の前に人の尊厳や命は何と脆いのだ!という衝撃と、虚しさを痛感した。
ゲットーが解体される前、設計ミスを指摘した女性の毅然とした姿が一番心に残った。
銃殺を覚悟で彼女が護りたかったのは、自分の生き様ではないか。
それを暴力で全否定される事が、戦争なのだと思う。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
tktk

4.5この映画を見て良かった。

2020年6月12日
iPhoneアプリから投稿

195分と書いてあり、単純に長いなと思った。
それでも映画好きならきっと多くの人が早かれ遅かれ通るであろうこの映画。

いざ見るとちっとも長くは感じない程見事に撮られている。

惨い話だが、見終わった時にはきっと見て良かったと思えるはず。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
雪村

4.5シリアス路線

2020年6月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。スピルバーグのシリアス路線では一番好きです。
リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズは本作で知りましたが、当時のイメージとは違いますが今でもご活躍ですね。
長尺でモノクロ、あとかなりキツイシーンもあったように思いますが、それでも観てよかったと思ったものでした。リーアムの懺悔/独白シーンがグッときます。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
なお

4.0モノクロ

2020年5月6日
iPhoneアプリから投稿

ユダヤ時の虐殺のさなか、ユダヤ人を使って金儲けをしていた主人公シンドラー。
彼がいかにして最終的に1000人を超えるユダヤ人を救うことになるのか。

描写の過激派に背筋が冷えた。
戦争の惨さ、凄惨さはこのレベルほど甘くはない。
しかし十分に酷いものだと感じた。
特にホロコーストの表現は息を飲むものであった。

戦争の悲惨さ、その中で儲ける人もいる。

考えて
頭を使って
強かにいきてかんといかん
思考停止になってはいけない

希望と絶望は自分で見つける

コメントする (0件)
共感した! 2件)
feris

4.0学び

2020年5月3日
iPhoneアプリから投稿

人は平等。
みんな人間だ!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ほくロック

5.0生存者たちの声

2020年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

事実である、史実である、人間の強欲さがある、体制統制の恐ろしさがある、そしていかなる環境下でも一片の想いがあって、好転となる可能性がある。本編195分の大作を観て、それで終わりではない。DVD版では「生存者たちの声」77分があって、少し中だるみ感があるものの、これの後半をしかとじっくり噛みしめることができて、主に登場するのは当時のティーンエージャー達で、救われた一つ一つの命の重さの経緯を学ぶことができました。DVD版での両方フル視聴を是非おすすめします。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

4.0これは本当の話なのか?戦争での歴史捏造に苦しめられている日本人とし...

2020年3月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

これは本当の話なのか?戦争での歴史捏造に苦しめられている日本人として、つい疑問に思ってしまう。本当だとしたらどうしてドイツはもっと非難されないのか?ユダヤ人は大人しい?そもそもどうしてユダヤ人はこんな迫害を受けねばならない?
結論。「もっと勉強しとけば良かった」
言い訳「私は日本史選択だったんだ」

最初は決して善人とは思えないシンドラーが最後はユダヤ人の神に。感動。
もう衝撃映像満載です。スピルバーグ、楽しい作品のイメージが強いがこんなのも…まさに映画の神。
「1つの生命を救う者が世界を救える」

コメントする (0件)
共感した! 4件)
はむひろみ

5.0歴史上見てもこんな人いない

2020年2月24日
iPhoneアプリから投稿

このような映画こそ、皆見るべきだと思います。確かに残酷なシーンがいくつも出てきますが目をそらさず見るべきです。起こった事実に目を背けてはいけないと思いました。シンドラーが最初はお金に目がない人だったのにユダヤ人が受けている差別を目にするごとにどんどん情が入っていき最後は自分で儲けたお金でユダヤ人を命懸けで助けようとしました。歴史上のどの人物を見ても最初は良い人だったのにも関わらずお金が増え始めたら自分の欲にまみれ、自分の思い通りに物事を進めようとする人がほとんどです。シンドラーの行動に感動しました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
arij

4.5必見です。

2020年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

この歴史からは目を背けてはいけない。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カツカレーライス

5.0自身の正義を行うには力が必要

2019年11月15日
スマートフォンから投稿

自身の正義を行うには力が必要
今更初観です。彼の初期の目的や目指すものがよく理解出来なかったのは残念ですが、物語が進行するにつれその気持ちが理解出来ラストでの感情の爆発はとても痛々しく辛くそして素晴らしかった。実話を元にされていることにも驚きを隠せなかったですし、また自身の歴史知識の無さを恥じました。善行を貫くにはそれ相応の力が必要な事も非力な私には痛く突き刺さりました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
yagifuto

4.5気合入った作品

2019年10月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

収容所の映像の撮り方が気合い入ってる。ナチを扱うならこのくらいの気合いで撮らないと駄目なんだろうな。
ナチスに殺される幼女の赤い服だけをカラーにしている点が印象的。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
さすまー

4.5凄惨なユダヤの歴史の中で感動を得られる一作

2019年9月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

ユダヤ人の歴史を描く映画の中でも悲しさだけが残らず、希望や感動も同時に描いた傑作

シンドラーを主軸にしつつも登場する人物それぞれの感情が丁寧に描かれ、ユダヤという人種で括るのではなく一人一人が人間であり、皆大切なものがあることを描きたかったのではと思う。

映画であり、素晴らしい映像作品でもある本作は是非多くの方に見てもらいたい

コメントする (0件)
共感した! 2件)
tiso jack

5.0記録と娯楽の狭間で

2019年9月10日
PCから投稿

ナチスの犯罪をこれほど再現したものはないでしょう。
それを、エンタメとして提供できるよう、モノクロなど苦心のあとが凄い。
ストーリーも史実に忠実ながら、引き込まれて、感動します。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
アサシンⅡ

4.5RIP

2019年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

久々にいい映画をみれました。

内容自体は残虐なシーンもあり、目を背けてしまうところもいくつかありましたが。

この映画を通して人はどちらにもなれるし
それを選ぶことができるんだと。

自分的にはシンドラーと軍の駆け引き好きです。
それとラストのシーンではシンドラーとユダヤ人との絆のところがもう涙なしでは見られません。

最近はアクションや新作ばかりだったので見れてよかった。
また見たいと思います。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
しゃもじ

4.0リーアムニーソンの観るべき作品

2019年5月20日
iPhoneアプリから投稿

久しぶりの再視聴です。リーアム若いですね。すっかりアクション俳優のリーアムですが、1990年代はメッセージ性のある感動作品が多いんですよね。辛いシーンが続く中「この指が砲弾の内側の金属を磨く」と子どもを救うシーンが心に残ります。「一人の命を救えるものは世界を救う」は名言ですね。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
サラ

4.0リーアム・ニーソンの演技が素晴らしい

2019年4月29日
iPhoneアプリから投稿

冗長とも思えた前半。これが後のシンドラーの揺れ動く心理描写を描く際に生きてきて、終盤で感動を加速させる。また、重厚感たっぷりのホロコーストの描写は圧巻。

見るべきポイントは非常に不謹慎で、筋違いかもしれませんが、本作中で目についたのは、惨殺されるユダヤ人役の役者の役者根性でした。リアリティを壊さない範囲で精一杯大げさに殺される演出に、チャンバラの切られ役者のような役者根性を見ました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
マルボロマン

4.0歴史的名作

2019年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

ズバリ何度も観たいと思うような作品では無いが、一度は観ないとダメな映画。この歳になって初めて観たけど、戦争の残酷さにやり切れなさを感じるばかりです。数百万人を虐殺するって、人間がする事か?

コメントする (0件)
共感した! 5件)
おのもん

5.0血の通った神になる事

2019年4月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.7
中学生の時に、この映画を学校で見、難しいという記憶しかなく、そしてアカデミー賞作品賞は難しい映画がとるのだと浅く理解していた。
愚かにもそれ以降、本作を見る機会を持たなかった自分を恥じる。
常にエンターテイメント性に溢れる作品を世界に送り出し、大多数の人間が喜ぶ映画を作り続けたあの時代のスピルバーグが、なぜこの異色作を世に出したのか。
それは忘れてはならない歴史の真実を映画という形で記録に残し、そして世界中に伝える。
世界が認める監督がこの題材を描き、より多くの人に伝える。本当に意味のある行為だと感じる。
またスピルバーグ自らが作ったシェアー財団。ホロコーストを生き抜いたユダヤ人の生きた声を記録し続ける財団とその意味。今を生きる人間が後世に伝える義務がある歴史。それをアメリカ系ユダヤ人でもあるスピルバーグ自身が担っている。
劇中シンドラーに対して向けられたユダヤの言葉「1人を救える人間は世界を救える」。
ホロコーストが真実であれば、600万人のユダヤ人が虐殺されたこの地。その人達全てを救う事は出来ないが、せめて関わった目の前の人だけでも救いたいというシンドラーの考え方。目の前の命を1つでも救う為にとった数々の行為。それは人間でありながら、神に近い行為であると感じる。
ユダヤ人が信じる神は、救いを願ったであろう信者に何をしてくれただろう。人々は虐殺され、何もしてはくれやしない。
敗戦後に工場の人達にむけ掛けた言葉と、群衆がシンドラーに向ける眼差し。それはキリストを見る眼差しに近い物があった。
最後のポーランドで生き残ったユダヤの末裔達がシンドラーの墓に石を置く描写。それは架空の神ではなく、彼らがしっかりと感じる事ができる、血の通った神であると考える。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
映画BARシネマーナ

「この先の運命が知りたくないの?」名もなきおばちゃんの一言

2019年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

予備知識ろくになしで見ました。てっきり古い映画だと…あのバックトゥザフューチャーと同じ監督と知り、つまり近代の作品ということ、仰天。見終わって何日も経ちますがぽつぽつ思い出しては凄い映画を見たと思ってます。

ところでユダヤ人があまりに無抵抗で反逆も絶望もせず淡々と、殺される同胞の横でナチスの命令に従ってるのが何故なんだ、うそやん、と思いましたが、後半のおばちゃんの
「自殺しちゃダメよ、この先の運命が知りたくないの?」
というセリフが刺さりました。字幕なのでちゃんと理解してるか怪しいですが…ユダヤ人の運命に対する考え方を理解した気がします。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
キノミヤ

4.5昔、鑑賞しまして、ホロコーストを初めて知った衝撃の作品でしたね。 ...

2018年11月23日
PCから投稿

昔、鑑賞しまして、ホロコーストを初めて知った衝撃の作品でしたね。
学校では教えてくれない内容ですね。
大きな社会勉強でした。
2014.6.19

コメントする (0件)
共感した! 2件)
miharyi
PR U-NEXTで本編を観る