シックス・センスのレビュー・感想・評価
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切なくも心温まる作品
途中で気づかなくて本当に本当によかった!
劇場公開時鑑賞。
ラスト直前の車内の会話のシーンであれもしかして…、で大オチドーン!という最高のタイミングで気がつく私の脳みそがいい仕事してて感謝しかない。鑑賞前にネタバレされちゃった人とか鑑賞中に気がついちゃった人には同情を禁じえない。あの感覚を一度も味わうことなく一生を終えなければならないとは…。違和感はほっとけばいい。鑑賞中にあれこれ考えても、いいことなんて一つもないの。
ネタバレ厳禁的な煽りもあったものの、フラットに観られたせいか、大満足だった。ウィリス見直した。ハーレイくんウマ〜。トニ母ちゃんも実はウマ〜。そして一発ネタだけの作品でないこともよくわかった。後から考えると、自分の安寧のためにしているように見えた人助けが、家族の再生にもつながっていくという流れで、クライマックスはあの車中の会話なのかも。
なのでシャマラン自身がそうなのかは分からないが、いつまでも本作の幻影というか、どんでん返しの幻影を追い求めるのはやめたらいいのにと思う。
見終わった後じわじわと悔しい
飽きずにグイグイ見ることができました
ネタバレなし
とてもよかったです。
ちょっと昔の映画って面白い、とても良くできています。
後半、この映画の秘密というかオチがなんとなくわかってきたのですが、
それがはっきり明かされる瞬間は何度観ても目の奥がジーンとします。。
すぐに2回目を見たくなる作品でした。
ホラー苦手な方でも大丈夫かも?
「大どんでん返し」の名作と聞いて鑑賞しました。ホラーが苦手なので、予告編を見てビビりまくった挙句、わざわざ昼の明るい時間帯まで待って視聴することに。笑
だが、予告編では心霊映画の印象が強かったのに対し、本編はホラー要素よりもヒューマンドラマ的要素のほうが多く、良い意味で裏切られました。なかでも、ラストシーンでは親子の愛に感動し泣いてしまいました。
しかし、肝心の「大どんでん返し」については、ネタ明かしの前に気がついてしまったので、視聴前の期待ほどの「大どんでん返し」は体験できず。。。期待値が高すぎたのかもしれません笑
ただ、さすがは「大どんでん返し」の名作と呼ばれる作品。巧妙な伏線の張り方で、初めてトリックに気がついた時の感動と驚きはなかなかのものでした。
もし、ホラーが苦手で、予告編だけ見て本作を避けている方がいらっしゃいましたら、損してるかもね、と伝えたいです。笑
大袈裟に言えば魂の救済がテーマだったと思います
衝撃のラストだけが評判ですが、決してそれだけの映画ではないと思います
大袈裟に言えば魂の救済がテーマだったと思います
様々な理由で精神の安定を欠いている人物達の魂が救済されて本作は終わるのです
子供のころ、トイレに行くのが怖かった
誰もがそうだったと思います
お化けが出そう
ドアを閉めないでそこで見ててと、ママに言っています
小さな子供がついさっきもそう言っていました
その彼もいつしか大きくなって平気になっていきます
小さな内だけ、お化けが見えている?
そんな訳ありません
子供が怖いのは親からはぐれてしまうこと
子供だけが、とりのこされたり、見捨てられたら、自分が無力なことをよく分かっているのです
だから少しの間でも親が見えなくなるのは不安なのです
自分の言うことを信じてもらえない
自分の意志を叶えてもらえない
自分が見捨てられたのかも知れない
その不安は子供に取っては、彼にはとても大きなことなのです
死者が見えるという設定はその比喩です
なぜコールの家には父がいないのか?
なぜ兄とおぼしき少年は親父の銃を見せてやると言うのか?
どうして後頭部に銃創があるのか?
心に深い傷を負った母子家庭
魂の救済がなされないまま宙ぶらりんだったのです
子供の描いた絵を壁に飾ってある家庭は多いと思います
なぜ?
いくら親バカでも子供に大した画才が無いことぐらい分かっています
天才画家は子供時代のスケッチでも一目で分かるくらい画力が違うことは誰だって知ってます
子供が可愛いいから飾るのです
幼い子供でも自分が大して上手に絵を描けないことは恥ずかしそうにしているからわかっています
でも嬉しそうな笑顔をしてみせます
それは自分が愛されていると確信した安堵の笑顔なのです
それが彼の精神の安定をもたらしているのです
やがて大きくなって親から離れても、愛されていたという自信は彼の精神を安定させているはずです
様々な苦難、悩みにぶち当たって自信を失ったとき、愛されていた記憶は彼の心の奥底で安定をもたらしてくれるはずです
そんな映画だったと思います
誰もが、自分は家族から愛されていると確信して安堵に包まれる
魂が救済されるそんな物語だったと思います
なんてこった…
気付かなかった自分を褒めてあげたい。
幽霊を見ることが出来る少年と、彼を気にかけサポートする精神科医の物語。
素晴らしい作品でした。
独創性があって興味深い設定に、無理なくシンプルなストーリー展開、そしてラスト。
ブルースウィリスは勿論、特に子役のハーレイ・ジェエル・オスメントの演技が秀逸でした。
呪われた能力。その能力を忌み嫌い、怯える日常。そして、主役のマルコムに徐々に心を開き、前へ進もうとするコールを見事に演じ切りました。
勿論、ラストの衝撃度は秀逸。驚きは勿論特大でしたが、もの悲しさや、それでも少しだけ薄日が差すような明るさがあるラストは、単なる驚き以上の感動を与えてくれました。
「~この映画のストーリーには”ある秘密”があります~」このキャッチコピーにつられて、珍しく劇場で鑑賞した作品です。鑑賞後に周囲の声に耳を傾けると、割と途中で秘密に気付いた方がいらっしゃったようですね。私は最後まで気づきませんでした。
鈍い自分を恥ずかしくも思いますが、それ以上にこの映画を楽しめたことの方に嬉しさを感じることが出来ました。これはそんな作品です。
やっぱり面白いよな
BSでやっていたので久々に鑑賞。もう結末は知っているのだけれど、とても楽しく見れました。「死んでる人は見たいものしか見ず、聞きたいことしか聞かない」とか「眠ってるときに話しかけてあげればいいよ」等の意味深セリフの数々。そして驚愕のラスト。この作品でシャマラン監督は一躍有名になったらしいけど、よく描けてると思います。特に泣き顔でいつも困っているようなコール少年。そしてアクション無しのブルースウィリス演じるマルコム医師。彼らと周囲の人々、特に少年の母親やマルコムの妻との関わり方、描かれ方が素晴らしいと思います。この映画を見るのは3回以上になるのですが、いつも少年に対して「困るよな、怖いよな」と同情してしまいます。
二度観したくなる
NHKBSプレミアムにて。
観たことはなかったがラストだけは知っていた。
どんでん返しがあると知ってても十分楽しめた。
テーマは「マイノリティの主張」かなぁ。
コールやヴィンセントはもちろん、霊たちも
自分のことを理解して欲しいが周囲には理解されない。
声すら届かない。
それは決して特異なことではなく、気付かないうちに
自身がそっち側(マイノリティ)になることもある。
と、観てみるとなおさら味わい深い。
結末を知っていても観終わった後にすぐ二度観。
改めて観てみるとなるほどなと思う。
場面ごとのカットや色にも全て意味があり、
ちょっとした目線や息づかいまでも注意して観た。
コールは最初から知っていたのかぁ。
以下、印象的なセリフ。
「助けてよ、手品ができるんでしょ」
「もちろんよ(Everyday)」
「また会えるふりをして」
夫婦愛 親子愛
コールに必死に愛情を捧げようとする母親リンに感動しました。
母親に愛されず虐待死させられてしまったキラに表れているように、愛されなかった子どもたちの訴えが、この映画の主題なのかな、と二度目の鑑賞で思いました。
両親の愛情をたっぷり注いでもらっている、あのあざとい咳止めのCM。しかし現実では多くの子どもたちは虐待され、死に追いやられている。その浮かばれない霊が彷徨いコールに助けを求めてやって来るのだろう。
コールのおばあちゃん、つまりリンのお母さんとの関係も愛し愛されの関係を望んでいたのだろう。それがラストのコールのセリフによって明かされる。感動のシーンだった。
結婚して子どもをもうけたとしても、離婚してしまえば子どもには辛い状況がのしかかる。
この映画が公開されてから20年あまり。
夫婦愛を育み、親子愛を育み続けられている家庭はどのくらいあるのだろう。
ホラー風味の辛辣なラブストーリー。
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