「これぞ映画的」市民ケーン えらさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ映画的
オーソン・ウェルズは多分膨大な時間や労力をかけて、1人の大富豪の「愛が欲しい」という内なる欲求を120分の作品にしたのだと思う。口で言えば1秒で済むんだけど、それを様々な視点、演技、映像、音楽で観せ切るのが映画なのだと、特にラストシーンで改めて実感した。そういう意味で本当に映画的。冒頭の屋敷の引きのカットの連なりには画面で驚かされたし、尚且つ70年前の作品なのだから二度驚き。
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オーソン・ウェルズは多分膨大な時間や労力をかけて、1人の大富豪の「愛が欲しい」という内なる欲求を120分の作品にしたのだと思う。口で言えば1秒で済むんだけど、それを様々な視点、演技、映像、音楽で観せ切るのが映画なのだと、特にラストシーンで改めて実感した。そういう意味で本当に映画的。冒頭の屋敷の引きのカットの連なりには画面で驚かされたし、尚且つ70年前の作品なのだから二度驚き。