ジョーズのレビュー・感想・評価
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サメ映画入門
私は不純な動機でこの映画を観ました。どうしても観たいクソ映画がどれもこれもサメ映画だったのです。しかし、今までサメ映画にほとんど触れたことのない私は、「ジョーズ」すら観ていなかったのです…。サメ映画の入口がクソ映画だと偏見を持ってしまいそうなので、まずは名作から入ることにしました。
音楽については他のレビュアー様方が書かれていらっしゃるので割愛。名曲が恐怖を煽ってくれます。
観ててずっと気になって仕方なかったこと。あまりにも人間をバカにしすぎではなかろうか…。ストーリー的にそのほうが盛り上がるのは分かりますが。「このバカどもをサメが食い散らかしてくれるのかな?」と思いきやそこまで派手に襲うわけでもない。その辺のバランスがちょっと腑に落ちなかったです。せめて市長はご馳走様して欲しかった。陸に上がってでも(私が観たいクソ映画がこれw)
しかししかし!終盤の怒涛の展開は衝撃的!絶望感MAXの中やっと食われたアンチキショーにガッツポーズです。一番まともな二人が最後まで残って本当に良かった。ラスト、サメに向かって銃を撃つシーンが芸術点めちゃくちゃ高いです。あの構図、頭から離れない程印象的。あ、あと主人公スタイル良すぎ、惚れる。
さぁ、これで心置きなくクソ映画が観れます。
大好きなパニック映画
また見たい。
賑やかな海水浴場に現れるサメの背ビレ!
明るい雰囲気が一変恐怖に変わる系が好きです。
多分1だと思うけど
ジョーズに襲われた船が沈むシーンが…。
船が傾いて待ち構えたジョーズに
下半身くわえられるシーンなんてトラウマもんです。
ぐへえ。
13.9.7
上手
クイントはサメなんかに食われたくないと叫びながら、それでも必死にもがけばもがくほど鮫の口の中にすっぽり入ってかみ砕かれてゆきました。気づいた時、もうスペイン美人を抱けない体になっておりました。
人生とはそういうものなのです。
病気で死にたくないと常々言っていた人達は、熱心に健康診断を受けます。
其処に医師達が襲い掛かります!
はい貴方血圧高いですから処方箋、通院して下さいね!
でも、年齢と共に血圧が上昇するのは自然の成り行きでして、薬で無理やり下げるのは血中の栄養素が毛細血管の隅々まで行かずに、栄養が足らなくなり難病になったり或いは認知症となって亡くなって行きます。
機械に挟まれて死にたくないと言っていた人は、熱心に働きました。
其処に経営者が襲い掛かります!
ハイ!君ならもっとできる!頑張ろうね!
そして彼は機械に挟まれて泣きながら死んでゆきました。
ジョーズはとってもお上手。
地上にも捕食者が沢山いるという現実をお忘れないように、、、、
私を映画ファンにさせてしまった作品。
見えない恐怖
久々の鑑賞
鑑賞回数数回
監督は『激突!』『ジョーズ』『E.T.』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『マイノリティ・リポート』『ターミナル』『ウエスト・サイド・ストーリー(2021年)』のスティーブン・スピルバーグ
脚本は原作のピーター・ベンチリー
脚本は他に『ジョーズ2』のカール・ゴットリーブ
鮫によるパニック映画の金字塔
舞台はアメリカの平和で長閑な島アミティ
夕暮れ時の近海に鮫が現れ遊泳中の若い女性を食い殺した
海水浴客が島の経済を支えている手前地元の政治家たちは鮫ではなく漁船のスクリューに巻き込まれた事故と断定した
しかし海水浴で2人目の犠牲者が出てしまいはっきりとそれは鮫だと断定された
賞金稼ぎで全米から人が集まり島は大盛況
おかげでイタチザメが捕獲され地元は一安心だが学者の見立ては違った
アミティアイランドを騒がせた人喰い鮫はもっと大物でこいつじゃないと
再び海開きをするなかでさらなる犠牲者を出してしまい呆然とする市長
サメロボットが塩水と相性が悪く度々故障するので撮影でなかなか使うことができない
だからサメを出さない演出に切り替えた
それが幸いした
B級パニック映画になったかもしれないサメ映画がスピルバーグ監督の機転を活かした演出で傑作になった
鮫の頭が登場するのは本編開始1時間後
鮫ロボットの塩水対策が試行錯誤の末に万全な形になったのだろう
それまでもたせたスピルバーグ監督の手腕がお見事
鮫目線の海中撮影と無名俳優たちのリアクションが良い
そしてジョーズのテーマがとても効果的で映画音楽トップクラスと言っても過言でない
相次ぐ犠牲者に業を煮やした署長は船長と学者と共に漁船に乗り込み鮫退治に出発
強敵は8メートル3トンはあるであろう化け物のような巨大鮫
万策尽きかけ奥の手を決行
学者が檻の中に入りそれを海に沈める海中から猛毒の毒針で刺して毒殺しようという作戦
しかし鮫のパワーで檻を破られ学者は岩場の影に隠れピンチを凌ぐ
鮫に船を半分沈められ船上は斜めになり滑り台状態で滑り落ちていく船長
待ち受けていたのは巨大鮫の大きなお口
抵抗虚しく足から口の中に
腹を噛まれ血を吐く船長
哀れ船長は胸部から上を外に出しそのまま鮫と共に海に消えた
トラウマ必至の『ジョーズ』最大の名シーン
クイズ系やハプニング系のAVなら待ち受けているのは男優さんで罰なのかご褒美なのか悲劇なのか喜劇なのかよくわからないけどまあそれはいいや
船が殆ど沈みかけるなか署長は酸素ボンベを咥えた鮫に何度も何度もライフルで発砲
遂にボンベに命中し大爆発で鮫はめでたく死亡
あまりにも遅すぎる惜しまれぬ死だった
学者が合流し2人で樽を利用しバタ足で島に帰るラスト
なんか可愛い
この頃のハリウッド映画はエンドロールがとても短い
それで良い
ネタバレ見ながら見た
2022/07/17@テレビ
初めてちゃんと見た
普通に怖くてネタバレ見ながら見た
ワンチャンが死んだり、子供が死んで悲しむ親がいたり、悲しいなあ
市長やばいやつだ!と思ったけど、目の前で人が喰われたらちゃんと反省しててわろた
ジョーズ爆発しちゃったけど、
本当に人喰いザメだったのかな?
数十年ぶりにみても、
最高だった。いまや、当たり前になっている技法が全て詰まっている。
楽観主義の外野。
主人公の葛藤と成長。
徐々にハッキリとしてくる敵の姿。
仲間同士のぶつかり合いと結束強化。
想像を超えてくる脅威との対決。
沈みゆく船でのラストの狙撃シーンは現代も通用する素晴らしい描写。
さすが巨匠。見ている人の気持ちを良く分かっている。
安心感があった。
ただのパニック映画かと思っていたら
意外にも違った。もちろんサメの迫力は
物凄いのだが、ストーリーもしっかりしている。
スピルバーグの安心感かな。
ただ2人目がサメの被害に遭った後も遊びに
来る観光客が危機感なさすぎて呆れた。
今回のコロナにも似た光景があったなと。
結局何も考えてない人は少なからずいるんだな
と映像作品ながらも感じてしまった。笑
市長も金か人命かで金に固執する姿勢もリアル。
舞台が小さな島であったことも良かった。
実際の事件がモデルというのもあってか、
かなりリアリティが高く、パニック映画として
だけでなく楽しめた。
ただこれ以外のジョーズは見なくて良いかな。
永遠の名作
スピルバーグ監督を語る上で欠かせない一作。
話はシンプルで老若男女を問わない。
市長の都合の悪いことに目を瞑り儲けに走る腹立たしいキャラクターには時代を感じつつ、クイントの死亡フラグは早々に匂わせギリギリで回収。
BGMには分かっていても不安を煽られてしまう。
今では当たり前となっている襲う側のPOVが、サメロボットの故障をカバーするために編み出されたのだから天才としか言い様がない。
原作は読んでないものの脚色含め、お手本とすべき映画だと思う。
色褪せぬ傑作
サメ映画の基盤を形作った偉大な作品。
今や「サメ映画」が一つのジャンルとしての地位を獲得しているのはこの作品ありき。「サメが映らない」というかつて無かった斬新な発想が功を成し、加えてスピルバーグの天才的な演出と恐怖を煽る音楽が観客のド肝を抜いた。それは現実のビーチ産業を殺し、サメの個体数を極限にまで減らす事態に発展した。
前半でサメによる複数件もの襲撃事件と人間同士の衝突を「ホラー」として描き、
後半では男3人とサメの死闘を「スリラー」として描いている。終盤にかけての盛り上がりと印象的なクライマックス。時間を忘れさせるほどの面白さだ。
この映画がこれからもずっと、サメ映画の金字塔として君臨し続けてくれることを祈る。
スリリング過ぎてあかん
警察署長がリゾートアイランドに赴任する。
海開きを目前に控えたある日に、ひとりの女性がサメに襲われる。
海を閉鎖しようとするも、市長はリゾートアイランドのかきいれ時に海を閉鎖することを渋る。
その渋ったせいで新たな犠牲者が。
警察署長は海洋学者と粗暴な男クイントとサメ退治に向かう。
怖すぎるー
SHARK ATTACK ザ・元祖!
「午前10時の映画祭」で観賞。多分小学生の頃テレビで観た以来だったのですっかり内容は忘れてました。いっやー、これは面白かったです。何だかサメ映画ってすっかりB級なイメージが付いちゃってる感じがするのですが、やっぱり元祖は一味違いますね。
もうホホジロザメが女子供関係なくガッツリ襲ってくる所が恐いのなんのって!あの水の中からジワジワ迫ってくるのが、また嫌な感じなんですよね。
食われるカットをしっかり見せた後、子供が襲われて水から担ぎ出された時にはちゃんと足まで揃ってる所を画面に写してくれる親切な見せ方。あそこで無意識に「あぁ、良かった~」ってなれるので、かなり考えて映画作ってあるなぁと感心します。流石スピルバーグ!
難点は船長の行動が意味不明な所。何故無理して船を走らせて壊した?偉そうにしてる割にやってる事がワケわかんないんですが、考えてみれば実社会にも偉そうにしててワケわかんない人っていますね。うーん、その辺もリアルと考えればいいのか?
何はともあれサメ映画としては最初にして最高と言い切っても良いぐらいの出来映えに、サメ映画のレジェンドと言われる真意を見ました。確かにこれは面白いわ。
とてもよかった
劇場公開時に母にねだって連れて行ってもらったのだが、なにしろ小3だったので字幕の漢字が全然読めなくて、映画館の階段で遊んで母を待っていた記憶がある。
その後テレビで見たらめちゃくちゃ怖かった。それ以来かもしれない。
主人公の所長がもっと押しの強い人物なような気がしていたのだが、気弱でミソカス扱いだった。船長がお腹に噛みつかれてたところはよく覚えている。ケージの中で銛を落とすところは、「あ」と声が出た。
サメが容赦なくて素晴らしかった。簡単に食いつきすぎな気もするけど恐ろしい敵だった。
サメ映画永遠の金字塔
"ジョーズ" シリーズ第1作。
"木曜洋画劇場「放送2000回記念第1弾!」" で鑑賞。
本作を弱冠27歳で撮り上げたスティーブン・スピルバーグ監督。いやはや恐れ入りました。激しく脱帽です。見事な手腕で一躍一流監督の仲間入りを果たしたのは有名なお話。
サメとの死闘に手に汗握りっぱなしでした。獰猛なホオジロザメが船に上がって来たシーンのスリルたるや凄まじく、「うわ、こりゃ一巻の終わりだ」と本気で思いました。
なかなか姿を見せないサメの恐怖。その恐怖を増長させるジョン・ウィリアムズの有名過ぎる劇伴。勇気を振り絞り、敢然と脅威に立ち向かった男たちの熱いドラマ。…
全てが渾然一体となり、色褪せない唯一無二の魅力を放つパニック・エンタメの金字塔にしてサメ映画の王様。本作を越える作品はこれからも出て来ないのではないかしら?
[追記(2019/05/05)]
スクリーンで観ると格別でした。12年ぶりの鑑賞だったのでほぼ初見状態。恐怖とスリルが堪らなくて、始終ドキドキしていました。穴の空いた船底を覗いた瞬間に出て来た死体に驚いて体が跳ねました。周りのみなさんごめんなさい。
獰猛なサメへ渾身の一撃を放つブロディ。その際に叫んだセリフ(Smile, you son of a BITCH!)にしびれました。強い想いがこもっていて、名ゼリフだなと思いました。
[以降の鑑賞記録]
2019/05/05:TOHOシネマズ西宮OS(午前十時の映画祭10)
※修正(2024/06/02)
思ってたよりサメ出てこなかった
今公開中のメグの代わりによし、ジョーズを代わりに見よう、こっわいサメちゃん見れるかなって見たら、そんなに登場しない。
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でもだからこそ、やっと姿を表した時とか焦らされたぶんめちゃくちゃ怖いもんね(笑)水中からのサメが狙ってる映像とかずっとハラハラ😅.
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サメの凶暴具合もなかなかインパクトあって良かった。容赦なく女の人と子供食べてくからね(笑)そして1番食べられるシーンがグロかったあの暴走親父のシーンもリアルで良い。
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まぁあのジジイはエンスト起こさせたり、無線壊したりなかなか暴走してたから食べられるだろうなとは思ってたけど(笑).
こんないい映画だったとは(汗)
これほど面白い映画だったとは・・・
ただ鮫が人を襲う迫力ある映画だけだと思ってた。
確かに迫力あるけど、それだけじゃなかった。
んでもって、もっとベタなものかと思ってたけどリアリティのある鮫vs人の攻防戦だった。
クイントさんがいなくなっちゃったのが悲しい。
現実ではこうなんだけど
ジョーズ
✴︎あらすじ
アメリカ東海岸に位置する海辺の田舎町アミティの浜辺に、若い女の遺体が打ち上げられた。町の警察署長ブロディは死因を「鮫による襲撃」と断定、ビーチを遊泳禁止にしようとするが、夏の観光で成り立つ町の有力者はこれを拒否する。対応の遅れから、少年が第2の犠牲者となる。
少年の両親が鮫に賞金をかけたことで事態は公となり、アメリカ中から賞金目当ての人々が押し寄せたアミティは大騒動となった。その対応に追われる一方で、ブロディは鮫の専門家である海洋学者フーパーを呼び寄せ、協力を求める。フーパーは最初の遺体を検視し、非常に大型の鮫による仕業と見抜く。
そのころ、イタチザメが捕らえられた。町中が事件は解決したと喜ぶ中、フーパーはイタチザメの口のサイズが遺体に残る噛み跡より小さいことから、別の鮫である可能性を指摘する。念のために鮫の消化器官の内容物の確認を提案するが、市長は反対した。納得できないブロディとフーパーはその夜、秘密裏に鮫の腹を裂いたが、人が食べられた痕跡は確認できなかった。フーパーの所有する調査船で鮫の探索に出た2人は、アミティの漁師の船が漂流しているのを発見する。調査のため海に潜ったフーパーは、船底に刺さっていた大きなホオジロザメの歯を見つけるが、漂う漁師の遺体に驚いた拍子に紛失する。
翌朝、2人は市長に「犯人は巨大なホオジロザメであり、すぐに海を閉鎖する必要がある」と申し出るが、利益を優先したい市長は、証拠となる鮫の歯がないことを理由にこれを拒否し、海開きを実施する。その結果、観光客を鮫が襲うという最悪の事態が発生する。
そこでブロディは、地元の漁師クイントを雇い、鮫退治を提案する。ブロディ、フーパー、クイントの3人は、鮫退治のため大海原へ乗り出す。しかし、現れたホオジロザメのサイズは、彼らの予想をはるかに上回るものであった。ブロディ達と巨大ザメとの激闘が始まる。
✴︎感想
頑なに市民の命より町の稼ぎを気にしてる市長にイライラした。ジョーズのイメージがもっと大きい鮫かと思ってたから、映画で見てあまり大きくなくて拍子抜け。でもオリに衝突してオリを曲げちゃう所とか、傲慢なおじさんを食べる所とかはすごい迫力だった。
最後偉そうにしてた傲慢おじさんはやっぱりしんじゃうのね。涙
仲が悪くて一番威張ってたけど、そこまで悪い人でもないのかな?って所でしんじゃうっていう。。
酷かった。
なぜだろう
白骨化した遺体もサメもどう見ても作り物であるのにも関わらず、目が離せない。
これはサメの他に船員同士が仲が悪いという不安要素もあるからだが。
しかし、最後は気の毒だったなぁ。
全員助かってほしかったよ…
鮫の攻撃の恐怖を表現する音楽と演出が上手
総合70点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:80点|ビジュアル:65点|音楽:80点 )
実際の鮫の生態とかけ離れていて、多くの視聴者が鮫のことを誤解することになったと鮫の専門家から批判もあった有名作。完全な悪役を巨大ホホジロザメが完璧に演じる。
この鮫、とにかくここぞという出番を外さない。子供が鮫の背びれを見せるいたずらで海水浴客を驚かせて後で、海水浴客も視聴者も気を抜いた瞬間を見逃さずしっかり本物の攻撃を行う。何故かその後は今までの食事場所だった浜辺のたくさんの人々を無視して、鮫狩りに出かけた漁師と主人公の乗る船だけをわざわざしつこく攻撃する。
「激突」もそうだったが、このころのスピルバーグ監督はほんとに善悪を白黒きっちりと分けて、悪役が善良なものを一方的に攻撃するというようなことを描かないと気が済まない単純思考な単細胞だなと呆れていた。時代のせいか鮫の模型もいかにも作り物で動きも良くない。
その一方で、恐怖映画としてはなかなかの緊張感がある。いったいいつどこから来るのかという怖さがあるし、それを描くスピルバーグの演出力はたいしたもの。動物の襲撃を取り上げた有名作品ということではヒッチコックの「鳥」が先だが、鳥と異なり実際に人が襲われて死んでいる鮫が巨大化して攻撃してくるだけあって実感として怖さが伝わる。
弦楽のゆっくりとした小さな低音から徐々に早く大きくなるウィリアムズの音楽がまた恐怖が迫ってくる雰囲気を盛り上げてくれる。これほど鮫の襲撃を象徴する音楽も他にないだろう。音楽と演出が相まってなかなかの迫力。物語はたいして好きではないが、純粋な娯楽として観れば鮫の攻撃の怖さを楽しめる。
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