商船テナシチーのレビュー・感想・評価
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友情より恋愛の優位性を描いたフランス映画らしいペシミズムのデュヴィヴィエ作品
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の初期の代表作。ペシミズムが漂うストーリーテラーの達人デュヴィヴィエ監督が、本国フランスより日本での評価も人気も高かったことを示す作品で、「我等の仲間」「望郷」「舞踏会の手帖」の全盛期の名作と比較すると見劣りがする。フランス映画らしく友情より恋愛の優位性を描いたストーリーで、デュヴィヴィエ監督らしい宿命的な男女関係がテンポ良く語られるが、テーマが通俗的で面白みに欠ける。もう一度見直して観たいがどうだろう。
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