上海グランドのレビュー・感想・評価
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【1930年代、上海。縁が切っ掛けで絆を持った暗黒街を生きる二人の男の一人の令嬢への愛により破綻する姿を描いたノワール映画。レスリー・チャン&アンディ・ラウの魅力炸裂作品。】
■1930年代。台湾反日同盟の軍人ホイ(レスリー・チャン)は日本軍に捕らえられたところを逃げ出し、野心家の青年リク(アンディ・ラウ)に助けられる。
大富豪の娘を狙う、ファン・ティンティンとリクといつしか固い友情で結ばれたホイだったが、リクが恋していた相手は、自分の恋人のティンティンだった。
◆感想
・1930年代の、上海の裏社会で生きるスーツ姿に口髭を蓄えた若き、アンディ・ラウとレスリー・チャンがどん底から這い上がる姿の魅力満載の作品である。
・大富豪ファンの娘を狙う、ファン・ティンティンを演じた女優さんの美しさも魅力的である。
<今作は、資料によるとTVシリーズのツイ・ハークによる映画化作品だそうであるが、テンポよいストーリー展開と、最後ファン・ティンティンを巡って撃ちあうシーンも、お互いに空砲を渡していたり、微妙に急所を外していたり、アンディ・ラウとレスリー・チャンが演じた二人の漢の、漢気炸裂作品である。>
アンディ・ラウの追っかけ中
無邪気な青年期からマフィアのトップになったのは運命のいたずらか。
表情やたたずまいが見事に変化しいつまでも見ていられる。
ストーリーは三人の話の組み合わせで粗さもあるが、アクションあり男同士の友情あり、マフィアお決まりのアクションありで楽しめる。
インファナル・アフェアでは、悪役寄りの善人だったけど
今作では善人が無理して悪役ぶってた部分もあり結末は悲しい。
この映画を観たことによって亡きレスリー・チャンも追っかけなければならなくなり、、、映画生活ますます楽しいです。
上海版大正ロマンの雰囲気が美しい
アンディ・ラウとツイ・ハーク流れで鑑賞。
レスリー・チャンの作品をまともに観たのは初めてかも。これは人気があったろうなぁ、というのがよくわかる。
アンディ若いーー声高い(笑)でも顔はほとんど変わってない、、歳を重ねてからがグッとカッコいいけれど、この時からすごい完成度。。
上海のその時代はそんな雰囲気だったんだろうなぁ、と思わせるような衣装やセット。日本で言う大正ロマンのような、レトロでゴージャスな世界観。けっこうアクションが多いので、撮影大変だったろうな。
リク、ファン、ホイの3人を中心に話が進んでいく。そう来たかーーーという展開も、ちゃんとエピソードが繋がっていく。
リクとホイの友情が芽生えるのも自然な感じ。愛だ恋だが出てくる映画(特にアクション映画の女子)はシラける事が多いけど、これはみんなそれぞれの気持ちに共感できて、嫌じゃなかった。共感できるだけに切ない。
ファンとホイの電車のシーンはフランス映画のような美しい絵だった。上海で再開して二階の窓から逃げるシーンも素晴らしい。猫足のお風呂とか、シャワールームとか、何かと絵がいい。
リクもホイも本質が正義感の強い善人なだけに、展開の無情さがやり切れない。やっと光の元に出られると思ったのに。
大袈裟な表現とか、あり得ない表現(手が燃えてるのに火傷もないとか)もあるけど、楽しめた。
あの蛇女は一体(笑)
上海・ゴッドファーザー風
若い時のアンディは、左頬にほくろが一つあるんだ!顔のほくろが好きなので、とても嬉しい。でも、私はもう少しで還暦になる、今のアンディが大好きです。
ストーリーは単純で、私ですら予測がついた。音楽も単純でした。リク(アンディ)がどんどんのし上がり、当時、町の映画館にかかって大人気の「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲーブル風のヒゲ&格好になるのが、映画引用で面白かった。
レスリー・チャン、この映画で初めて見ました。濡れた子犬のような眼をしてる人なんですね。放っておけないタイプ。
間に女が居るけれど、二人の男の信頼と愛のお話でした。二人の目が血走る場面、赤いワインの色、香水の香り、汚穢屋の時の匂い、葉巻の香り、雪の白と血の赤、時折のモノクロ場面、二人がダンスするところなと、いい場面も沢山ありました。
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