劇場公開日 2022年6月17日

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「さすが名作と呼ばれるものは名作。」ショーシャンクの空に yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0さすが名作と呼ばれるものは名作。

2022年6月19日
PCから投稿

今年175本目(合計451本目/今月(2022年6月度)22本目)。

もとは1990年代の映画なのですね。4Kリマスター版での復刻上映ということで、それこそ今ならレンタルでもVODでも借りればそれでも見られるのですが、復刻上映というなら映画館で見たほうが、ということで選択。

もう30年も前の映画なので、表現についてやや不穏当な部分もあります(ごくわずか)。ただ、そこは「ギリギリ気が付くか」という程度です。

結局のところ、この映画を一言でいえば「知性・知恵」なのだという考え方です。こういう映画(刑務所ものや、広い意味でナチスドイツの収容所を扱うものを含む)はその性質上、「閉塞感」がどうしてもあるのですが(むしろないほうがおかしい)、この映画に限っては確かにストーリーの大半は「施設内」(いわゆる「塀の中」)で進むものの、それを感じさせない「ある意味での」開放感と、それを感じさせないストーリー、また主人公が持っていて駆使する「知識・知恵」といった部分で、いわゆる「刑務所・収容所もの」という分野からくる「閉塞感」がかなり打ち消されている印象です(よい方向において)。

上述通り、やや言葉の使い方上気になる点がある(不穏当な表現、いわゆる日本語の乱用)ことは気にはしましたが、リマスター版という事情であることないこと勝手に付け加えられないので(おそらく、フィルムの修正だけ?)、減点なしにしています。

yukispica