ジョーズのレビュー・感想・評価
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引き込まれていく映像マジック
今更ジョーズってのもなぁ・・・正直そんな積極的に見直したわけでもないんですが、めっちゃ見入って楽しかったーと─。
これがサメ映画の大本であり、ここから大量の映画が誕生したとも言えます。見ればその一端がわかるのかどうか、断言できませんが、この作品に関しては、もう賛辞しかございません。
映像の創意工夫、絵、音楽の使い方、展開や見せ方、演出、すべてが神懸かった出来です。
広い海を美しく捉えつつも、全体的には閉塞感で満たされていて、そこで巻き起こる社会的な摩擦や対立、そして時におかしくて、そして恐怖・・・
徐々に引き込まれて海溝の奥底に沈むがごとく作品にハマっていくこと間違いなし。さすが巨匠の作品です。
自分の映画人生の礎
私が幼少期の頃、初めて映画館に連れて行ってもらった映画でした。あまりの衝撃と興奮で何度か映画館に連れて行ってもらいましたが、子供なので上映中にネタバレを会話してしまうという無作法をしてしまい、周りの方に怒られた記憶があります。
家に帰って近所の玩具屋でサメのゴム製の人形を買ってもらい、お風呂でジョーズごっこをしてました。
言わずもがなスピルバーグの名作中の名作なので、何度観ても感動できる作品でした。
大画面で観られる幸せは本当に50年ぶりで、IMAXで鑑賞しましたが全く色褪せずストーリーはもちろん、画角、演出、音楽にも感動してしまいました。
この映画はキャストが素晴らしいのは当然ですが、会話の掛け合いや表情にもセンスを感じます。
個人的に思うのはジョーズはサスペンスやホラー映画なんかではなく人間ドラマだと思ってます。人間同士の立場やしがらみを超えてサメを退治するという目的に向かって命をかけるドラマです。
サメを追う3人の男がサメに追われる事になる展開も、当時は斬新で、ここから歴史が変わったと思うと感慨深いです。
ジョンウィリアムズの音楽は唯一無二で、鳥肌が立ったのは、夜中に桟橋から肉を海に投げてサメを捕まえようとする漁師の場面で、崩された桟橋が向きを変えて漁師に向かってくるシーンのテーマ曲の編曲が素晴らしい。
とにかく全ての人に見てほしい歴史的映画だと思います。
これからも映画館で見られるようにしてほしい名作です。
映画史上最高のスリラー映画だ。
今見ると、よくある展開や演出と思う人もいるだろうが、その「よくある展開や演出」を創造し、後世に幅広く広めたのが本作と考えれば、非常に画期的で、映画史上に残る傑作だ。
サメの造形など昔の技術も、時代を感じて味わい深い。やたらと過剰な残酷描写に頼らず、忍び寄る恐怖を徐々に描き、脅威が現れた時からは、怒涛の如く迫る恐怖という、緩急のつけ方も非常に巧い。
また、登場人物のキャラクターに深みを与え、人間ドラマとしても見事に成立している。だからこそ、サメを退治しようとする主要キャスト(みんな素晴らしい演技だ!)の目線で感情移入できる。
不穏でおどろおどろしい空気が、緊迫感をもたらし、何度でも見れる驚異的なスリラーを誕生させた。ジョン・ウィリアムズの音楽、自然で力強い演技、見事なストーリーテリング、そのすべてが素晴らしい、映画史上最高のスリラー映画だ。
さすがに古いけど…
ジョン・ウィリアムズが作曲したテーマ曲と、タイトルのセンスは満点
サメ映画入門
私は不純な動機でこの映画を観ました。どうしても観たいクソ映画がどれもこれもサメ映画だったのです。しかし、今までサメ映画にほとんど触れたことのない私は、「ジョーズ」すら観ていなかったのです…。サメ映画の入口がクソ映画だと偏見を持ってしまいそうなので、まずは名作から入ることにしました。
音楽については他のレビュアー様方が書かれていらっしゃるので割愛。名曲が恐怖を煽ってくれます。
観ててずっと気になって仕方なかったこと。あまりにも人間をバカにしすぎではなかろうか…。ストーリー的にそのほうが盛り上がるのは分かりますが。「このバカどもをサメが食い散らかしてくれるのかな?」と思いきやそこまで派手に襲うわけでもない。その辺のバランスがちょっと腑に落ちなかったです。せめて市長はご馳走様して欲しかった。陸に上がってでも(私が観たいクソ映画がこれw)
しかししかし!終盤の怒涛の展開は衝撃的!絶望感MAXの中やっと食われたアンチキショーにガッツポーズです。一番まともな二人が最後まで残って本当に良かった。ラスト、サメに向かって銃を撃つシーンが芸術点めちゃくちゃ高いです。あの構図、頭から離れない程印象的。あ、あと主人公スタイル良すぎ、惚れる。
さぁ、これで心置きなくクソ映画が観れます。
0104 オマエなんかよりサメと顔付き合わせてる方がましだよ!ガバアー!
1975年公開
コントラバスの重低音がサメの接近を語る。
音楽でこれだけ背景を伝える作曲家は
ジョンウイリアムズをおいて他になし。
てかこの音楽と演出の掛け合いには恐れ入る。
入り江の中で突如姿を現すサメ
ドリーズームで起こってしまった、とビビる
ブロディ署長
2人連れのジジイが生け捕りしようとするが
橋の欄干が向きを変えて襲ってくる!
海をにらんで戦いを決意するブロディ署長
リールに力を入れるクイント。
餌撒いているブロディ署長の前に姿を現すサメ
波の高低を表すサメとの死闘
そーらサメを追いかけるぞ!お気楽な
Man Against Beast
「他に手があるなら教えてくれ」ゲージを作る3人。
サメの死骸に集まる野鳥の中を引き上げる2人。
滝田裕介の吹替グッド!
パンフの絵コンテもなるほど、と。
バラバラですがどれもこれもが超印象的。
あらためてこんな映画作ったスピルバーグ凄い!
100点
初鑑賞 1980年10月10日 三番街シネマ3
パンフ購入
サメ映画の最高峰!日本公開、冬で良かったね。
自分が初めて買ったDVDが、「ジョーズ」でした。当時は、プレーヤーも持ってなかったんだけど、とにかくこの作品のDVDが出たら買おうと決めてました。 CDケースに入っている懐かしいタイプのヤツです。
また、この映画は非常に思い出深い作品になります。
家族総出で、地元で一番大きな映画館へ行った唯一の作品。それが小学校六年生の時で、本格的に映画好きになるきっかけになりました。中学、高校の6年間は、映画館に通いつめたもんです。
さて、この作品を初めて見たあの時から、何度かテレビでも見てますが、その度に楽しませてもらってます。
前半、なかなか姿を見せないサメですが、次々と襲われる人達に恐怖心をあおられます。
後半はずっと海の上となりますが、常に緊迫感が漂っているようで・・・
最後に、あの音楽!
恐怖心を増殖させるテーマソング。そして、すべてが終わった後に流れる「静かな海」。
最高です。初めて見た小学生の時、シングル・レコード買っちゃいました。
何度聞いても楽しめる。
数々の映画音楽、名曲を産み出したジョン・ウィリアムズって、ホンッとにスゴい!
ジョーズ=鮫ではないのよ顎なのよ
マ王の記憶が確かなら映画館で観た映画の2本目がコレ😁
「タワーリング・インフェルノ」では苦い映画館デビューを飾ったマ王だったが、更に過激な内容(だと思う)の「ジョーズ」の方は最後まで席を立たなかった✨
ある意味、初めて観た映画はコレなのかもしれない←よりにもよって動物パニック物の走りとは
アメリカ版のポスターには鮫の絵が描かれてなく、日本のポスターも初期の物には描かれてなかったけど公開されてからは鮫が主役で描かれてるので、子供達はジョーズ=鮫と勘違いしていたのを思い出す😊
しかしスピルバーグ監督のタイトルセンスには脱帽だし(敢えてSharkではなくJaws)本編でも「鮫」と判るのは映画の中盤、相手の全貌が把握出来るのはクライマックスまで隠すなど徹底している🥸
試写会とかで内容を知らずに観れた方々は嘸かし怖かったと思うよ😱←タイトル「顎」で正体が不明のまま物語が進行するからね
かと言ってネタバレしても「ジョーズ」の恐怖感が褪せる事は無く、おそらく今観ても恐怖は感じると思う🫣
特にクライマックスのBGMをワザと流さずに展開するトコはマ王的には天晴な名シーンだ👍
ロバート・ショーの汚れ感がリアル過ぎて拍手もん👏
ロイ・シェイダーの泳げない警官役もイイしリチャード・ドレイファスの博士役もピッタリだった😊
その3人が船の中で話すシーンとその後の展開こそスティーブン・スピルバーグ監督の真骨頂ではなかろうかと✨
映画館で観れる機会があるなら是非ともです😍
映画館での鑑賞オススメ度★★★★★
鮫の恐怖知らしめ度★✕10(公開当時)
今観ても怖いんじゃない?度★★★★☆
(過去鑑賞)大好きなパニック映画
過去鑑賞作品
また見たい。
賑やかな海水浴場に現れるサメの背ビレ!
明るい雰囲気が一変恐怖に変わる系が好きです。
多分1だと思うけど
ジョーズに襲われた船が沈むシーンが…。
船が傾いて待ち構えたジョーズに
下半身くわえられるシーンなんてトラウマもんです。
ぐへえ。
13.9.7
評判の通り文句なく面白い!!
テレビで数回鑑賞し、昨年有料のネット配信で
しっかりノーカット版を鑑賞し
「午前10時の映画祭」にて念願のスクリーンにて鑑賞。
判ってても怖いよね〜〜
前半は完全にホラー仕立てで物語に引っ張り込まれる。
そこに、未だに良くある経済優先に走った結果、
惨劇が繰り返されるという
人間の愚かさがクローズアップされて、
なんかもう、原発事故や自然破壊を思い出して
本当に腹立たしい限り!!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
今まで何回か観ているのだけど
サメの怖さが際立って見落としていた
人間のドラマ部分、特にロバート・ショウ演じる
酔っ払い船長のサメへの執着と裏腹の計り知れない恐怖!
この人もサメに人生を狂わされんだな〜〜
で、リチャード・ドレイファス演じる
知識と装備は一流なんだけど、いざとなるとビビって
肝心なモノを落としてしまう海洋学者もいい味出してる。
そしてロイ・シャイダーが演じた警察署長が
最初は海や船が苦手で市長へも弱腰だったものが
自分の職務の本分に立ち戻った姿は観ていてホッとするね。
今のCG技術からすれば流石にサメの作り物感は否めませんが
逆に本物のサメの無機質感が出てて良いかも〜〜
@もう一度観るなら?
「午前10時の映画祭」の宣伝youtube番組「事務局オフタイム」
によればスピルバーグが今回限定で劇場公開OKしたそうで、
次はもう無いかもしれませんっよ!」
上手
クイントはサメなんかに食われたくないと叫びながら、それでも必死にもがけばもがくほど鮫の口の中にすっぽり入ってかみ砕かれてゆきました。気づいた時、もうスペイン美人を抱けない体になっておりました。
人生とはそういうものなのです。
病気で死にたくないと常々言っていた人達は、熱心に健康診断を受けます。
其処に医師達が襲い掛かります!
はい貴方血圧高いですから処方箋、通院して下さいね!
でも、年齢と共に血圧が上昇するのは自然の成り行きでして、薬で無理やり下げるのは血中の栄養素が毛細血管の隅々まで行かずに、栄養が足らなくなり難病になったり或いは認知症となって亡くなって行きます。
機械に挟まれて死にたくないと言っていた人は、熱心に働きました。
其処に経営者が襲い掛かります!
ハイ!君ならもっとできる!頑張ろうね!
そして彼は機械に挟まれて泣きながら死んでゆきました。
ジョーズはとってもお上手。
地上にも捕食者が沢山いるという現実をお忘れないように、、、、
私を映画ファンにさせてしまった作品。
見えない恐怖
久々の鑑賞
鑑賞回数数回
監督は『激突!』『ジョーズ』『E.T.』『ジュラシック・パーク』『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』『マイノリティ・リポート』『ターミナル』『ウエスト・サイド・ストーリー(2021年)』のスティーブン・スピルバーグ
脚本は原作のピーター・ベンチリー
脚本は他に『ジョーズ2』のカール・ゴットリーブ
鮫によるパニック映画の金字塔
舞台はアメリカの平和で長閑な島アミティ
夕暮れ時の近海に鮫が現れ遊泳中の若い女性を食い殺した
海水浴客が島の経済を支えている手前地元の政治家たちは鮫ではなく漁船のスクリューに巻き込まれた事故と断定した
しかし海水浴で2人目の犠牲者が出てしまいはっきりとそれは鮫だと断定された
賞金稼ぎで全米から人が集まり島は大盛況
おかげでイタチザメが捕獲され地元は一安心だが学者の見立ては違った
アミティアイランドを騒がせた人喰い鮫はもっと大物でこいつじゃないと
再び海開きをするなかでさらなる犠牲者を出してしまい呆然とする市長
サメロボットが塩水と相性が悪く度々故障するので撮影でなかなか使うことができない
だからサメを出さない演出に切り替えた
それが幸いした
B級パニック映画になったかもしれないサメ映画がスピルバーグ監督の機転を利かせた演出で傑作になった
鮫の頭が登場するのは本編開始1時間後
鮫ロボットの塩水対策が試行錯誤の末に万全な形になったのだろう
それまでもたせたスピルバーグ監督の手腕がお見事
鮫目線の海中撮影と無名俳優たちのリアクションが良い
そしてジョーズのテーマがとても効果的で映画音楽トップクラスと言っても過言でない
相次ぐ犠牲者に業を煮やした署長は船長と学者と共に漁船に乗り込み鮫退治に出発
強敵は8メートル3トンはあるであろう化け物のような巨大鮫
万策尽きかけ奥の手を決行
学者が檻の中に入りそれを海に沈め海中から猛毒の毒針で刺して毒殺しようという作戦
しかし鮫のパワーで檻を破られ学者は岩場の影に隠れピンチを凌ぐ
鮫に船を半分沈められ船上は斜めになり滑り台状態で滑り落ちていく船長
待ち受けていたのは巨大鮫の大きなお口
抵抗虚しく足から口の中に
腹を噛まれ血を吐く船長
哀れ船長は胸部から上を外に出しそのまま鮫と共に海に消えた
トラウマ必至の『ジョーズ』最大の名シーン
クイズ系やハプニング系のAVなら待ち受けているのは男優さんで罰なのかご褒美なのか悲劇なのか喜劇なのかよくわからないけどまあそれはいいや
船が殆ど沈みかけるなか署長は酸素ボンベを咥えた鮫に何度も何度もライフルで発砲
遂にボンベに命中し大爆発で鮫はめでたく死亡
あまりにも遅すぎる惜しまれぬ死だった
学者が合流し2人で樽を利用しバタ足で島に帰るラスト
なんか可愛い
この頃のハリウッド映画はエンドロールがとても短い
それで良い
サメ映画という一分野を築いた名作
録画で久々の鑑賞。夏の観光で生きる小さな島の沿岸に現れた巨大サメの恐怖を描いた映画。低音で始まる音楽がすごく合っており、恐怖感を盛り上げます。何となれば、この音楽だけで映画を見た時の恐怖感がよみがえってくるほど。サメは機械じかけだったそうですが、作り物臭さを感じさせないよう、サメをあまり見せずに恐怖感だけを作っていくスピルバーグ監督の感性はさすがだと思わざるを得ないです。真面目に考えたら舟に乗りあがってくるサメとかありえないでしょうが、あのサメ狩り漁師のクイントが殺されるシーンは鳥肌もんでした。そして「激突」を思わせる最後の一騎打ち。勝利のカタルシス。いや、現実的に考えればそんなうまいこといかんでしょ。でもね、映画は所詮フィクション。必ずしもリアルでなくて良いと思うんです。映像とストーリーに説得力があれば十分。その点では、この映画の怖さと面白さは本当に良くできている。とても怖くて興奮できる作品でした。
「映画館で。ジョン・ウィリアムズの音楽が本当にいい」
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