劇場公開日 1966年6月14日

「これぞ映画的」市民ケーン えらさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5これぞ映画的

2015年1月5日
iPhoneアプリから投稿

オーソン・ウェルズは多分膨大な時間や労力をかけて、1人の大富豪の「愛が欲しい」という内なる欲求を120分の作品にしたのだと思う。口で言えば1秒で済むんだけど、それを様々な視点、演技、映像、音楽で観せ切るのが映画なのだと、特にラストシーンで改めて実感した。そういう意味で本当に映画的。冒頭の屋敷の引きのカットの連なりには画面で驚かされたし、尚且つ70年前の作品なのだから二度驚き。

えら
かせさんさんのコメント
2023年10月25日

120分掛けたからこそ強くなる感動をこの身に受けるために、映画を見るのが自分たちなのですね。

かせさん