「生き馬の目を抜くような貧困街・カルカッタに一筋の希望を求めて 家族...」シティ・オブ・ジョイ Miyokoさんの映画レビュー(感想・評価)
生き馬の目を抜くような貧困街・カルカッタに一筋の希望を求めて 家族...
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生き馬の目を抜くような貧困街・カルカッタに一筋の希望を求めて 家族でやってきた男ハザリ。
全てを投げ出してアメリカからカルカッタにやってきた男マックス。
救いようのないほどの貧困の描写に目をそらしたくなる場面もあり、
決して描写が美しいわけではありません。
「一生地面にはいつくばって生きていくのか」「自分の足で立って歩くのか」
これはマックスがハザリに突き付けた選択肢だけど、
実はマックスが自分自身に突き付けた言葉でもある。
ハザリが自分の足で立つことによって、彼の仲間たちも目覚めて、いつの間にか自分の足で立ち始める。
「この街に来た時はひとりだったけど、今はこんなたくさんの仲間たちがいる」
ハザリのこの言葉が忘れられません。
ひとりの勇気がまわりを変える。
そして、これはマックス自身の再生の物語でもあるんですよね。
人々の美しい魂の映画です!
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