「塀の外に居るか中に居るかで、違うことと同じこと」ショーシャンクの空に 赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)さんの映画レビュー(感想・評価)
塀の外に居るか中に居るかで、違うことと同じこと
正当な有罪服役のみならず、愚かな行為、愚かな裁き、不運な巡りあわせ、欲望、権力抑圧、そして友情のようなものといった人間の間のさまざまなシチュエーションは塀の中でも外でも同じである。どうしようもない人間の所為や環境における底辺からの反発、反逆、反骨の代表格が脱獄なのでしょう。そもそもが囲み塀を作った人間自身のやり方自体が正しいものであるのかどうか疑問要素の一つかもしれません。実在した脱獄囚、白鳥由栄の不屈の意地を思い起こし、またパピヨンと双璧となる好みの映画を知ることができました。
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