「構成、撮影、照明、編集のあの手この手のテクニック」市民ケーン なおさんの映画レビュー(感想・評価)
構成、撮影、照明、編集のあの手この手のテクニック
『Mank』を観る機会があるかわからないが。冒頭はこのままいったらどうしようと途方にくれたが。話が始まると色々気にかける余裕ができて安心した。
故人の過去を探るパターンね。この辺は『Mank』を観ると印象が変わりそうな気がするが。調査側がほぼ没個性になっているのは意図的なのだろうか。
あとはもうウェルズが繰り出す手練手管にひいひい言わされるだけ。構成萌の変態さんにはおすすめ。モノクロだからより強調されるのかもしれないが、光と影のコントラストが強めで印象に残る。シーンの切り替え方や時間経過の処理の仕方とかもバリエーションをつけて楽しい。
構成はもっとめちゃくちゃやっても(むしろ過去に遡るとか)よかった気もするが、後出ししてる身では偉そうになんとでも言えるしね。
覚悟していたよりも面白く見ることができたのでよかった。
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