「生涯ベスト10くらい・・・」自転車泥棒 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
生涯ベスト10くらい・・・
個人的に自転車を3回盗まれたことがあるので、感情移入しやすい。何度観ても切なくなる映画だ。警察に行っても盗難届けを書くだけ、結局は自分で探すしかないという事実は永遠のテーマかもしれない。貧困にあえぐ庶民の姿、マフィアにも見える盗人の近所の人たちもリアルに描いてあります。
息子ブルーノの素人なのに表情やリアクションが素晴らしく、何度観ても感動してしまう。ラストに出てくるおじさんが息子が「パパ!」と呼ぶのを見て許してしまう心の広さがうかがえるところもいい。
自転車は6100リラ。給料の基本給は12000リラで手当てを含めるとかなりになる。計算すれば、素直にあきらめるという手もあった・・・
【2004年ケーブルテレビで鑑賞】
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