白い婚礼

劇場公開日:

解説

リセの哲学教師と教え子の禁じられた愛とその破滅。製作はマルガレット・メネゴス、監督・脚本はジャン・クロード・ブリソー、撮影はロマン・ヴァンダンが、ブリソーの前作「かごの中の子供たち」に引き続きそれぞれ担当。音楽はジャン・ミュジー。出演はヴァネッサ・パラディ、ブリュノ・クレメールほか。

1988年製作/92分/フランス
原題または英題:Noce blanche
配給:アルバトロス
劇場公開日:1991年6月1日

ストーリー

リセで哲学を講ずる49才のフランソワ・ユノー(ブリュノ・クレメール)はある日、教え子の一人、マチルド・テシエ(ヴァネッサ・パラディ)が道に倒れているところを見つけ家まで送ってゆく。フランソワはそこでこれまで学校も休みがちで、どこか投げやりな態度だった彼女が、自殺癖のある母や札付きのワルである兄たちと離れてたったひとりで暮らしていることをはじめて知り、その病的なほど透き通った肌の奥に秘められた孤独な内面をかいま見る。翌日からマチルドは学校に出てくるようになり、フランソワはこれまでの遅れを取り戻すため個人教授に通ううち、彼女がまた鋭い知性を持っていることを発見し、放校処分になりかかっていたマチルドを必死に救う。マチルドのフランソワへの父親に対するような敬慕は、いつしかはじめての愛へと変わってゆく。フランソワもまたマチルドの危うげな魅力にからめとられてゆき、ついに一線を越えてしまう。それを察して危機感をつのらせるフランンワの妻、カトリーヌ(リュドミラ・ミカエル)……。葛藤の末につい逃げ腰になってゆくフランソワと相反するかのようにマチルドの愛が偏執的にエスカレートする中、二人の関係は明るみになり、唐突に破局を迎える。一年後、妻と別れ工業都市の学校に赴任していたフランソワはマチルドと再会する。ただしもはや何も言わぬ姿で……。二ヶ月というもの彼女は一生に一度の恋の相手であるフランンワを教室の向いの窓からただじっと見つめ続けていたのだ。

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