シュウシュウの季節のレビュー・感想・評価
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締め付けられるよう
勝手にキラキラした感じだと思ってたから、すっごい面食らいました。
じっさいは下放政策の元、その運命を狂わされた一人の少女の物語でした。
これが女優ジョアン・チェンの初監督作品だというのもすごい。
この政策、詳しくは知らなかったので少し調べましたがすごいですね。
都市部の若者が労働を学ぶため農村(というか辺境の地)へ送り込まれる政策。
皆再び都市へ戻る事を夢見つつも、実際は殆どがその農村で一生を終えているようでした。
その数10年で1700万人というから恐ろしい。
シュウシュウも革命を心に過ごすも、何時迄も軍から迎えは来なく、訪れてくるのは心無い男たちだけ。
一緒に暮らすチベットの男ラオジンも何もできず、苦しい気持ちがすごい伝わってきました。
次第に壊れていくシュウシュウの心が、観ていて辛かった。
そうして訪れた最後、こやっと二人の心が解放されたと願うばかりです。
締め付けられるような作品でした。
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