シンドラーのリストのレビュー・感想・評価
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これは本当の話なのか?戦争での歴史捏造に苦しめられている日本人とし...
これは本当の話なのか?戦争での歴史捏造に苦しめられている日本人として、つい疑問に思ってしまう。本当だとしたらどうしてドイツはもっと非難されないのか?ユダヤ人は大人しい?そもそもどうしてユダヤ人はこんな迫害を受けねばならない?
結論。「もっと勉強しとけば良かった」
言い訳「私は日本史選択だったんだ」
最初は決して善人とは思えないシンドラーが最後はユダヤ人の神に。感動。
もう衝撃映像満載です。スピルバーグ、楽しい作品のイメージが強いがこんなのも…まさに映画の神。
「1つの生命を救う者が世界を救える」
歴史上見てもこんな人いない
自身の正義を行うには力が必要
凄惨なユダヤの歴史の中で感動を得られる一作
RIP
リーアムニーソンの観るべき作品
血の通った神になる事
個人評価:4.7
中学生の時に、この映画を学校で見、難しいという記憶しかなく、そしてアカデミー賞作品賞は難しい映画がとるのだと浅く理解していた。
愚かにもそれ以降、本作を見る機会を持たなかった自分を恥じる。
常にエンターテイメント性に溢れる作品を世界に送り出し、大多数の人間が喜ぶ映画を作り続けたあの時代のスピルバーグが、なぜこの異色作を世に出したのか。
それは忘れてはならない歴史の真実を映画という形で記録に残し、そして世界中に伝える。
世界が認める監督がこの題材を描き、より多くの人に伝える。本当に意味のある行為だと感じる。
またスピルバーグ自らが作ったシェアー財団。ホロコーストを生き抜いたユダヤ人の生きた声を記録し続ける財団とその意味。今を生きる人間が後世に伝える義務がある歴史。それをアメリカ系ユダヤ人でもあるスピルバーグ自身が担っている。
劇中シンドラーに対して向けられたユダヤの言葉「1人を救える人間は世界を救える」。
ホロコーストが真実であれば、600万人のユダヤ人が虐殺されたこの地。その人達全てを救う事は出来ないが、せめて関わった目の前の人だけでも救いたいというシンドラーの考え方。目の前の命を1つでも救う為にとった数々の行為。それは人間でありながら、神に近い行為であると感じる。
ユダヤ人が信じる神は、救いを願ったであろう信者に何をしてくれただろう。人々は虐殺され、何もしてはくれやしない。
敗戦後に工場の人達にむけ掛けた言葉と、群衆がシンドラーに向ける眼差し。それはキリストを見る眼差しに近い物があった。
最後のポーランドで生き残ったユダヤの末裔達がシンドラーの墓に石を置く描写。それは架空の神ではなく、彼らがしっかりと感じる事ができる、血の通った神であると考える。
「この先の運命が知りたくないの?」名もなきおばちゃんの一言
最終的に1,100人を助けることになった実業家のオスカーシンドラーの功績
・最初は収容所で使われる食器を大量に製造するためのビジネスでユダヤ人を雇っていたのだが、無差別に殺される現状を見て次第に彼らを助けるため私財をなげうって奔走する
・駅で回収したとランクから靴や衣服、貴金属など細かく分別して山積みになる
・館の最上階のベランダから半裸の状態で無差別に撃ち殺すゲート長官の恐怖を感じるほどの残忍さ
・シンドラーの心が変わるきっかけとなる赤いコートの少女を町の外れの高台から見つけてから、焼却される荷車に乗せられるのを発見した時の顔の表情が忘れられない
・ユダヤ人がドイツ兵に目の前で射殺されるのをここまではっきり、しかもこんなに沢山見た映画は他にない
・最後にバッジひとつで2人、車一台で10人は助けられたと悔いるシンドラー
・工場へ向かうはずが手違いでアウシュビッツへ送られた女子供をのせた汽車が、その音だけで悪い予感が現実になる絶望感に満ちた表現をしていた
・ラストのシンドラーの墓に実在の人物達が現れるシーンでモノクロからカラーになるのがまた過去のものだけでない現実感を深く味わうシーンだった
1人を救う者は世界を救う
構成とかコロコロ変わって面白いけど見やすかったです。流石です。
スピルバーグらしさ全開で、「引き金」のシーンとか「医者と怪我人」のシーンとか特にぽいって感じでした。あれは引き込まれちゃいます。残虐描写がそう見えなくなってくる不思議です。ただ、表面的な面白さの奥にある恐怖はほんっとに怖いというね…。シーンシーンが本当に印象的。
シンドラーは謎なままだったけど、ラストの泣き方とかが彼の真意だと思いました。シンドラーと同等に興味が湧くのはアーモンガート。彼は人間ではないです。彼の愛人も人間ではないです。何をどう失えばああなるのか…。いや彼だけでなく、ナチの兵隊みんなに思います。どうしてあんな残虐なことが出来るのか。家族が、親子が、引き離されるだけでも胸が引きちぎれそうでした。それなのに…。
ラストシーン、シンドラーのお墓詣り。わたしはあって良かったと思います。史実だぞ、ノンフィクションだぞって事ですよね。NHK見てるみたいでした。モノクロだとここまでドキュメントぽいのかと。
人間が権利とか奪われてることってこんなにもおぞましいのか。そう思いました。表現はしづらいですが、人権が奪われるのは大嫌いです。どうかあんなことがもう起こらないようにと願うばかりです。
語り継がねばならないものがある。
決して風化させてはならない真実がここにある。
スピルバーグ作品ながら、エンタメ性を極力廃してリアリティを追求した作風は没入感が高かったです。
モノクロ映像でドキュメンタリーのようになっているので、見ている最中は映画である事を忘れそうになりました。
安価な労働力として雇ったユダヤ人。
最初はビジネスとして判断したシンドラーが徐々に彼らに同情し、最終的には命を賭してでも守ろうとする姿が描かれていました。
ユダヤ人が迫害されガス室まで送られるようになる過程も丁寧に描写されています。
直接的なバイオレンス描写以上に、殺害された遺体から押収された写真や遺品の山を検品するシーンなど。
当時の異常性を感じさせる日常描写の方が見ていて辛かったです。
若き日のリーアム・ニーソンとベン・キングズレーの演技も素晴らしかった。
エピローグの余韻は他の映画とはひと味違った感慨深さを感じました。
最高傑作
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