「110番街交差点」ジャッキー・ブラウン 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
110番街交差点
冒頭のシーンがイイ!!
流れている『110番街交差点』の曲がイイ!!
「もっとマシな生き方があるのは知ってたよ。
110番街交差点、そこは生きるか死ぬかの分かれ道。
生き残りたいなら強くなれ。」
そんな歌詞をバックに走るパム・グリアがイイ!!
もう若くはない女の疲れた横顔がイイ!!
この映画きっかけで『110番街交差点』やパム・グリア『コフィー』を観た。
腰が抜けるほど痺れる映画。言葉ではなく肉体で全てを納得させる映画。
タランティーノがこのカッコ良さに憧れたのも充分すぎるほどよく分かる。
『ジャッキー・ブラウン』がそのカッコ良さを万人向けに昇華できていたかは、ちょっと微妙。熟女パムをおっさん三人が好きになる話だもんなー。
万人受けはしなくとも、この映画やっぱりイイ。
公開当時観たときよりも、今の方が年齢的にパムに近づいてきたせいか、よりグっとくるようになってきた。ラストシーンがより切なくなってきた。
ラストでもう一度『110番街交差点』が流れる。
「生きるために何だってやったさ。
悪いことだってやった。
ここを抜け出すためにね。」
正面から映し出されるパム・グリアのアップがイイ!!
この映画にどんな欠点があろうとも、このシーンだけで充分許せる。そして泣ける!!
(個人的には)タラ映画の最高傑作!! NO.1!!
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